
ほほーい、ぼくトーハクくん! 2024年もおわりだほ。
こんにちは、ユリノキちゃんです。今年は秋が短かったからあっという間に年末になった気がするわね...。
庭園はちょっと寒いほ!
そうね。池を泳ぐカモを見ながらのんびりトーハクの1年を振り返りましょうか。
まずは、1月2日から「博物館に初もうで」があったほ。
かっこいい龍、うつくしい龍、色々な龍がいました。
東洋館では特集「生誕180年記念 呉昌碩の世界—金石の交わり—」を開催したほ。
台東区立書道博物館との連携企画です。書画・篆刻(てんこく)で大活躍した呉昌碩(ごしょうせき)の偉業をふりかえる展示だったわね。
年の初めからもりだくさんでした!
特別展「中尊寺金色堂」と連携して特集「親と子のギャラリー 中尊寺のかざり」もあったほ。とってもわかりやすかったほ。
6月からは「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」がはじまったほー。
2025年は1月26日(日)にあるほ!
ぜひ、お子様とご一緒に遊びにいらしてくださいね。
10月は秋の恒例企画「博物館でアジアの旅」だほ。テーマは「アジアのおしゃれ」だったほ!
わたしたちもおしゃれな衣装を着て、楽しかったわね!
…いちねんをかけぬけたほ。
来年はどんな年になるのかしら?
2025年も1月2日(木)から東博に来てほしいほ!
そうね、では2025年の予告をしましょう。
ほほーい。
1月2日(木)・3日(金)は新春イベントもたのしめるほ。2025年は和太鼓と獅子舞、かっこいい吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)があるほ。
国宝「松林図屛風」などお正月らしい作品も展示します。
拓本のたのしみ方をさまざまな視点からご紹介します。東洋館8室の展示です。
トーハクくん、最後にみなさんへごあいさつしましょうか。
もうそんな時間だほ?
2024年も東京国立博物館へ来てくださってありがとうございました。
ウェブサイトやSNSで見てくれたひともありがほー!
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
カテゴリ:トーハクくん&ユリノキちゃん
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posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2024年12月30日 (月)

ベンチに座るトーハクくんとユリノキちゃん
ほほーい、ぼくトーハクくん! 2023年もおわりだほ。外のベンチはすこし寒いほ。
こんにちは、ユリノキちゃんです。皆さんはどんな年の瀬を過ごしていますか?
ぼくたちとのんびりトーハクの1年をふりかえるほ!
今年もおつきあいくださいね。
年末からつづいて、「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの国宝」を開催したほ!
150年後に残したい国宝の候補をみなさんに応募していただきました! ありがとうございます。
もちろん毎年恒例の「博物館に初もうで」もあったほ。
兎(と)にも角(かく)にもうさぎづくしで、かわいい作品がいっぱいだったわね。
特別企画「大安寺の仏像」も年明けからだったほ!
日本仏教の源流ともいえる大安寺の木彫像が集まりました。
そのあとは創立150年記念特集「王羲之と蘭亭序」だほ。書道博物館との連携企画はなんと20回目!
節目となる特集になったわね。春は何があったかしら?

3月は特別展「東福寺」と「博物館でお花見を」があったほ。4月は特集「親と子のギャラリー 尾・しっぽ」がはじまったほ。もりだくさんだったほ!
6月からは特別展「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」を開催しました!
たくさんのひとにみてもらったほー!
夏休み中の7月30日には「トーハクキッズデー」もあったわ。
おともだちがいっぱい来てくれて、うれしかったほ。
夏が終わってからは、9月に「横尾忠則 寒山百得」展、浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「京都・南山城の仏像」。10月からは特別展「やまと絵―受け継がれる王朝の美―」が始まって、まさに芸術の秋にふさわしかったわね。
「博物館でアジアの旅」もわすれちゃいけないほ! ことしのテーマは「アジアのパーティー」だったほ♪
そうでした! いろいろな宴(うたげ)のかたちを知ることができたわね。恒例企画の10年目をお祝いする、楽しい企画でした!
11月からは総合文化展で夜間開館がはじまったほ。
毎週金曜日・土曜日の夜は19時まで開館しています! 入館は閉館の30分前までです。2024年も、お仕事帰りや学校帰りにお立ち寄りくださいね。

本館を見ながら2023年を思うトーハクくんとユリノキちゃん
ふりかえると今年もいろいろあったほ。
もうすぐ2023年が終わりだなんて、少し寂しいな…。
だいじょうぶだほ! 2024年も1月2日(火)から開館だほ!
では2024年、年明けの予告をしておきましょう。
来年のえとは辰(たつ)だほ。「博物館に初もうで」では、かっこいい龍の作品が見られるほ。

「博物館に初もうで」ビジュアル
国宝「松林図屛風」やおめでたいモチーフの作品を展示するほか、1月2日(火)、3日(水)は和太鼓や獅子舞などの新春イベントが楽しめます。なんと4年ぶり!
特集「生誕180年記念 呉昌碩の世界―金石の交わり―」も2日からはじまるほー。

特集「生誕180年記念 呉昌碩の世界—金石の交わり—」ビジュアル
東洋館8室で展示します。書はもちろん、画や印にも才能を発揮した中国の文人、呉昌碩(ごしょうせき)の世界を堪能してくださいね。
1月16日(火)からは、いよいよ特別展「本阿弥光悦の大宇宙」が開幕するほ。

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」ビジュアル
「舟橋蒔絵硯箱(ふなばしまきえすずりばこ)」で有名な本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)の代表作を一望できます! 会場は平成館特別展示室です。
建立900年 特別展「中尊寺金色堂」は1月23日(火)からはじまるほ!

建立900年 特別展「中尊寺金色堂」ビジュアル
中尊寺金色堂は、東北地方に現存する最古の建築物。本展は、中央檀にある国宝の仏像11体がそろって本館特別5室に展示される貴重な機会です。
同じく1月23日からの特集「親と子のギャラリー 中尊寺のかざり」もいっしょに見てほしいほ。
トーハクくん、最後にみなさんにごあいさつしましょうか。
今年もトーハクに来てくれてありがほー。
東京国立博物館に来てくださった方、ウェブサイトやSNSで知ってくださった方も、ありがとうございました。2024年もどうぞよろしくお願いします。

本館
カテゴリ:トーハクくん&ユリノキちゃん
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posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2023年12月28日 (木)

浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「京都・南山城の仏像」展示風景
ほほーい、ぼくトーハクくん! 今日はユリノキちゃんといっしょに特別展「京都・南山城の仏像」を観に来たほ!
いつもは南山城(みなみやましろ)でしか見ることができない仏像が勢ぞろい!
すごい迫力だったほ! 会場の様子は1089ブログ「特別展『京都・南山城の仏像』開幕!」でも見ることができるほ。
トーハクくん、こっちに展覧会グッズのショップがあるみたい。

特別展「京都・南山城の仏像」ショップ
なんだか気になるグッズがいっぱいだほ。
特別展「京都・南山城の仏像」では仏像大使のみうらじゅんさん、いとうせいこうさん監修のグッズがあるんですって。

仏像大使監修グッズ
これはなんだほ?

「おくすり手帳」 550円(税込)

「おくすり手帳」中面
いとうさん考案の「おくすり手帳」よ! 実際に薬局でも使えるの。
表紙には薬つぼをもった浄瑠璃寺(じょうるりじ)の薬師如来坐像が!

重要文化財 薬師如来坐像 平安時代・11世紀 京都・浄瑠璃寺 展示期間:10月11日(水)~26日(木)
厳しくも頼りがいのあるお姿...この「おくすり手帳」ならもう忘れないわね。
これも気になるほ。

みうらさん、いとうさん一推しの不動明王「アクリルスタンド」 990円(税込)

アクリルスタンドを組み立てた状態
どこか愛らしいこのアクリルスタンドのモデルは神童寺(じんどうじ)の不動明王立像ね。

重要文化財 不動明王立像 平安時代・12世紀 京都・神童寺

口元に牙が見えます。親しみのあるお顔の不動明王立像
さらにみうらさん描きおろしの「九体阿弥陀Tシャツ」など、仏像大使グッズはぜんぶで5種類だほ。
ほかにも展覧会オリジナルグッズがもりだくさん!
迷っちゃうほ…。
皆さんも、ぜひ特別展「京都・南山城の仏像」の思い出をお持ち帰りくださいね。
さっそく外に出て記念撮影だほ!
わーい!

会場の本館前で記念の一枚
特別展「京都・南山城の仏像」は2023年11月12日(日)まで、本館特別5室で開催中です。仏像大使のグッズ開発の様子は本展の公式サイトでご覧いただけます。
カテゴリ:news、彫刻、トーハクくん&ユリノキちゃん、「京都・南山城の仏像」
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posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2023年10月02日 (月)
特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」に行ってきたほ!
ほほーい!ぼく、トーハクくん。特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」にやってきたほ。
この展覧会は日時指定不要。だけど正門チケット売場は混雑することがあるから、事前にオンラインで当日券を買っておいたわ。
さすが準備がいいほ。スムーズに入館だほ。
第一章「古代メキシコへのいざない」では、序章として3文明に通じる「多様な自然環境」「トウモロコシ」「天体と暦」「球技」「人身供犠」というキーワードをもとに、各文明の作品を紹介しているよ。
これはなんだほ。
メソアメリカ最古の文明と言われるオルメカ文明の作品よ。ヒスイでできた幼児の像は、人とジャガー両方の特徴を持つとされるわ。
ジャガー!わかるようなわからないような…。この恰幅のよい土偶はなんだほ。腰に何か巻いているほ。
腰に厚い防具を着けて、大きく重たいゴムのボールを打つ球技がメソアメリカ各地で行われていたのよ。特にマヤの王侯貴族にとって、球技は戦争や、人間を神への生贄とする人身供犠とも深くつながる重要なものだったみたいよ。
戦争や自分の命運をわける球技…想像を絶する世界だほ。
続いて第二章「テオティワカン 神々の都」。テオティワカンは海抜2300メートルのメキシコ中央高原にある都市遺跡で、死者の大通りと呼ばれる巨大空間を中心に、ピラミッドや儀礼の場、官僚の施設、居住域などが整然と立ち並んでいたの。
ピラミッドの写真が迫力あって、世界遺産に囲まれているみたいだほ。この作品はなんだほ。光を放っているようにも見えるほ。
この作品は地平線に沈んだ夜の太陽を表すと考えられているの。メキシコ先住民の世界観では、太陽は沈んだ(死んだ)のち、夜明けとともに東から再生すると信じられていたのよ。
こっちはなんだほ。 
背景の写真は「羽毛の蛇ピラミッド」。羽毛の蛇神とシパクトリ神の頭飾りは、ともに王権の象徴とされているのよ。
背景があるから、現地の様子が分かりやすくて、展示室を歩いていて楽しいほ。旅行気分だほ。
私もトーハクくんと旅行できて楽しいわ。次は、第三章「マヤ 都市国家の興亡」にいってみましょう。
まっかっかだほ!
マヤ地域に碑文や王墓を伴う王朝が明確に成立したのは1世紀頃。この頃、ピラミッドなどの公共建築や集団祭祀、精緻な暦をはじめ、力強い世界観を持つ王朝文化が発展したの。なんと当時のマヤの都市の神殿は真っ赤に塗られていたみたいよ。
厳かな雰囲気の部屋にやってきたほ。
この展覧会一番の注目作品である「赤の女王」の展示空間よ。赤の女王は都市国家パレンケの黄金時代を築いたパカル王の妃と言われているわ。
表情がやわらかい感じがするほ。
「赤の女王のマスク」をはじめ、王妃の墓の出土品は王朝美術の傑作ともいわれているのよ。女王の人柄がなんとなく伝わるような作品ね。
最後は第四章「アステカ テノチティトランの大神殿」だほ。
アステカは14世紀から16世紀にメキシコ中央部に築かれた文明よ。首都テノチティトラン(現メキシコシティ)は湖上の都市で、中央に建てられたテンプロ・マヨールと呼ばれる大神殿にウィツィロポチトリ神とトラロク神が祀られていたの。アステカも、他の文明の伝統を継承して、王や貴族を中心とする支配者層によって他の地域との儀礼や交易、戦争が行われていたのよ。
巨大な彫刻があるほ。鳥の口の中に人の顔が見えるほ。
テンプロ・マヨールの北側、鷲の家で見つかった像で、戦闘だけでなく宗教においても重要な役割を担ったアステカの勇敢な軍人とされているのよ。
こっちの青い壺は…2本の鋭い牙がついてるほ。これに噛まれたら痛そうだほ。
雨の神であるトラロクはメソアメリカでもっとも重要視され、多くの祈りや供え物、生贄が捧げられたの。水を貯えるために壺にトラロク神の装飾を施すことで、雨と豊穣を祈願したの。展示はここまでね。
ばっちり記念写真を撮っていくほ。
トゥーラのアトランティスさんじゃない!ツーショットうらやましいわ!
オリジナルグッズも盛りだくさんだほ。
会期は9月3日(日)までよ。お見逃しなく!カテゴリ:トーハクくん&ユリノキちゃん、「古代メキシコ」
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posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2023年07月31日 (月)
「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」紹介するほ!

ほほーい、ぼくトーハクくん!「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」にやってきたほ!
会場は、表慶館ね。私たちが応募した、ユリノキと、博物館ニュースが選ばれているか、楽しみね!
そうだったほ!忘れてたほ!
もぉ〜、トーハクくん!今回の展示イベントでは、日本中のみんな、そしてこの展覧会に協力してくれた企業から「150年後の国宝候補」を集めて、紹介しているのよ!一体どんなものが集まったのかしら?
はやく見たいほ!早速会場に向かうほ!

ほ〜、エントランスホールで下から見上げてみてもかっこいいほ!
そうね!建物の中はいつもはみられないから、これを機に建物内をじっくりみるのもおすすめね!今日は、一般公募の作品を見ていきましょう!2階のエントランスホールでは、日本中のみんなから募集した、150年後に残したい国宝候補を展示しているの。
ぼくたちも応募したほ!
トーハクくん、なにか気になるものはある?

ジャノメ製 足踏みミシン
この機械はなんだほ?
それは「ジャノメ製 足踏みミシン」よ。応募者のおばあさまが昔使っていたミシンを「150年後の国宝候補」として応募してくれたの。
思い出がつまっていて、すてきだほ!
そうね!家族の思い出が150年後にも残っていたら、うれしいわね。
こっちには、煮干しがいっぱいあるほ。おいしそうだほ!

日本各地で集めた煮干しのコレクション
この「日本各地で集めた煮干しのコレクション」は、日本各地に行くたびに集めたものなんですって。未来に残したい日本の食文化として、「150年後の国宝候補」に選ばれたの。
こんなに種類があるなんて、知らなかったほ!
ほかには、写真での展示もあるわ。たとえば、「電線と電柱のある風景」を応募してくれた人もいるわ。

電線と電柱のある風景
風景が国宝になるほ?
今の私たちにとっては当たり前の風景でも、150年後にはなくなっているかもしれないわ。そういうものも、「150年後の国宝候補」として展示しているのよ。みんなそれぞれの思い入れを感じてほしいわ。
ぼくたちが応募したものは、選ばれてなかったけど、楽しかったほ!
そうね。150年後には、どんなものが国宝になっているのか、皆さんも想像してみて下さいね!会期は1月29日(日)までです。そして、「150年後の国宝展」では展覧会限定商品や各出展企業の個性豊かな国宝候補と東京国立博物館がコラボしたグッズがたくさんあるの!正門プラザに「150年後の国宝展」のミュージアムショップもあるから、ぜひ立ち寄ってください。
オンラインストア限定の商品もあるから、オンラインショップもあわせて要チェックだほ!
最後になりましたが、1月21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日)は関連イベントとして、「恐竜をつくって知ろう!プラノサウルス 組立体験会」を実施します。詳細は展覧会特設サイトをご覧ください。(注)1月21日(土)は午後のみ
お待ちしてますほ~
カテゴリ:トーハクくん&ユリノキちゃん、東京国立博物館創立150年
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posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2023年01月21日 (土)