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特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」10万人達成!

特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」(1月16日〈水〉~2月24日〈日〉、平成館)は、2月8日(金)、10万人目のお客様をお迎えしました。
ご来場いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

10万人目のお客様は、倉持英樹さん。本日は奥様の育美さんとご一緒に来館されました。

倉持英樹さんには、当館館長 銭谷眞美より、記念品として特別展図録と本展オリジナルトートバッグを贈呈。
贈呈式には当館広報大使トーハクくんも登場! セレモニーを盛り上げました。


左から倉持英樹さん、倉持育美さん、トーハクくん、当館館長 銭谷眞美

倉持さんは万年筆がお好きでよく字をお書きになるとのことで、特に「祭姪文稿」をご覧になりたいとお話しくださいました。
また、「王羲之が優れていると思っていたが、タイトルにある『王羲之を超えた名筆』を確認したい」という倉持さん、当館には二度目の来館で、奥様とは博物館・美術館によく一緒にお出かけされるとのことです。
ありがとうございます。

特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」は、本日も多くのお客様にお越しいただいており、残すところ2週間あまりとなりました。

皆様のご来館を心よりお待ちいたしております。

カテゴリ:news2018年度の特別展

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posted by 柳澤想(広報室) at 2019年02月08日 (金)

 

2019年 新年のご挨拶

2019年、平成最後のお正月を迎え、つつしんでお慶び申し上げます。

今年もトーハクは2日から開館、恒例の新春企画「博物館で初もうで」を開催いたします。

今年の干支は、十二支の最後、亥(い)、イノシシです。イノシシは、日本全国多くの地域に生息している身近な動物でした。イノシシは、多産であることなどから豊穣を象徴する存在であり、また「猪突猛進」という言葉があるように、前に突き進む猛烈な勢いがイメージされます。お正月の特集は、「イノシシ  勢いのある年に」と題し、「イノシシ」をモチーフにした作品を集めた展示としました。「イノシシ」にあやかって、本年が勢いのある一年になれば、と思います。
正月2日と3日には、和太鼓・獅子舞などのイベント、生け花飾りなど華やかに年の初めを演出します。トーハクで新年をキックオフしていただければ幸いです。

オリンピック・パラリンピック開催を翌年に控え、トーハクは、新年1月16日より特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」(~2月24日)を平成館で開催します。春は、本館で特別展 御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」および特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」、平成館では、特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」、を開催します。夏には特別展「三国志」、そして秋は本館で、住友財団修復助成30周年記念特別企画「文化財よ、永遠に」など多様な展覧会を予定しています。

総合文化展では、「顔真卿」展に合わせて恒例の台東区との連携企画「王羲之書法の残影―唐時代への道程―」が開幕します。また、春の庭園開放期間を長めにし、5月19日(日)まで庭園散策をお楽しみいただけます。さらに、春の「博物館でお花見を」、夏休みの教育普及企画、秋の「博物館でアジアの旅」など、今年も時季にかなったさまざまな展示・催しものを行います。

一方、来るオリンピック・イヤーに備え、本館の施設改修を進めるとともに、海外からの来館者もより深くお楽しみいただけるよう、多言語での解説の充実を図るなどサービスの向上に努めて参ります。

2019年が皆さまにとりまして楽しいことの多い良き年となりますよう、またトーハクで楽しい思い出をたくさんつくっていただけますよう、心よりお祈り申し上げます。


館長 銭谷眞美
「唐獅子」(個人蔵)の前で、トーハクくんとユリノキちゃんと共に

カテゴリ:news

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posted by 銭谷眞美(館長) at 2019年01月01日 (火)

 

カンシャ・カンシャー・カンシェストの3日間、トーハク感謝DAY2018

さて、早いもので今年も12月となり、クリスマスが目前に迫ってきました。
今年のご予定はお決まりですか?
突然ですが、昨年同様トーハクのクリスマスは「トーハク感謝DAY」となりました。

いや、そもそもトーハクとクリスマスに何の関係があるのだ、と
昨年も自らに問うた深淵なる命題がそこには横たわっているわけですが、そのあたりはさて置き、今年「も」クリスマス、トーハクは入館無料!
正確に言うと、年内最後の開館となる12月23日から25日の3日間は入館無料!
クリスマスムードに便乗しようなどという、よこしまな気持ちは一切ありません。
今年「も」たまたまクリスマスと被っただけです!

というわけで、トーハクが年内最後の開館となるこの3日間、すべての来館者の皆様に感謝を込めてお贈りする「トーハク感謝DAY 2018」。
昨年よりもちょっぴりパワーアップした各種催しを簡単にご紹介させていただきましょう。



まずは今年もやります、クリスマスコンサート
もちろん無料でお楽しみいただけます。館員一同の感謝の気持ちを音楽に託したものですが、まさにクリスマスシーズンぴったり。
出演は、ジュスカ・グランペール、園田亮さん、Kさんがなんと日替わりで館内各所を駆け巡ります。


ジュスカ・グランペール(ギター・高井博章さんとバイオリン・ひろせまことさんのアコースティックデュオ)


園田亮(ソノダオーケストラ、ピアニスト・キーボーディスト・作曲家・編曲家)


K(韓国・ソウル出身のJ-POPシンガーソングライター)

約30分という短い時間ですが、一流アーティストの無料コンサートを館内各所でお楽しみいただける贅沢な機会!
ダイワハウス工業の協力により、12月23日(日・祝)は法隆寺宝物館が燈火器によって幻想的な空間に変わります!
実施時間・場所などの詳細はウェブサイトでご確認ください。

25日までご覧いただける日中平和友好条約締結40周年記念 特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」へもぜひお立ち寄りください。
中国近代絵画の巨匠・斉白石(せいはくせき)の人と芸術を紹介する作品の数々が東京で見られるのも、残りわずかとなっております。

25日はトーハクくん、ユリノキちゃんも年内最後のごあいさつに登場予定。


登場はいずれも本館エントランス 11:30~、13:15~、14:45~(各30分程度)
 
ただいまお休みを頂戴している本館1階のミュージアムショップも、感謝DAYにあわせて現在急ピッチで改修を行っております!
展示を見終わって最後にお立ち寄りいただき、心に残った作品や楽しかった1日を思い出せるお手伝いを誠心誠意させていただきます。
 
また、普段は12:30~15:30の間だけ行っております託児サービスについても、トーハク感謝DAY2018の期間はご利用時間を10:00~13:00、14:00~17:00に拡大いたします。

そして、今年のトーハク感謝DAY2018最大のポイント、スタンプラリー「トーハク探偵:トーハクの秘密を探せ!」についてご紹介しましょう。

特別展を見終わった後、総合文化展をすべて見るには中々体力と時間が…という方、彫刻や刀剣などお好きなジャンル以外は何かきっかけがないと…いう方にとって、5つの建物にまたがる総合文化展の会場をすべて回るのはハードルが高いと思います。
(かく言う私も全ての展示室を制覇するには時間がかかりました…)

そんな皆様にとって改めてトーハクの魅力を感じていただこうと、全ての展示館をめぐるスタンプラリーを実施いたします。
各展示館のどこかに1つずつあるスタンプには、展示物以外でもこんなところにも注目してほしいと思ったポイントが描かれています。


デザイナーの樽見星爾さんとイラストレーターのたかはたまさおさんによる素敵なコラボです。

普段皆様が何気なくご覧になられている展示室や建物に隠された「トーハクの秘密」。
トーハク探偵たちと発見すれば、ちょっとドヤ顔でご家族やご友人に自慢できること間違いなし!

全てのスタンプを集められた方には各日先着1,000名様に来年の干支である「猪」を描いたポストカードをプレゼントいたします。


重要文化財「埴輪 猪」モチーフにした可愛いポストカード

いかがでしたでしょうか。
今年もトーハクは感謝の気持ちを込めて、皆様が素敵な思い出を残せる様、精一杯お手伝いをさせていただきます。
おひとりでも、カップルでも、ご家族でも、年の瀬とクリスマスをお楽しみいただけますよう、クリスマスイブイブ、クリスマスイブ、クリスマスの3日間、トーハク感謝DAY2018に皆様のご来場を心よりお待ちしております。

カテゴリ:news催し物

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posted by 岡部孝之(総務課) at 2018年12月19日 (水)

 

今年も行います! トーハクボランティアデー

12月1日(土)・と2日(日)にトーハクボランティアデーを開催します。
この2日間、東京国立博物館のボランティアによるさまざまなイベントがあります。
ボランティアと一緒にトーハクを楽しみたい方、ボランティア活動に興味がある方、ぜひご来館ください。

そもそもトーハクボランティアって?
トーハクボランティアは、約150人、3年間の任期で活動しています。
年齢は10代から70代後半まで、それぞれの興味や関心もさまざまです。

そんな中でも大切な共通点があります。
それは、みんなトーハクが大好きなこと!
そして、来館者の皆様にも楽しんでいただきたいと思っていることです。



どんな活動をしているの?
本館入り口や、平成館への渡り通路付近などで、腕章をつけたボランティアを見かけたことはありませんか?
来館される方たちが迷わないよう、また、より充実した時間が過ごせるようにご案内しています。
また、本館19室のみどりのライオンや、東洋館オアシスなどの体験コーナーで、皆さんに楽しんでいただこうと、お声がけやサポートをしています。

そのほかにも、講演会やワークショップ、スクールプログラムなどのサポート、ボランティアのクラブ活動にあたるガイドツアーなども行っています。

 

ボランティアデーはどんなイベントがあるの?
ボランティアデーでは、クラブ活動にあたる「自主企画グループ」も大活躍します。
ある分野を好きなボランティア同士が集まり、自分たちで勉強会をし、ガイドツアーなどを行います。
現在16グループが活動し、そのほとんどが、ボランティアデーに参加します。

各展示館のハイライトや分野別のガイド、樹木やたてもの、庭園茶室ツアーなどの屋外でのガイドのほか、お茶会やワークショップなどもあります。
どれも初めての方にもわかりやすく、お気軽にご参加いただける内容でお楽しみいただけます。
2日間にわたって、さまざまなガイドツアーがあるので、ぜひ、お好きなガイドに、いくつでも参加してみてください。
※一部、当日先着順の定員制や、事前申込制のイベントがあります

 

ボランティアデーだけの「活動紹介ツアー」
興味はあるけれど、私でもできるかな、どんなやりがいがあるのかな、もう少し具体的に活動を知りたいと思っている方は、ぜひ、この日だけの「活動紹介ツアー」にもご参加ください。

ボランティア活動を行っている場所をめぐりながら、ボランティアが活動内容をご紹介するツアーです。
お客様からどんな質問があるのか、どんな準備をしたほうがよいのか、ボランティア活動を始めてどんなことを感じているかなど、具体的に聞くことができます。
少人数でめぐりますので、和気あいあいとした雰囲気で、気軽に質問もすることができます。
現役ボランティアの本音を聞いて、応募前に、不安を解消することができます。




平成31年度ボランティア募集中
ボランティアデーでは、平成31年4月から3年間活動する、新規ボランティアの募集説明会も行います。
活動の内容や応募の注意点を職員がお話します。
これから応募を考えている方は、あわせてご参加ください。
応募にはこちらの募集案内をお読みの上、郵送でご応募ください。
応募期間は12月10日(月)~平成31年1月10日(木)までです。

ボランティアのお祭りのような、にぎやかな2日間です。
初冬のひととき、ボランティアデーのトーハクで楽しんでみませんか?

 

カテゴリ:news教育普及催し物

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posted by 鈴木みどり(ボランティア室長) at 2018年11月26日 (月)

 

特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」報道発表!

2019年3月26日(火)~6月2日(日)、当館平成館にて、特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」を開催します。
10月17日(水)に本展の報道発表会を行いました。




まずは当館学芸企画部長の富田淳と、東寺の砂原秀輝[すなはらしゅうき]執事長よりご挨拶をいたしました。

 
左:当館学芸企画部長 富田淳 右:東寺 砂原秀輝執事長


東寺は、平安京遷都に伴って、王城鎮護[おうじょうちんご]の官寺として西寺とともに建立されました。
唐で新しい仏教である密教を学んで帰国した弘法大師空海は、823年に嵯峨天皇より東寺を賜り、真言密教の根本道場としました。

本展の見どころについて、担当研究員の丸山士郎より解説いたしました。




【みどころ1】
東寺講堂から15体の仏像が集結!
東寺といえば、なんといっても講堂の21体の仏像からなる立体曼荼羅。
本展では、史上最多となる15体の仏像が出品されます。
国宝の11体は360度から見られるように展示されるそう。圧巻の仏像曼荼羅を体感していただけます。


仏像曼荼羅イメージ



国宝 帝釈天騎象像
平安時代・承和6年(839) 東寺蔵
仏像曼荼羅のセンターとも言うべきお像。一目惚れする女性も多いと聞きます



【みどころ2】
後七日御修法[ごしちにちみしほ]の道場を再現!
後七日御修法とは、空海によって始められた鎮護国家の法会で、真言宗で最重要の秘密の儀式のこと。
空海が唐から持ち帰った国宝「密教法具」や、御修法の際に道場に安置される重要文化財「金銅舎利塔」など、後七日御修法に関する寺宝とともに、道場を再現します。(えっ、秘密の儀式なのに、いいんですか…?!)




【みどころ3】
両界曼荼羅図[りょうかいまんだらず]で、東寺のマンダラワールドを堪能!
「曼荼羅のお寺」といわれるほど、数多くの曼荼羅を所蔵する東寺。
本展では、現存最古の彩色両界曼荼羅である国宝「西院曼荼羅[さいいんまんだら](伝真言院[でんしんごんいん]曼荼羅)」をはじめ、多くの曼荼羅を公開します。




そして、東寺の文化財修理事業と立体曼荼羅のVR化について、東寺の三浦文良[みうら ぶんりょう]執事から解説がありました。


東寺 三浦文良執事



このほか、彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰が一堂に会します。
東寺が1200年にわたり、空海の教えとともに守り伝えてきた至宝が見られる貴重な機会です。
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」、どうぞお楽しみに!


【おまけ】
あの海洋堂さんが、国宝 帝釈天騎象像のフィギュアを製作してくれました!
このフィギュアと本展チケットがセットになった、お得な前売券を発売します。
海洋堂 帝釈天フィギュアセット前売券 7,500円(税込)※限定1,000枚
販売期間:12月1日(土)~限定数に達し次第終了


帝釈天騎象像フィギュア。像高130mm(台座含む)。細部にまでこだわった造形です!
 

カテゴリ:news2019年度の特別展

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posted by 小島佳(広報室専門職) at 2018年10月18日 (木)