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特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」に行ってきたほ!

手をあげるトーハクくんほほーい!ぼく、トーハクくん。特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」にやってきたほ。
 
ほほえむユリノキちゃんこの展覧会は日時指定不要。だけど正門チケット売場は混雑することがあるから、事前にオンラインで当日券を買っておいたわ。
 
喜ぶトーハクくんさすが準備がいいほ。スムーズに入館だほ。
 
 
会場入口。全作品写真撮影OKです。
 
傾くユリノキちゃん第一章「古代メキシコへのいざない」では、序章として3文明に通じる「多様な自然環境」「トウモロコシ」「天体と暦」「球技」「人身供犠」というキーワードをもとに、各文明の作品を紹介しているよ。
 
腕を組むトーハクくんこれはなんだほ。
 
オルメカ様式の石偶
オルメカ文明、前1000~前400年
セロ・デ・ラス・メサス出土
メキシコ国立人類学博物館蔵
 
解説するユリノキちゃんメソアメリカ最古の文明と言われるオルメカ文明の作品よ。ヒスイでできた幼児の像は、人とジャガー両方の特徴を持つとされるわ。
 
両手をあげるトーハクくんジャガー!わかるようなわからないような…。この恰幅のよい土偶はなんだほ。腰に何か巻いているほ。
 
球技をする人の土偶
マヤ文明、600~900年 ハイナ出土
メキシコ国立人類学博物館蔵
 
考えるユリノキちゃん腰に厚い防具を着けて、大きく重たいゴムのボールを打つ球技がメソアメリカ各地で行われていたのよ。特にマヤの王侯貴族にとって、球技は戦争や、人間を神への生贄とする人身供犠とも深くつながる重要なものだったみたいよ。
 
驚くトーハクくん戦争や自分の命運をわける球技…想像を絶する世界だほ。
 
微笑むユリノキちゃん続いて第二章「テオティワカン 神々の都」。テオティワカンは海抜2300メートルのメキシコ中央高原にある都市遺跡で、死者の大通りと呼ばれる巨大空間を中心に、ピラミッドや儀礼の場、官僚の施設、居住域などが整然と立ち並んでいたの。
 
第二章 会場風景
 
喜ぶトーハクくんピラミッドの写真が迫力あって、世界遺産に囲まれているみたいだほ。この作品はなんだほ。光を放っているようにも見えるほ。
 
 
死のディスク石彫 
テオティワカン文明、300~550年
テオティワカン、太陽のピラミッド、太陽の広場出土
メキシコ国立人類学博物館蔵
 
喜ぶユリノキちゃんこの作品は地平線に沈んだ夜の太陽を表すと考えられているの。メキシコ先住民の世界観では、太陽は沈んだ(死んだ)のち、夜明けとともに東から再生すると信じられていたのよ。
 
元気なトーハクくんこっちはなんだほ。 
 
左から「シパクトリ神の頭飾り石彫」「羽毛の蛇神石彫」
テオティワカン文明、200~250年
テオティワカン、羽毛の蛇ピラミッド出土
テオティワカン考古学ゾーン蔵
 
解説するユリノキちゃん背景の写真は「羽毛の蛇ピラミッド」。羽毛の蛇神とシパクトリ神の頭飾りは、ともに王権の象徴とされているのよ。
 
喜ぶトーハクくん背景があるから、現地の様子が分かりやすくて、展示室を歩いていて楽しいほ。旅行気分だほ。
 喜ぶユリノキちゃん私もトーハクくんと旅行できて楽しいわ。次は、第三章「マヤ 都市国家の興亡」にいってみましょう。
 
第三章 会場風景
 
驚くトーハクくんまっかっかだほ!
 
元気なユリノキちゃんマヤ地域に碑文や王墓を伴う王朝が明確に成立したのは1世紀頃。この頃、ピラミッドなどの公共建築や集団祭祀、精緻な暦をはじめ、力強い世界観を持つ王朝文化が発展したの。なんと当時のマヤの都市の神殿は真っ赤に塗られていたみたいよ。
 
腕を組むトーハクくん厳かな雰囲気の部屋にやってきたほ。
 
「赤の女王」展示空間
 
喜ぶユリノキちゃんこの展覧会一番の注目作品である「赤の女王」の展示空間よ。赤の女王は都市国家パレンケの黄金時代を築いたパカル王の妃と言われているわ。
 
赤の女王のマスク・冠・首飾り
マヤ文明、7世紀後半
パレンケ、13号神殿出土
アルベルト・ルス・ルイリエ パレンケ遺跡博物館蔵
 
頬を赤らめたトーハクくん表情がやわらかい感じがするほ。
 
解説するユリノキちゃん「赤の女王のマスク」をはじめ、王妃の墓の出土品は王朝美術の傑作ともいわれているのよ。女王の人柄がなんとなく伝わるような作品ね。
 
第四章 会場風景
 
元気なトーハクくん最後は第四章「アステカ テノチティトランの大神殿」だほ。
 
解説するユリノキちゃんアステカは14世紀から16世紀にメキシコ中央部に築かれた文明よ。首都テノチティトラン(現メキシコシティ)は湖上の都市で、中央に建てられたテンプロ・マヨールと呼ばれる大神殿にウィツィロポチトリ神とトラロク神が祀られていたの。アステカも、他の文明の伝統を継承して、王や貴族を中心とする支配者層によって他の地域との儀礼や交易、戦争が行われていたのよ。
 
鷲の戦士像
アステカ文明、1469~86年
テンプロ・マヨール、鷲の家出土
テンプロ・マヨール博物館蔵
 
関心するトーハクくん巨大な彫刻があるほ。鳥の口の中に人の顔が見えるほ。
 
明るいユリノキちゃんテンプロ・マヨールの北側、鷲の家で見つかった像で、戦闘だけでなく宗教においても重要な役割を担ったアステカの勇敢な軍人とされているのよ。
 
  
トラロク神の壺
アステカ文明、1440~69年
テンプロ・マヨール、埋納石室56出土
テンプロ・マヨール博物館蔵
 
驚くトーハクくんこっちの青い壺は…2本の鋭い牙がついてるほ。これに噛まれたら痛そうだほ。
 
解説するユリノキちゃん雨の神であるトラロクはメソアメリカでもっとも重要視され、多くの祈りや供え物、生贄が捧げられたの。水を貯えるために壺にトラロク神の装飾を施すことで、雨と豊穣を祈願したの。展示はここまでね。
 
寝転ぶトーハクくんばっちり記念写真を撮っていくほ。
 
本展オリジナルグッズ「トゥーラのアトランティス像」ショルダーバッグ(左)と
当館公式キャラクター「トーハクくん」(右。非売品)
 
口に手を当てるユリノキちゃんトゥーラのアトランティスさんじゃない!ツーショットうらやましいわ!
 
喜ぶトーハクくんオリジナルグッズも盛りだくさんだほ。
 
明るいユリノキちゃん会期は9月3日(日)までよ。お見逃しなく!
 

カテゴリ:トーハクくん&ユリノキちゃん「古代メキシコ」

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posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2023年07月31日 (月)