このページの本文へ移動

140周年ありがとうブログ

トーハクの言葉にありがとう

国際交流室のデービッドと申します。イギリスから参りました。
主に英訳業務に携わっています。

「私もトーハクで働いている」と考えるたびに、
「自分はとても幸運な人だよ」という思いが浮かびます。
ですので、同僚の皆様への感謝の気持ちを毎日感じております。

この仕事を通じて、トーハクの活動に対する言葉の重要性に気づいてきました。
展示館や出版物、このウェブサイトなど、どちらを見ても聞いても、様々な種類の言葉があります。

「これが見られますよ」「展示室はこちらへ」のような、案内する言葉。
ギャラリートークや展示解説など、作品に関する情報を伝える言葉。
アンケートや俳句などで意見や感想を表現する、お客様のお言葉。
会議室で行う相談、同僚同士のメールなど、舞台裏の言葉。

すべてがただの言葉ですが、
すべてがトーハクの活動を支援し、実現させる重要なものの一つではないかと思います。

 

湯島聖堂博覧会観覧券・広告
湯島聖堂博覧会観覧券・広告
140年前のトーハクの言葉。明治5年に湯島聖堂で行った博覧会の広告と観覧券です。
その博覧会がトーハクの始まりとなりました。

 


現在のトーハクの言葉。
本館前でトーハクくんと一緒に待っているユリノキちゃんの紹介パネルです。

 
トーハクの歴史の中で、このような「トーハクの言葉」を使ってきた方々に感謝いたします。
そして、その言葉に「ありがとう」と言いたいです。


これからも、たくさんの言葉に感謝していきたいと思います。

カテゴリ:2012年7月

| 記事URL |

posted by デービッド ジェームズ ミラー(国際交流室) at 2012年07月08日 (日)

 

大切な出会いをくれた総合文化展にありがとう

こんにちは。学芸庶務を担当しております関口と申します。
ご来館下さるお客様、いつも支えてくださる先輩方に感謝の毎日です。

私が初めてトーハクに来館したのは、エジプト文明展(2000年)でした。
荘厳な雰囲気を今でもよく覚えています。

それから時は流れ、暫く足が遠のいていたころ、
恥ずかしながら学校の後輩から
「トーハクに行かないなんてもったいない!」
と叱られて来館しました。
折しも特別展「大琳派展」が開催されており、平成館特別展示室は華やかな賑わいを見せていました。

特別展示室を後にし、考古展示室の展示品を見ていると、ある物の前で思わず足が止まりました。
それは小さく余り目立たない円筒埴輪でしたが、題箋に私の生まれ育った町の名前が記してあったのです。

円筒埴輪
円筒埴輪 群馬県高崎市箕郷町八幡宮前出土 古墳時代・6世紀 群馬県寄贈
(2012年12月18日(火)~2013年6月16日(日)展示予定)


思いがけず同郷の仲間に出会った嬉しさ。
それまで遠い存在だったトーハクがぐっと身近になり、度々訪れるようになりました。

特別展に来館された際には、皆様もぜひ総合文化展にお立ち寄り頂き、文化財との出会いを見つけて下さいませ。
大切な出会いをくれた総合文化展に、そして同郷の埴輪に、ありがとう。

考古展示室入り口前で
平成館 考古展示室入り口前で。

カテゴリ:2012年7月

| 記事URL |

posted by 関口陽子(登録室) at 2012年07月05日 (木)

 

仲間よ!ありがとう

皆さんこんにちは。
財務課で決算を担当している関谷と言います。

私がありがとう!と言いたいのは、
一緒に働いている仲間です。

私がトーハクに入社したのは国立博物館が独立行政法人化した2001年でした。
そこからの11年、展示、評価、財務と様々な業務に関わってきましたが、
どのような業務をしていても変わらないのは、
仕事は自分一人では回せない、ということです。

いつの頃だったか表慶館にてライトの調整をしているの図
いつの頃だったか表慶館にてライトの調整をしているの図

例えば、今担当している決算業務ですが、
これは1年間のお金の流れを最終的に確定させ、公表するというものです。
お金の流れは、何かを買う場合でも、
まず現場担当者が発注して、会計担当者が契約し、経理担当者が支払う、
という一連の流れをとります。
その中の一つでも間違いがあっては決算は合いません。

つまり、私の業務は、他の職員の日々の業務の積み重ねの上に成り立っているのです。
本当にありがたいことだと思っています。

140周年を迎える今年には信頼できる仲間と地元で集まる会も発足しました。
今後も感謝の気持ちを忘れずに、トーハクの仲間たちと精進していけたらと考えています。

地元の交流会にて。毎回地図上で次回の会場を決定します
地元の交流会にて。毎回地図上で次回の会場を決定します

カテゴリ:2012年7月

| 記事URL |

posted by 関谷泰弘(財務課) at 2012年07月02日 (月)

 

熱い思いで来館してくださる方々にありがとう

はじめまして。総務部総務課 警備・お客様サービスセンターのセンター長をしています森田と申します。

私たちの仕事は、お客様をお迎えするための開館準備、開館中のご案内、お客様の忘れ物や落し物の保管といったものです。
忘れ物や落し物は、落とし主が確認できる場合のみお客様にお渡し、博物館での保管期限が来た場合は警察に届けています。また閉館時には特に気を使い、不審物がないか、お客様が残っていないか、館内をくまなくチェックしています。

そして最も重要な仕事が、24時間体制の防犯・防災の監視です。
そのために宿直勤務の人もいます。警備会社との連携により、猫の子一匹にも防犯センサーが作動するようになっています。
全員力を合わせ日夜勤務しています。

博物館ではいろいろな展覧会が開催されますが、お客様にとって良い季節ばかりではありません。
私のありがとうは、お客様が真夏の暑い時や冬の寒い時、長蛇の列を何時間も並び、観に来てくださることです。
観ている時間より待つ時間の方が長くて申し訳なく思う時もあります。また、何度も同じものを観に来てくださる方もたくさんいらっしゃいます。
熱い思いで来館してくださる方々に感謝の気持ちで一杯です。

きれいになった上野公園の噴水広場から見る本館
きれいになった上野公園の噴水(竹の台広場)から見るトーハクがお気に入りです。

トーハク140周年に合わせたかのように、上野公園の噴水周辺・広場がリニューアルしました。とても東京とは思えないほど静かで空気もきれいです。勤続35年になりますが、公園から見る東京国立博物館は以前とは見違えるようで素晴らしく、私は好きです。
正面に見える本館、右手に東洋館、左手には表慶館といった素晴らしい建物も、ぜひご覧下さい。

法隆寺宝物館も見て下さい。もちろん展示品も素晴らしいものばかりですが、展示品以外にも興味深い物があります。それは外壁に使用されているライムストーンです。その中に多くの化石が見られます。
博物館にお越しの時はぜひ、化石も探してみて下さい。新しい発見があるかもしれません。あなたはいくつ見つけられますか?
みなさまのご来館を心からお待ちしております。

 これはアンモナイトでしょうか?
これはアンモナイトでしょうか?

カテゴリ:2012年6月

| 記事URL |

posted by 森田克己(警備・お客様サービスセンター長) at 2012年06月28日 (木)

 

遠方よりお越しの皆さんにありがとう

こんにちは、平常展調整室研究員の瀬谷愛です。
おもに総合文化展のスケジュール管理や、絵画・書跡・彫刻分野の展示調整を行なっています。


トーハクくんと上村松園筆「焔」(大正7年(1918))をみる
「焔」は2012年6月24日まで本館18室で展示


トーハクに着任して4年目になります。
学生時代は東京におりましたので、トーハクにもしばしば足を運び、たくさんのことを学びました。
その後、山口県山口市にある県立美術館に就職してからは、3ヶ月に1度来られれば良いほうでした。
時間的にも、経済的にも。
それがいまや毎日ここで暮らして(?)いるとは、まだ不思議な感じがしています。


上野公園の新しい噴水が完成!
水辺はやっぱり癒されます


それを思いますと、遠方からトーハクへわざわざお越しいただいている皆さんには、本当に頭が下がります。
東京には浅草やディズニーランドなど楽しいところがたくさんありますよね。
上野公園には動物園もあり、かはくもあり、西美もあります。
そのなかで、日本東洋の文化財をご覧になろうと、トーハクを選んでご来館くださっているとは。

その貴重な時間をご満足いただけるものにするために、なお一層がんばります。
とくにトーハクの底力をご覧いただく総合文化展で、いい時間をお過ごしいただけますように。

遠方よりお越しの皆さんに、心からありがとうございます!

あ、ちなみに、6月5日(火)~7月29日(日)まで安藤さんと特集陳列を行ないます。
タイトルはずばり「女性画家
ご紹介する12人の女性画家は、出自、画風、仕事観、恋愛・結婚観も12人12色!
本ウェブサイトでは、人気投票タイプ診断もお楽しみいただけます。
ぜひご来場ください~。

カテゴリ:2012年6月

| 記事URL |

posted by 瀬谷愛(平常展調整室) at 2012年06月25日 (月)