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2026年9月15日(火)からの東博コレクション展

東京国立博物館・東博コレクション展の最新情報をご紹介します。
(注)一部継続展示のものが含まれます。

本館

 『能と歌舞伎 能「紅葉狩」に見る面・装束』の画像 
19室  2026年9月15日(火) ~ 2026年11月29日(日)

秋という季節にちなみ、謡曲「紅葉狩」をテーマに、謡曲に登場する人物に合わせた能面・能装束を、実際の舞台を見るような立体感のある展示を行います。江戸時代に式楽として大名家で行われていた舞台をイメージさせるような構成で江戸時代の能面・能装束を中心に展示し、作品だけではなく日本を代表する伝統芸能である能の文化に親しんでもらう機会とします。

 『浮世絵と衣装―江戸(衣装)』の画像 
20室  2026年9月15日(火) ~ 2026年11月29日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示する。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませていただく展示です。また、男性のおしゃれ小物である印籠・根付も併せて展示します。
今回は、秋の季節に併せて秋草や紅葉の模様の衣装、また、嵐山、京名所、近江八景、住吉といった名所風景模様の衣装を中心に展示します。

平成館

 『律令国家の幕開け』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

仏教との関わりから律令国家の幕開けを概観します。6世紀半ばにわが国に伝来した仏教は律令社会や文化に大きな影響を与えたといえます。そのひとつに、天皇家や有力豪族に広まった火葬の風習があり、当館所蔵の火葬墓出土品を通じて葬制の変化を解説します。
また、6世紀終わりに伝来した瓦は、当初主に寺院に葺かれていましたが、藤原京の造営以降、宮廷や役所にも用いられるようになり、やがて聖武天皇の国分寺と国分尼寺建立の詔によって、全国に生産が展開しました。本展示では伝来当初の初期寺院出土瓦から各国の国分寺出土瓦まで展示することで瓦の変遷を分かりやすく辿ることができるようにしています。 (ケースNo.9、55、60)

 『祈りのかたち―山岳信仰と末法思想―』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

奈良時代の終わりから平安時代にかけて、山林で修行する僧によって広められた山岳信仰は、わが国の古代社会において独自の発展を遂げた信仰形態のひとつであり、やがて修験道へと展開してゆきました。本展示では、山岳信仰の代表的な霊場として著名な奈良県大峯山頂や栃木県日光男体山の山頂の出土品を展示し、山岳信仰で用いられた品の種類や使われ方等、分かりやすく解説します。 (ケースNo.10)

 『中世のあの世とこの世』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

鎌倉時代から室町時代の武家の社会や文化を「この世」と「あの世」という2つのまとまりから概観します。
「この世」では出土した輸入陶磁器や国産陶磁器の扱われ方を通じて武家社会の威信財に着目します。「あの世」では前半で骨蔵器に用いられた国内外の陶磁器を、後半で武家の供養碑である板碑を展示し、当時の葬制や他界観を概観します。特に板碑の展示においては、当時を復元するよう展示し、板碑に刻まれた銘文から当時の葬制や造立された社会背景などを解説します。 (ケースNo.11、61)

 『江戸から掘り出されたモノ』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

江戸時代、アジアでも有数の巨大都市に発展した江戸は、将軍の政務や居住の場である江戸城を中心に、大名や旗本、御家人などが居住する武家屋敷のほか、寺社、町屋、宿場町などが区割りされた複合都市であったといえます。
本展示では、江戸の藩邸跡(大名屋敷跡)から出土した家紋入りの瓦、江戸城出土とされる鎮壇具と関連資料、さらに上野出土の市井の品々など、江戸から掘り出されたモノを概観します。また江戸時代の通貨である金貨、銀貨、銅貨(銭)を展示し、江戸時代に流通した貨幣を分かりやすく解説します。 (ケースNo.12、13、14、15)

 『古代の貨幣 』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

わが国最初の貨幣である富本銭をはじめ、和同開珎や皇朝十二銭など、わが国の貨幣史に欠かせない資料の展示を通じて、律令国家における貨幣のあり方を分かりやすく解説します。 (ケースNo.49)

 『古代の墓誌 』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

古代の畿内の貴族を中心に普及した火葬墓に納められた墓誌を展示し、墓誌に刻まれた故人の姓名や没年月日、生前の事蹟がどのように記録されているかを示します。 (ケースNo.50)

 『発掘された塑像』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

塑像は塑土と呼ばれる土を木芯の上から重ねて作られる像をさし、我が国には7世紀中頃に制作技術が伝来したと考えられています。展示するのは破片の出土品や二次焼成を受けたものであり往時の姿をとどめていないものですが、破片ゆえに制作段階の様子を観察することができます。伝来初期の我が国の作像技術の一端を紹介します。 (ケースNo.51)

 『古代の施釉陶器』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

古代日本における施釉陶器には、灰釉陶器、三彩陶器、緑釉陶器があります。灰釉陶器は窯内の灰に由来する自然釉を被った須恵器を安定的に生産できるようになった硬質のものです。三彩陶器は中国の唐三彩の影響によるものであり、特にそのうち鉛を用いて緑色に発色する釉を用いた軟質陶器が緑釉陶器です。この展示ではそうした日本における黎明期の施釉陶器を紹介します。 (ケースNo. 52)

 『経塚―56億7000万年のタイムカプセル―』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

末法思想の影響の下で平安時代に造営されるようになった経塚は、古代、中世、近世と大きく3つの画期があります。特に末法思想が色濃く反映された古代の経塚からは、経典を保護する経筒やその外容器をはじめ、副納された当時の工芸品がさながらタイムカプセルのように埋納されています。
本展示では、ケースの前半部分においては、経筒を納めた外容器について紹介します。ケースの後半部分で各期の典型的な経塚出土資料を展示します。 (ケースNo.53、54)

 『経塚出土の湖州鏡』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

経塚からは様々な副納品が出土します。ここではそのうち湖州鏡について紹介します。
湖州鏡は中国宋代に浙江省湖州地方で生産された鏡で、日本列島には平安時代中期末ごろから多量にもたらされました。鏡背に銘文のみを配したシンプルな構成は、和鏡の形式にも影響を与えたとされています。日本列島への渡来経路等により形態の分布に差がみられることが知られており、この展示では地域による形態の差異について解説するとともに、関連する鏡を展示し、和鏡とのつながりが分かりやすくなるよう工夫されています。 (ケースNo.56)

 『経塚に埋納された経典-瓦経・滑石経・銅板経-』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

経塚に埋納された経典には、経筒に紙本経が納められることが一般的であったものの、紙本経以外にも土製や石製、金属製などさまざまな種類があります。
本展示では瓦経、滑石経、銅板経などを展示し、材質や記された経典内容等の比較を通じて紙本経と比較し、その違いを分かりやすく展示します。 (ケースNo.57)

 『掘り出された江戸の金貨 』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

江戸時代の貨幣が秘匿、埋納されたまま現代に発見された例が、これまでいくつか認められています。当館が所蔵する中央区銀座6丁目出土や伊豆大島出土の小判や一分金もそうした数少ない事例です。本展示では東京都伊豆大島の海中から偶然に採集された金貨を、当時のエピソードなどを踏まえながら展示します。
特に出土した慶長小判、正徳小判、享保小判等を通じて金の含有量が異なる江戸時代の貨幣の特徴をわかりやすく解説します。 (ケースNo.58)

 『江戸の玩具―面打・土人形―』の画像 
考古展示室  2026年9月15日(火) ~ 2027年3月22日(月)

江戸時代を代表する玩具に土製の面子、面打があります。円形に文字や家紋が施されたものや人物や動植物を模した例が多く、型を用いて大量生産されたと考えられます。
一方、江戸時代の遺跡から出土する土製の人形は、型の内側が空洞になっている中空、空洞になっていない中実に大きく分けられます。土人形は呪術や信仰、縁起物、節句物などを含む当時の流行や風俗を反映させており、江戸文化を知る上で重要であるといえます。
今回は面子や面打と呼ばれる玩具や、土人形の展示を通じて、江戸市井の暮らしを紹介します。 (ケースNo.59)

東洋館

 『西域の美術』の画像 
3室  2026年9月15日(火) ~ 2026年11月29日(日)

20世紀初頭にシルクロードを探検した大谷探検隊の将来品を中心に展示を行います。
今回は「博物館でアジアの旅 カラフルアジア」(9月15日~11月8日)の期間にも当たることから、そのテーマとも関連させながら、ホータンの如来像頭部、クチャ出土の舎利容器など、シルクロードの美術を代表する作品を展示します。

 『中国の漆工』の画像 
9室  2026年9月15日(火) ~ 2026年11月29日(日)

中国漆工は新石器時代にさかのぼる古い歴史をもち、その装飾技法として、塗り重ねた漆を彫刻する彫漆、貝殻を成形して器体に貼付する螺鈿、漆器に文様を彫って金箔を充填する鎗金、文様部に色漆を施して線彫りの輪郭をほどこす存星などがある。その文様にも、山水・花鳥・楼閣人物といった絵画的文様や、唐草文が抽象的に発達した屈輪文のほか、黒漆や朱漆を塗るばかりで器形を美しく表現する無文漆器など多種多様なものがあります。
今回は、中国漆工史のなかでも、特に色彩豊かな作品が製作された明・清時代の填漆・彫彩漆・存星などの器物を紹介します。なお期間中には、「博物館でアジアの旅 カラフルアジア」(9月15日~11月8日)対象作品を展示します

 『清時代の工芸』の画像 
9室  2026年9月15日(火) ~ 2026年11月29日(日)

中国・清時代にはさまざまな材質・技法の工芸品がつくられた。それらはいずれも精緻な技巧と清雅な作風に特色があります。今回の展示では、清涼感ある水辺にゆかりのあるモチーフを中心とする玉器、そして色彩豊かなガラス製の器物を紹介します。