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140周年ありがとうブログ

大切な出会いをくれた総合文化展にありがとう

こんにちは。学芸庶務を担当しております関口と申します。
ご来館下さるお客様、いつも支えてくださる先輩方に感謝の毎日です。

私が初めてトーハクに来館したのは、エジプト文明展(2000年)でした。
荘厳な雰囲気を今でもよく覚えています。

それから時は流れ、暫く足が遠のいていたころ、
恥ずかしながら学校の後輩から
「トーハクに行かないなんてもったいない!」
と叱られて来館しました。
折しも特別展「大琳派展」が開催されており、平成館特別展示室は華やかな賑わいを見せていました。

特別展示室を後にし、考古展示室の展示品を見ていると、ある物の前で思わず足が止まりました。
それは小さく余り目立たない円筒埴輪でしたが、題箋に私の生まれ育った町の名前が記してあったのです。

円筒埴輪
円筒埴輪 群馬県高崎市箕郷町八幡宮前出土 古墳時代・6世紀 群馬県寄贈
(2012年12月18日(火)~2013年6月16日(日)展示予定)


思いがけず同郷の仲間に出会った嬉しさ。
それまで遠い存在だったトーハクがぐっと身近になり、度々訪れるようになりました。

特別展に来館された際には、皆様もぜひ総合文化展にお立ち寄り頂き、文化財との出会いを見つけて下さいませ。
大切な出会いをくれた総合文化展に、そして同郷の埴輪に、ありがとう。

考古展示室入り口前で
平成館 考古展示室入り口前で。

カテゴリ:2012年7月

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posted by 関口陽子(登録室) at 2012年07月05日 (木)