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新春の風物詩「博物館に初もうで」

2017年のお正月で14回目を迎える「博物館に初もうで」(2017年1月2日(月・休)~29日(日))。
すっかり上野の新春の風物詩となりました。

初もうでチラシ
チラシのメインビジュアルは、鈴木春信筆「鶏に餌をやる男女」です



1月2日(月・休)、3日(火)は、獅子舞、和太鼓、曲独楽に落語、コンサートなど イベントも盛りだくさん。お正月気分を盛り上げます。

獅子舞 和太鼓  
 

2日(月・休)、3日(火)は、お年玉・プレゼント企画 も!

1.ミュージアムショップでは2,000円以上お買い上げのお客様、先着600名様にミュージアムグッズをプレゼント。美術図書バーゲンセールも同時開催。

2.TNM&TOPPANミュージアムシアターでは、VR作品「江戸城の天守」を無料上演。

3.レストランゆりの木では、ご利用のお客様先着150名様に伊予の水引の箸置きをプレゼント。

4.寛永寺との連携事業
根本中堂、徳川歴代将軍の肖像画(油画)、四天王像(江戸時代・元和6年(1620) 台東区登録文化財)、十二神将像(江戸時代・元禄15年(1702))を特別公開する寛永寺では、当館観覧券の半券(当日分)の提示で散華をいただくことができます。

新春特別公開では、国宝「松林図屏風」(本館2室、1月2日(月・休)~15日(日))のほか、国宝「古今和歌集(元永本) 上帖」、国宝「扇面法華経冊子」」(いずれも本館3室、1月2日(月・休)~15日(日))、国宝「舟橋蒔絵硯箱」(本館12室、1月2日(月・休)~3月20日(月・祝))、重要文化財「西湖春景・銭塘観潮図屏風」(本館7室、1月2日(月・休)~2月5日(日))などお正月を彩る華やかな名品をご覧いただけます。

松林図屏風屏風
国宝 松林図屏風 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀
本館2室(国宝室)にて2017年1月2日(月・休)~15日(日)まで展示

恒例の干支の展示は「博物館に初もうで 新年を寿ぐ鳥たち」(本館特別1室・特別2室、1月2日(月・休)~29(日))。と題し、「暁の鳥」としての鶏を、「祝の鳥」として幸運をよぶ鳥をモチーフにした作品をご覧いただけます。
また、本WEBサイトでは、ひとあし先に「トーハクの鳥ベスト12」の人気投票が始まっています。お気に入りの鳥を見つけたら、ぜひ一票を!

そして、1月2日(月・休)、3日(火)の2日間は、特集「博物館に初もうで 新年を寿ぐ鳥たち」を楽しむためのワークシートを先着3000名様にお配りします。(本館1室前にて、11:00~16:00 ※なくなり次第終了)

ワークシート
ワークシートの裏面は伊藤若冲筆「松梅群鶏図屏風」のカレンダーです。
今回は書き初めもお楽しみいただけるようになっています。


そのほか、本館では松竹梅や鶴など吉祥モチーフの作品もたくさん展示しています。展示室をめぐって探してみてください。
1月9日(月・祝)まで会期延長となった特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」も大好評開催中です。
1月17日(火)からは、特別展「春日大社 千年の至宝」も始まります。


新しい年のスタートは、トーハクから。
ぜひ、ご来館ください。

 

カテゴリ:news催し物博物館に初もうで

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posted by 奥田 緑(広報室) at 2016年12月26日 (月)

 

特別展「平安の秘仏」20万人達成!

特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」(9月13日(火)~2017年1月9日(月・祝)、本館特別5室)は、12月22日(木)に20万人目のお客様をお迎えしました。
多くのお客様にご来館いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

20万人目のお客様は、千葉県松戸市よりお越しの川崎浩子さん。
川崎さんには、当館館長 銭谷眞美より、記念品として展覧会図録と本展オリジナルTシャツを贈呈しました。


特別展「平安の秘仏」20万人セレモニー
左:館長の銭谷眞美、右:川崎浩子さん
12月22日(木) 本館エントランスにて


東洋史を専攻されていたという川崎さんは、美術館・博物館が大好きなのだそう。
当館で開催された、ほとんどの特別展にお越しくださったという、トーハクの常連のお客様です。
いつもありがとうございます!
「『平安の秘仏』展は行きそびれてしまい観覧を諦めていましたが、トーハクのウェブサイトで会期延長を知り、今日しか行ける日はない、と思って来ました。まさか自分が20万人目になるなんて!」と、驚きを語っていらっしゃいました。

本日が、川崎さんの「展覧会納め」とのこと。
年始には「博物館に初もうで」にも来てくださるそうです。
「松林図屏風(長谷川等伯筆)を見て、新年を実感します」という川崎さん、まさに常連のお客様ならではのお正月ですね。

トーハクは年内は休館しますが、年始は1月2日(月・休)から。
特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」も、もちろんご覧いただけます。

2017年も皆様のご来館をお待ち申し上げております。


重要文化財 十一面観音菩薩坐像
重要文化財では日本最大の十一面観音菩薩坐像で、2017年の「美術初め」はいかがですか?

カテゴリ:news2016年度の特別展

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posted by 高桑那々美(広報室) at 2016年12月24日 (土)

 

海外展「日本美術の粋―東京・九州国立博物館名品展」の舞台裏(1)

こんにちは、特別展室の金井です。
東京国立博物館は、年間、いくつの展覧会を行っているかご存知でしょうか。今年だけでも「黒田清輝」「黄金のアフガニスタン」「ほほえみの御仏」「古代ギリシャ」、最近では「」「平安の秘仏」など、これを読んでくださっている方々は、すぐにいろいろな展覧会名を思い出されることと思います。

実は、東京国立博物館が行っている展覧会は、博物館の敷地内だけではありません。当館の収蔵するコレクションなどを、当館のスタッフが、海外の博物館でご紹介することもあります。いわゆる「海外展」です。
今回は、今月12月10日(土)に台湾の國立故宮博物院南院で開幕した海外展「日本美術の粋―東京・九州国立博物館名品展」(「日本美術之最―東京・九州国立博物館精品展」)について、展示の様子などを数回に分けてご紹介いたします。

國立故宮博物院南院区

展覧会名 : 「日本美術の粋―東京・九州国立博物館名品展
会  期 : 2016年12月10日(土)~2017年3月5日(日)
会  場 : 國立故宮博物院南部院區
主  催 : 國立故宮博物院南部院區、東京国立博物館、九州国立博物館

「台湾の國立故宮博物院」とお聞きの方は、2年前に当館と九州国立博物館が開催した特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」がご記憶に新しいかと思います。今回の海外展は、いわばその返礼として、日本を代表する名作の数々を台湾の皆様にご紹介する展覧会として、2年前から企画を進めてきたものです。東京と九州の国立博物館から、国宝18件、重要文化財44件を含む計151件を展示します(※展示替有)。

会場となるのは、台中と台南のあいだにある嘉義市に昨年新しくオープンした「國立故宮博物院南部院区」、通称「南院」という博物館です。

國立故宮博物院南院区 外観
國立故宮博物院南部院区 外観(画像提供:國立故宮博物院)

台中、台南の文化的中心となるべく、広くアジア圏の文化を紹介することを目的に設立され、常設展・特別展併せて10件ほどのテーマが展開されています。

最新鋭の設備の整った素晴らしい博物館施設ですが、日本美術を、これだけまとまった形で展示するのは初めてのことです。また、掛幅ひとつとっても、当館と南院では展示方法が少しずつ異なります。いかに安全に輸送し、展示し、作品にとって理想的な展示環境を維持するかを、台湾側、日本側のスタッフが2年間かけて綿密に相談し続けました。

次回からは、開幕までの準備の様子についてご紹介したいと思います。

 

カテゴリ:研究員のイチオシnews

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posted by 金井裕子(特別展室主任研究員) at 2016年12月22日 (木)

 

ボランティアデー開催と平成29年度ボランティア募集のお知らせ

12月3日(土)と12月4日(日)に、東博ボランティアデーを開催します。
この2日間は、館内のあちこちで、ボランティアによるイベントを行います。
トーハクをもっと楽しみたい方、博物館のボランティアにご興味がある方は、ぜひご参加ください。

トーハクのボランティアってどんな人たち?
トーハクのボランティアは、現在、155名在籍しています。
普段は、来館者の方へのご案内や、体験コーナーのサポートなどを中心に活動しています。
また、講演会などのイベントやワークショップ、スクールプログラムなどのサポートもしています。
「今日は何を見ようかな」、「一番近いお手洗いはどこ?」「今日の感動を誰かと分かち合いたい」、そんなときは、ぜひボランティアに気軽にお声がけください。
「ボランティア」の腕章をつけて、笑顔で活動しています。

ボランティア活動



ボランティアデーはどんなイベントがあるの?

この2日間は、ボランティアのグループによるガイドツアーなどのイベントがたくさんあります。
展示作品を見るガイドが10種類。
初心者の方でも楽しめる内容になっています。
本館を中心に、東洋館、平成館考古展示室、法隆寺宝物館で行います。
そのほかに、たてものや庭園、樹木などをご案内するツアー、お茶会やワークショップなどもあります。
いろいろなイベントがありますので、お好きなものにぜひ参加してみてください。
ボランティアと一緒に見ることで、新たなトーハクの魅力を発見できるかもしれません。
*一部定員制や事前申込制があります

ガイドツアー ガイドツアー
 


ボランティアデーだけの「活動紹介ツアー」
ボランティアが自分たちの活動場所を、少人数のツアー形式でご案内します。
普段、ボランティアがどのような活動をしているか、どのようにお客様をご案内しているか、どんなことにやりがいを得られるかなど、ボランティアの本音を聞くことができるでしょう。
博物館のボランティア活動に興味をお持ちの方や、トーハクに興味がある方は、このツアーもお勧めです。

ボランティア活動紹介ツアー


平成29年度ボランティア募集中

ボランティアデーでは、平成29年4月から3年間活動する、新規ボランティアの募集説明会も行います。
活動の内容や応募の注意点をお話しますので、どうぞ、お気軽にご参加ください。
応募には募集案内をお読みの上、12月12日(月)~1月12日(木)までに郵送でお送りください。
お待ちしております。

ボランティアのお祭りのようなにぎやかな2日間になります。
初冬のひととき、ボランティアデーのトーハクで楽しんでみませんか?

 

カテゴリ:news教育普及催し物

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posted by 鈴木みどり(ボランティア室長) at 2016年11月24日 (木)

 

特別展「禅―心をかたちに―」10万人達成!

特別展「「禅―心をかたちに―」(10月18日(火)~11月27日(日)、平成館)は、11月18日(金)、10万人目のお客様をお迎えしました。
ご来場いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

10万人目のお客様は、東京都内からお越しの新井恵さん。
本日は、お嬢さんの麗加さんとご友人の藤本恵美さんと一緒に、ご来館されました。

恵さんには、当館学芸研究部長 富田淳より、記念品として特別展図録と展覧会グッズの「トートバッグ」を贈呈しました。
贈呈式には当館広報大使トーハクくんも登場! お嬢さんの麗加さんも大喜びでした。


左から藤本恵美さん、新井恵さん、お嬢さんの麗加さん、当館学芸研究部長 富田淳、後ろにトーハクくん 


トーハクくんがお気に入りの麗加さん

美術館・博物館がお好きな恵さん。先入観なしで禅展を楽しみたい、とお話しくださいました。

特別展「「禅―心をかたちに―」も、残すところわずか1週間あまり。11月27日(日)までです。
雪舟筆の国宝「慧可断臂図」(愛知・齊年寺蔵)や、特別出品の伊藤若冲の作品など、後期展示も見逃せない作品ばかりです。(作品リストはこちら

まだご覧になっていない方、もう一度ご覧になりたいという方、ぜひ会場へお急ぎください!

カテゴリ:news2016年度の特別展

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posted by 宮尾美奈子(広報室) at 2016年11月19日 (土)