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総合文化展・展示替え情報:2024年3月19日(火)からの展示

東京国立博物館・総合文化展では毎週のように展示替えを行っています。こちらのページでは最新の展示替え情報をご紹介します。
※一部継続展示のものが含まれます。

東洋館

 『西アジア・エジプトの美術』の画像 
3室  2024年3月19日(火) ~ 2024年6月9日(日)

人類最古の文明揺籃の地として知られる西アジアとエジプト、東地中海地域の古代美術と考古資料を中心に紹介します。エジプト美術では、特にアマルナ遺跡の出土物などの新王国時代の遺物を、同時代のミケーネやキプロスの出土品とともに紹介します。そのほか、シリアとイラクの出土品や土偶、さまざまな技法で製作された古代ガラス器などを展示します。

 『中国の絵画 花鳥の美』の画像 
8室  2024年3月19日(火) ~ 2024年4月21日(日)

花と鳥は、それぞれに吉祥の意味があり、華やかな外見が目を楽しませることから、古来、絵画の主題として愛されてきました。16世紀に一世を風靡した宮廷画家呂紀画風、呂紀の伝統をふまえて新境地を開き、日本画壇にも影響を与えた沈銓(南蘋)画風、18~19世紀の瀟洒な文人画風の作品を展示し、明時代から近代にかけての着色花鳥画の歴史を紹介します。

 『中国の書跡 懐玉印室コレクション—小林斗盦氏旧蔵中国印譜』の画像 
8室  2024年3月19日(火) ~ 2024年5月6日(月・休)

小林斗盦(とあん)氏(名・庸浩(ようこう)、室号・懐玉印室(かいぎょくいんしつ) 、1916~2007)は、昭和から平成にかけて活躍された現代日本を代表する篆刻家(てんこくか)です。先達の石井雙石(いしいそうせき)氏(1873~1971)、河井荃廬(かわいせんろ)氏(1871~1945)に篆刻、比田井天来(ひだいてんらい)氏(1872~1939)、西川寧(にしかわやすし)氏(1902~89)に書を学び、加藤常賢(かとうじょうけん)氏(1894~1978)や太田夢庵(おおたむあん)氏(1894~1975)から文字学や印学の教えを受けて、篆刻と書の古典研究と制作に専心されました。

書壇の重鎮として長らく篆刻界を牽引された小林斗盦氏は、その功績が称えられて、2004年、88歳のときに篆刻家として初めて文化勲章を受章されました。研究と制作のかたわら、印章(いんしょう)(戦国時代の古璽(こじ)や漢時代などの古印(こいん)、清時代以降の刻印(こくいん)など)や印譜(いんぷ)、書画などの中国文物を熱心に収集され、優れたコレクションを築かれました。2003、2004年には都合423件の印譜と関連資料を当館にご寄贈いただき、没後の2018年にはご遺族から小林斗盦氏の篆刻作品10件とともに、中国書跡1件をご寄贈いただいています。
2023、2024年に生前のご寄贈から20年を迎えるにあたり、受贈作品のなかから、古璽・古印を収録した中国古銅印譜と明・清時代以降の篆刻家らの刻印を収録した中国近人印譜の優品を展示します。本展を通して、小林斗盦氏の功績をあらためて顕彰し、深甚の謝意を表します。

 『中国文人の書斎』の画像 
8室  2024年3月19日(火) ~ 2024年5月6日(月・休)

宋時代以降の文化は、文人や学者の書斎を中心として育まれてきたといえます。明時代以降、文人の文化は富裕な商人層にも浸透し、筆墨硯紙はもとより、書画を清玩する空間そのものにも、洗練された趣味が求められました。

黒田記念館

 『特別室』の画像 
特別室 予告
特別室  2024年3月26日(火) ~ 2024年4月7日(日)

黒田記念館は、洋画家黒田清輝の遺産と作品が国に寄贈されたことが契機となって建てられた施設です。特別室では、画家黒田の代表作である「智・感・情」、「舞妓」、「湖畔」(以上、重要文化財)、「読書」を展示保管し、年3回一般公開します。