このページの本文へ移動

1089ブログ

2018年 新年のご挨拶

平成30年、2018年の初春にあたり、つつしんでお慶びを申し上げます。

さて今年もトーハクは2日から開館、恒例の新春企画「博物館で初もうで」ではじまります。

パンダのシャンシャン誕生で盛り上がる上野ですが、今年の干支は戌(いぬ)。ということで、明日2日から、イヌを表した絵画や工芸品を集めた新春特集展示「博物館に初もうで 犬と迎える新年」を開催します(1月28日まで)。人間にとって古い友だちであるイヌ。この展示では、円山応挙筆の「朝顔狗子図杉戸」をはじめ、イヌを表した作品をご覧いただきます。また、今年は松林図屏風の公開は4月の特別展「名作誕生-つながる日本美術」までお待ちいただきますが、京都国立博物館から国宝「釈迦金棺出現図」をお借りして展示(1月28日まで)するほか、国宝「古今和歌集(元永本)」下帖(1月14日まで)および重文となった「鳥獣戯画断簡」(2月4日まで)を新春特別公開としております。正月2日と3日には、和太鼓・獅子舞・クラリネットコンサートなど、初春を寿ぐイベントもございます。トーハクで日本のお正月をお楽しみいただければ幸いです。

平成館の特別展は、新年1月16日開幕の「仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―」(~3月11日)にはじまり、春の「名作誕生―つながる日本美術」、夏の「縄文―1万年の美の鼓動」、秋の「大報恩寺(ほうおんじ)展」(仮称)、そして米国フィラデルフィア美術館との交流企画特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」と、多彩な展覧会が目白押しです。
加えて表慶館では、1月23日から「アラビアの道―サウジアラビア王国の至宝」を開催します(~3月18日[日])。
総合文化展では、新年2日から東洋館8室で台東区との連携企画で行う特集「呉昌碩(ごしょうせき)とその時代―苦鉄(くてつ *呉昌碩の号)没後90年―」が開幕します。また、今年は春の本館北側の庭園開放を昨年より延長して5月20日(日)までとし、「博物館でお花見を」の期間中だけでなく、春から初夏にかけての庭園散策をお楽しみいただけるようにいたしました。夏休みの教育普及企画や秋の「博物館でアジアの旅」など、時節に合わせさまざまな展示・催しものを展開してまいります。
一方、来るオリンピック・イヤー、そして2022年のトーハク150周年に向けて、本館の改修にも着手いたします。詳細は追って当Webサイトなどでご案内させていただきます。

2018年、多産・安産といわれる犬にあやかり、皆さまにとってワンダフルでオンリーワンな体験を生み出せるよう、いろいろと知恵を絞る所存です。皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

館長 銭谷眞美
館長 銭谷眞美
考古展示室の
ハンズオン「埴輪 犬」とともに

カテゴリ:news

| 記事URL |

posted by 銭谷眞美(館長) at 2018年01月01日 (月)

 

2017年もありがほー!




2017年も今日で終わり。
今年もトーハクの1年を振り返ってみましょう!


今年も1月2日から開館したほ!



1月17日からは特別展「春日大社 千年の至宝」が開幕しました。   



国宝の甲冑が4領そろい踏みして、盛り上がったほー!



3月には京都国立博物館で開催された「京キャラ博」にお呼ばれしました。

 

トラりんのダンス、かっこよかったほ!



春には「博物館でお花見を」がありました。   
4月11日から開幕した特別展「茶の湯」にあわせて、庭園の茶室「転合庵」の内部を特別に公開したのよね。


6月は尾形光琳(おがたこうりん)さんの「風神雷神図屏風」を展示したほ。   
この時からアイデアをあたためていたほ…。
 

その話はもう少し先よ!   
7月4日からは日タイ修好130周年記念特別展「タイ ~仏の国の輝き~」が始まりました。   
大きな扉が印象的だったわね。

本館では親と子のギャラリー「びょうぶとあそぶ」もあったほ。   
ぼくも体験レポートをしたほ!
 

9月5日からは「博物館でアジアの旅」が東洋館ではじまりました。   
テーマは「マジカル・アジア」。ちょっと怖い作品もあったわね...。
 

9月12日からは表慶館で「フランス人間国宝展」が開幕したほ!   
いつもの表慶館とはちがった感じでとっても楽しかったほー。


そんな中、9月22日・23日に今年も「博物館で野外シネマ」を開催。   
沖浦啓之監督のアニメーション「ももへの手紙」を上映しました。
 

9月26日からは興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」がはじまったほ!



たくさんのお客さんに来ていただき、ご来場が60万人を超えました。
まさに、史上最大の運慶展だったわね!   



11月には「世界キャラクターさみっとin羽生」に出場するため、埼玉県羽生市にいったほー。



この時の仮装イベント「はにゅコレ」で、トラりんといっしょに「風神雷神図屏風」の雷神になったのよね。

 

「ゆるキャラ(R)グランプリ2017」にエントリーしたことも忘れちゃいけないほ!



結果は3375票。企業・その他部門で第147位(エントリー数477位中)でした。   
応援していただき、ありがとうございました!   
さて、トーハクくん、来年は…?

来年も1月2日(火)から開館するほ!   



「博物館に初もうで」を開催します。   
2日・3日は和太鼓や獅子舞のイベントをお楽しみください!
 

2日には、ぼくたちも登場するほ!
時間は10:30、13:00、14:30で、各30分くらい、場所は本館前だほ。


今年もご来館いただき、ありがとうございました。     
2018年も、トーハクをよろしくおねがいいたします!

カテゴリ:newsトーハクくん&ユリノキちゃん

| 記事URL |

posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2017年12月31日 (日)

 

感謝っ・・・! 東博的感謝っ・・・! 「トーハク感謝DAY」!

さて、クリスマスまであと10日となりました。今年のご予定はお決まりですか?

…そうですね。皆様のおっしゃりたいことはよくわかります。
クリスマスに予定を入れなきゃいけないと誰が決めたんだ、と。
チキンとケーキを買わなきゃいけない気になるのはなぜだ、と。
いやそもそもトーハクとクリスマスに何の関係があるのだ、と

…そうですね。トーハクとクリスマスにはあまり関係がございません。正直なところ、私自身、世の中のクリスマスムードを「お、やってるね!」と、一定の距離を置いて眺めておりました。 昨年までは。
ええ。今年のトーハクは一味違います。

今年のクリスマス、トーハクはタダ開館しています。

…「タダ開館」している…だけ?いえいえ、「タダ」と「開館」の間、よーく目を凝らしてご覧ください。今年のクリスマス、トーハクはタダで開館しています。

そうです!今年のクリスマス、トーハクは入館無料!正確に言うと、年内最後の開館となる12月23日から25日の3日間は入館無料!クリスマスムードに便乗しようなどというよこしまな気持ちは一切ありません。クリスマスはたまたま被っただけです!

というわけで、トーハクが年内最後の開館となるこの3日間、すべての来館者の皆様に感謝を込めてお贈りする「トーハク感謝DAY 2017」。入館無料となるほかにこの時期にぴったりのイベントなども行いますので、簡単にご紹介させていただきましょう。

トーハク感謝DAYチラシ


まずは、特別ライトアップ。本館と本館前庭を中心としたエリアに、普段とは違うライトアップを行います。館員一同の感謝の気持ちが思い余って光になったものですが、クリスマスのロマンティックな夜にもぴったりです。

特別ライトアップ
12月22日(金)~25日(月) 16:00~21:00
24日(日)、25日(月)は17時閉館(16:30最終入館)※閉館時間後も21:00まで上野公園内からお楽しみいただけます。



もう一つ。クリスマスライブも無料でお楽しみいただけます。館員一同の感謝の気持ちを音楽に託したものですが、まさにクリスマスシーズンぴったり。

出演は、ジュスカ・グランペール(ギター・高井博章さんとバイオリン・ひろせまことさんのアコースティックデュオ)、ウィリアム・プランクルさん(チェロ)。ゲストとして、シンガーソングライターのACOさんをお迎えします。

 ジュスカ・グランペール(ギター、ヴァイオリン)
ジュスカ・グランペール(ギター、ヴァイオリン)

ウィリアム・プランクル(チェロ)
ウィリアム・プランクル(チェロ)

ACO(シンガーソングライター)
ACO(シンガーソングライター)

約30分の無料コンサートを、本館エントランス、平成館ラウンジなど館内各所でお楽しみいただける贅沢な機会!ダイワハウス工業の協力により、12月23日(土)は法隆寺宝物館エントランスが燈火器によって幻想的な空間に変わります!実施時間・場所は日によって異なりますので、詳細はウェブサイトでご確認ください。


そのほかにも、三遊亭究斗師匠によるミュージカル落語(別途チケットが必要)など、この3日間でしか楽しめないイベントをご用意。

25日はトーハクくん、ユリノキちゃんも年内最後のごあいさつに登場予定です(10:30~、13:00~、14:30~ ※登場はいずれも本館エントランス、各30分程度)。
トーハクくんとユリノキちゃん
 

25日までご覧いただける特集「親指のマリアとキリシタン遺品」へもぜひお寄りください。

特集「親指のマリアとキリシタン遺品 」
 

おひとりでも、カップルでも、ご家族でも気軽にお楽しみいただけること間違いなしです。今年はこれまで来館の機会がなかった方も、今までトーハクにいらっしゃったことのない方も、3日間もあれば滑り込みセーフ!ぜひ皆様に、「今年のご来館ありがとうございます」という感謝の気持ちをお伝えできればと思います。

クリスマスイブイブ、クリスマスイブ、クリスマスの3日間、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

カテゴリ:news催し物

| 記事URL |

posted by 田村淳朗(総務課) at 2017年12月15日 (金)

 

東博ボランティアデー完全レポート

こんにちは。ボランティア室の神辺です。
今年も東博ボランティアデー(通称ボラデー)が12月1日(金)、2日(土)に開催され、盛況のうちに幕を閉じました。神辺は今年4月よりボランティア室に配属となり、初めてのボラデー運営でした。ボラデーについて事前に「ともかくボランティアさんたちの熱量が半端ない」というふんわり怖い情報を得ており、しかしその熱量への具体的な対策は思いつかないまま、ボランティア室最大のイベントかつボランティアの祭典であるボラデーの初日を少々緊張して迎えました。
今回はそんな初々しい目で見たボラデー2日間の様子をレポートいたします。

そのまえに「トーハクボランティアデーって何?」という方、1089ブログ11月21日(火)「ボランティアデーと平成30年度からのボランティア募集のお知らせ」を先にお読みくださいませ。

ちなみにトーハクボランティアによる自主企画グループは全部で16種類ありますが、今年のボラデーにはそのうち14種類のグループが参加しました。
それでは、平成29年度のボランティアデーレポート、時系列でどうぞ。

12月1日(金)―1日目  
9:30
前日夕方の天気予報で台東区の降水確率30%だったのに、朝からしっとりと小雨。しかも寒い。運慶展の熱狂、開館前の正門の長打の列は今はもう、影も形もありません。祭典のスタートとしては少々心細いですが、ボラデーの幕開けです。まずは庭園茶室ツアーの整理券配布からスタート! 
庭園茶室ツアーは18名限定の人気のツアー。30分ほどでめでたく整理券配布終了。
10:00
鈴木ボランティア室長によるボランティア募集説明会(1回目)開始。

トーハクボランティアの目的や具体的活動について詳しく説明するため、来年度トーハクボランティアに応募予定の方には必聴の内容です。
募集案内はこちら
10:20
ガイドツアートップバッターは考古展示室ガイドです。

ボランティアガイドツアーは「初めて来館された方にも楽しんでもらう」「作品以外のトーハクの魅力を知るきっかけづくり」が目的です。そのため、わかりやすい言葉づかいや話し方を心がけています。
10:30
考古展示ガイドが順調に進んでいることを見届けて、ボランティア活動紹介ツアーにかけつけます。案内人は現役のボランティア。トーハクボランティアの活動の中心であるお客様へのご案内と教育スペースでのお客様の対応を実際にご覧いただきます。

ツアー参加者はボランティア活動に興味深々の様子。楽しくおしゃべりしながらのツアーです。「トーハクボランティアに合格する秘訣は?」なんていうトンデモ質問も飛び出します。
11:00
朝イチで整理券を配布した庭園茶室ツアーが出発です。庭園にある5つの茶室をめぐります。

皆様、庭園の美しい紅葉と茶室の趣向を堪能されていました。
12:00
鈴木ボランティア室長によるボランティア募集説明会(2回目)開始。

室長の最初のひとこと「昼食ではなく説明会を選んだ皆様ようこそ」
12:00
たてもの散歩ツアーも正午スタート。本館、東洋館、表慶館など建物に着目するツアーです。

いつの間にか雨もやみ、前庭から本館の外観についてご案内。トーハクで一番大きな重要文化財、本館。「正面玄関の屋根には鳳凰の形をした鬼瓦があります」とのこと。
12:30
本日2回目のボランティア活動紹介ツアー。

ボランティアが手にしている旗は各ボランティアの手作りです。
12:50
天候を気にしながら樹木ツアースタート。館内の木々について紹介します。

トーハクのシンボルツリー、ユリノキはすっかり葉も落ちてしまいましたが、庭園には常用樹、落葉樹いろいろあり、鮮やかです。
ツアーは説明者だけでなく、お客様がはぐれないよう最後尾にもガイドのパネルを持ったボランティアがいます。樹木ツアーなのでパネルもかわいいもみじのかたち。
14:10
野外でのガイドのあとは本館ハイライトツアーです。本館2階「日本美術の流れ」を案内します。

本館7室は屏風と襖絵の展示室。円山応挙筆波涛図をご紹介。「応挙56歳、画家の魂の漲る力作です。どうぞ、この大きなうねりの波の中にご自身を置いて、部屋全体が波に満たされていることを想像してみてください。」ボランティアさんのトーク、しびれます。
美しく色づいたイチョウを横目に見つつ、今度は法隆寺宝物館へ。
15:00
法隆寺宝物館ガイドの始まりです。本日はガイドツアー以外にお客様はなく貸し切り状態。贅沢な時間です。

第6室に展示中の「商山四皓 文王呂尚図屏風」は大きな作品。ボランティアさん、身振り手振りを交えてダイナミックにご紹介。
15:50
再び本館。本日最後のガイドは彫刻ガイドです。

サポートのボランティアさんはガイドツアーに参加されないお客様への配慮も欠かしません。スペースを空け、通路も確保します。
16:00
彫刻ガイドをちょっと抜け出し、鈴木ボランティア室長によるボランティア募集説明会(3回目)へ。
トーハクの広報大使トーハクくんが見守っています。

これにて、初日終了。
   
12月2日(土)―2日目  
9:30
昨日とは打って変わって晴天の朝! 本日はガイドツアーが11種類! それに加えてお茶会もあります。週末ということで多くのお客様の来館を期待しつつ、まずはお茶会の整理券配布からスタートです。
学生さんから年配のご夫婦までいろんな方が整理券をもらいにいらっしゃって、あっという間に一席目満席。二席目も残り3席。
10:00
本日も始まりました、鈴木ボランティア室長によるボランティア募集説明会(通算4回目)。

朝から大勢の方が集まってくださいました。
10:20
浮世絵ガイドが始まりました。

酉の市や忠臣蔵など師走の風物詩がテーマで、馴染みがある地名もでてきて、皆さん「わかるわかる」とうなずいてらっしゃいます。
10:30
浮世絵ガイドから10分後、ボランティア活動紹介ツアーが出発です。案内人の皆さん、本日も張り切っています!

トーハクボランティアについて知りたければ、まず説明会を受け、紹介ツアーに参加する、というのがおススメコース。大半の方がそのコースを選択。
10:55
もうすぐ11時。11時は2つのガイドツアーとお茶会が同時スタートです。ガイド集合場所である本館エントランスはガイドの呼び込みとお目当てのガイドへ向かうお客様で活気があります。

そこへ広報大使ユリノキちゃんとトーハクくんも登場。現場はいっそう華やいだ雰囲気に。
11:00
樹木ツアー、英語ガイドそしてお茶会。
まずはお茶会の様子を見に、応挙館へ参りましょう。
さきほどの本館エントランスの喧噪とは打って変わって、応挙館は静寂のひととき。「東博流ですのでお作法は気にせずにどうぞ。」という案内役のボランティアさんの言葉にお客様の緊張が少し緩みます。

舞台裏では陰点の真っ最中。
そおっと襖をしめて、さて次は樹木ツアー。

昨日にひきつづき大勢参加されています。菩提樹の名前の由来や楠の香りなどパネルや木の見本を使っての紹介はわかりやすいです。毎日見ている庭園の木々なのに知らないことばかり(汗)
樹木ガイドの皆さんの博識に感心しつつさてお次は英語ガイドへ。本館2階へGO! 英語ガイドは本館2階の展示品からハイライトとなる作品を選び英語で説明します。

参加者はうなずいたり、笑ったりしながら興味深く作品を見ています。和やかな一体感があるツアーです。
11:30
続いては東洋館ガイドです。ボランティアデーのためのスペシャルツアー「世界遺産を巡る旅」を行っています。

目を見張る大盛況ぶり。ツアーサポートのボランティアさんがパネルを掲げて作品の場所を示してくれています。
11:55
東洋館から室長の募集説明会のため本館へ向かう途中、これから始まる刀剣ガイドのチラシを配布するボランティアさんに遭遇。

なんだかまるで舞台女優のよう。
優しい親子連れがチラシを受け取ってくれました♪ お待ちしておりま~す。
12:00
鈴木ボランティア室長によるボランティア募集説明会(通算5回目)開始。

博物館と来館者をボランティアがつなぐ♡ という説明、その通りだなぁとしみじみ納得。
12:10
トーハクボランティアの意義を再確認しつつ刀剣ガイドへ。

こちらも大盛況。参加人数が多いため2階5・6室から見るグループと1階13室から見るグループに分かれます。
スムーズなツアーを行うため、お客様を誘導したりトーク時間を計ったり、別グループの動きを確認したりとトークを行わないサポートのボランティアさんも活躍しています。
12:30
本日2回目のボランティア活動紹介ツアー。

ボランティア自身の経験を交えてお話します。ツアー参加者からの質問とそれに対する返答が時間いっぱい続きます。
13:00
近代の美術ガイドとお茶会二席目がスタート。
トーハクには明治以降の優れた美術品も所蔵しています。それでは近代の美術ガイドを聞きに本館の18室に参りましょう。

後ろのお客様も作品を見ることができるようにしゃがんでくださる前列のお客様。お客様の優しい対応にちょっと感動。
心温まりながらお茶会のため再び応挙館へ。
お茶会ではお点前終了後、応挙館にまつわるエピソードに関するある演出を行います。

隣の部屋の襖があいて、皆さま興味深げに何かをご覧になっています。どのような演出か気になる方、ぜひ次回のお茶会にご参加ください。
13:25
お茶会は続いておりますが、陶磁ガイドが始まるためいったん本館へ。

本館テラス脇のモトヤカフェからコーヒーのいい香りが漂ってきます。燃えるような紅葉を見ながら池のほとりでコーヒーブレイク…いかん、いかん誘惑を断ち切り、本館へ戻ります。
13:30
陶磁ガイド、本日はお着物のガイドさんもいます。
14:00
お次は大人気の本館ハイライトツアー。本日も大入りです。

9室能装束の展示室「能と歌舞伎」にて、能「三井寺」の能面について「人生経験を経た中年の女性を表す面で、若い女性の面よりも頬のふくらみがなく、髪がやや乱れ、憂いをふくみ・・・」とのこと。アラフォーの神辺、能面にがぜん親近感がわきました。
14:40
急ぎ1階11室の彫刻ガイドへ。

「阿弥陀如来は西の果ての極楽浄土から迎えにきてくれます」とのこと。トークをするボランティアさんの姿は見えませんが、わかりやすいトークが聞こえてきました。
15:10
彫刻ガイド終了後、法隆寺宝物館へ急ぎます。

こちらにも軽食の屋台。コーヒーの良い香りが鼻孔をくすぐります。
法隆寺宝物館第1室の灌頂幡について「現存する古代の灌頂幡はこの作品以外はすべて織物で作られています」とのこと。
16:00
鈴木ボランティア室長によるラストのボランティア募集説明会(通算6回目)が始まりました。

皆さん熱心に耳を傾けてくださっています。この回は若い女性の参加者が多いなあ。
同時に考古展示室ガイドもスタートです。これがボラデー最後のガイドツアーです。

通常とは違う夕刻のガイドにもかかわらず、大勢の方が集まってくださいました。未来の考古博士の姿もあります。土偶、銅鐸、埴輪、古墳…簡潔にテンポよい解説です。
考古展示室ガイドをもって2日にわたるボラデー全ての説明会、ツアーが終了しました。研究員のギャラリートークとは一味違った、初めて来館された方にも楽しんでもらう作品紹介や建物や樹木ガイドを通じて新しいトーハクの魅力をお伝えできたのではないかと思っております。またブログではお伝えしきれませんでしたが、トーハクボランティアの中心的であり日々の活動でもある「ご案内」「お客様対応」のボランティアさんも大活躍でした。
説明会、紹介ツアー、ガイドツアーに参加くださったお客様がボラデーを通じてトーハクボランティアのことを知っていただき、親しみを感じてくださったなら幸いです。
トーハクボランティアのみなさまお疲れ様でした。 


平成30年度ボランティア募集中
応募にはこちらの募集案内をお読みの上、郵送でご応募ください。
応募期間は12月11日(月)~1月11日(木)までです。

 

カテゴリ:news教育普及催し物

| 記事URL |

posted by 神辺知加(ボランティア室) at 2017年12月11日 (月)

 

トーハクくんがゆく! 「『世界キャラクターサミットin羽生』に行ってきたほ!」

ほほーい!ぼくトーハクくん!

11月25日(土)と26日(日)の2日間、ぼくとユリノキちゃん、それから京都国立博物館のトラりんとで「第8回 世界キャラクターサミットin羽生」に出場するために埼玉県羽生市に行ってきたんだほ!


トーハクのブース前で記念撮影だほ

みんな、「世界キャラクターサミットin羽生」って知ってるほ?
日本のいろんな地域や海外から、400以上のキャラクターが集まるすごいイベントなんだほ!


いっぱいのお友だちがいたほ。ぼくはどこか見つけられるほ?

会場は羽生市の羽生水郷公園というところ。お天気もよくって気持ちよかったほー。
とってもたくさんの人が遊びに来てくれて、写真もいっぱい撮ってもらったほー!
2日間で31万人も来たんだほ、すごいほ。


開場を待つ人たちがたくさん!

会場も埼玉県でトーハクにも近いし、広報大使としてがんばってトーハクの魅力をPRしてきたほ。


トーハクのブース。新春イベント「博物館に初もうで」のポスターを貼ったほ!


記念品やパンフレットを配ったほ


みんなトーハクに興味しんしんね


会場は大盛り上がりだほ!

久しぶりに会えたお友だちもたくさんいたほ!


愛媛県今治市のバリィさんとは今年の3月に京都国立博物館で開催された京キャラ博ぶりの再会だほ


はにわ仲間、埼玉県本庄市のはにぽんとは去年のゆるキャラグランプリ以来だほ


滋賀県甲賀市のにんじゃえもんは特別展「平安の秘仏」(2016年9月13日~2017年1月9日)で会ったほ


たくさんのお友だちができたほ~!


滋賀県彦根市のひこにゃんと仲よくポーズ


島根県のしまねっこ。特別展「出雲―聖地の至宝(2012年10月10日~2012年11月25日)トーハクに来てくれたみたい。ぼくは会えなかったほ


ぴったり形がはまっている千葉県のチーバくんと茨城県神栖(かみす)市のカミスココくん


岡山県井原市のでんちゅうくん、長崎県島原市のしまばらんと!


左から大阪市枚方(ひらかた)市のみっけちゃん、福岡県宮若(みやわか)市の追い出し猫サクラちゃん、群馬県みどり市ドラキリュウくん、高知県高知市のカツオにゃんこ(鰹猫)、うしろに埼玉県飯能市のぴあにしき


千葉県のPマン、ぴーにゃっつとスリーショット♪


千葉県船橋市のふなごろーと


おとなりのブースだった宮崎県宮崎市のビズベア次男ちゃんと仲良くなったの! 


長野県上田市の真田幸丸とかたい握手だほ!


茨城県稲敷市の稲敷いなのすけと静岡県浜松市うなぎいものうなもと!

25日(土)には「はにゅコレ」っていう仮装イベントにも出場したんだほ。
ぼくは尾形光琳(おがたこうりん)さんの「風神雷神図屏風」の雷神に変身!


雷神になったぼくと、おめかしをした司会者のユリノキちゃん

なんと、トラりんも雷神に変身! 作品そっくりの雷神だったほ!


トラりんとぼく、どっちが雷神に見えるほ?

最後はトラりんと二人で踊りまくってきたほ。


得意のダンス。いつも以上に調子がよかったほ

26日(日)はステージでのPRタイムがあったほ。
12月23日(土・祝)~25日(月)の「トーハク感謝DAY」と、2018年1月2日(火)からの「博物館に初もうで」のPRもしたんだほ。
※「トーハク感謝DAY」期間中は総合文化展が無料です


司会のお姉さんとの息もばっちりだったほ!

会場では、お客さんから「トーハクに何回も行ってるよ」とか、「ぜひ行ってみたいな」っていう声もいっぱい聞いたんだほ!


ぼくと同じポーズでパチリ


ぼくとユリノキちゃん、トラりんと3人一緒に撮影大会。大人気だほ

たくさんのお友達に会えた2日間。
とってもとってもうれしかったほ。
これからも、トーハクやほかの場所でみんなに会えるのを楽しみにしてるほ!


「世界キャラクターサミットin羽生」、完全燃焼だほー!


 

カテゴリ:newsトーハクくん&ユリノキちゃん

| 記事URL |

posted by トーハクくん at 2017年12月05日 (火)