カテゴリ:news、2011年度の特別展
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posted by 広報室Web担当 at 2011年04月26日 (火)
上野公園の若葉もだいぶ伸びてきました。
トーハクでは、構内2か所で食事・喫茶をお楽しみいただけます。
一つは、法隆寺宝物館1階「ホテルオークラ ガーデンテラス」、もう一つが、
3月29日にオープンしました、東洋館別棟1階「ホテルオークラレストラン ゆりの木」です。
「ゆりの木」では和洋中のほかデザートも豊富に取り揃えています。
スタッフおススメは四季折々に移り変わる、海の幸、山の幸、野の幸を取り合わせた「ゆりの木膳」(2200円)だとのこと。
また、上野動物園で人気のパンダをモチーフにしたパンダ・シュー(400円)も期間限定で出ています。
目がうるうるしていてとてもかわいいですよ!
また、iPadを使ったメニューも提供しています。
日本語のほか、英語、中国語、韓国語があるので、海外からのお客様によろこばれているそうです。
使われている食材など、メニューの詳細がわかるので、
文化・習慣の違いで食べることができない食材がある方にもとても便利です。
現在はレストランのメニューのみですが、今後は各展示館の情報なども見られるようになる予定です。
もう少し暖かくなってきたら、テラスでのご飲食もおススメです。
上野公園の緑を楽しみながらトーハクへお越しいただき、ご休憩の際はレストランにもお立ち寄り下さい。
*現在法隆寺宝物館は、東日本大震災の影響による部分開館に伴い閉館中のため、
1階ホテルオークラ ガーデンテラスも休業中です。
5月1日より通常どおり開館するためレストランの営業も再開いたします。
レストラン・カフェ
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posted by 江原 香(広報室) at 2011年04月23日 (土)
”いやし”と”パワー”の特集陳列「南太平洋の暮らしと祈り」
南太平洋の人々が使っていた伝統的な生活や信仰にかかわる作品を集めた特集陳列(本館2階の特別2室)が、今週日曜24日に最終日を迎えます。
素朴な造形が見るものをなごませたり、生命力あふれる宗教彫刻からパワーを感じたりと、作品によってさまざまな魅力をお楽しみいただけます。
ここでは、そのなかでもとくに注目の作品をご紹介します。
まず、木をくりぬいて作ったココナッツジュース容器。 |
前足、後足を広げたトカゲの像がふたにへばりついています。愛らしい表情の顔には、貝殻を削って作った目をはめこんでいます。赤茶色に塗られた容器全体にも、トカゲの目と同じ種類の貝殻で作った飾りをちりばめています。 |
ワニの木彫は迫真の出来栄えです。大きな口からのぞいた牙や、見開いた目は、静かに獲物を狙い定めているようです。それでいてどこか愛嬌が漂うのは、全身のウロコを赤や黄色でカラフルに彩色しているためでしょうか。ワニを祖先として崇拝するニューギニア島の部族が、神聖な建物のなかに安置していたものと考えられます。 |
高さ2メートル40センチを超える大型の木彫は、展示ケースの天井に着きそうなほどです。中心の円盤状部分をはさんで黒い鳥が向き合い、その下には白を基調にした女性像、上には黒を基調にした男性像を配置しています。本作は葬儀のときに祈祷所に立てた飾りで、男女の像はそれぞれ先祖あるいは死者の姿を表したものと考えられます。透かし彫りを随所に施しており、その技巧の細かさには驚かされます。 |
特集陳列「南太平洋の暮らしと祈り」の会期は今週末の4月24日(日)まで。
この機会をぜひお見逃しなく。
リーフレットの表紙
会場では無料でリーフレットを配布しています。
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posted by 川村佳男(学芸研究部保存修復課) at 2011年04月22日 (金)
リニューアルした当館ウェブサイトには、今までには無かった新しいコンテンツが満載です。
今回から、連続シリーズで皆様に新しいコンテンツのご紹介をいたします。
今回のおすすめコンテンツは『ポストカード』
東京国立博物館のコレクションをデザインしたオリジナルポストカードの画像がダウンロードできます。
春夏秋冬に各2枚、それぞれの季節にふさわしいカードを期間限定でリリースする予定です。
「ポストカード上の当館所蔵の名品を見て季節を感じてもらえたら・・・。」そんな思いで、このコンテンツを作りました。
今ならこちらのポストカードの画像がダウンロードできます。
今の季節は春。
お皿の上に満開の桜が咲き誇る『色絵桜樹図皿』や、春夏秋冬の草花と鳥を描いた巻物『四季花鳥図巻』の中から春のシーンを抜き出してモチーフにしたポストカードです。
ポストカードを送る人も受け取る人も、春のような暖かい気持ちになるのではないでしょうか。
どうぞご利用ください。
カテゴリ:news、ウェブおすすめコンテンツ
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posted by 広報室Web担当 at 2011年04月21日 (木)
手塚治虫の描いた漫画「ブッダ」のさまざまな場面と、ほんものの仏像を見くらべながら
ブッダの生涯をたどる新しい試みの展覧会「手塚治虫のブッダ」展(4月26日~6月26日)。
詳細ページと作品リストをアップしました。
手塚治虫の原画は、単行本の表紙を飾ったカラー作品を含む52件を展示します。
対する仏像は、重要文化財6件を含む20件です。
一昨日、そのうちのひとつ、重要文化財の伝釈迦仏倚像を東京・調布市の深大寺からお預かりしてきました。
早朝、まだ人気のない境内にはしだれ桜が咲いていました。
両脚をおろして椅子に腰かける、大変珍しい姿の仏像で、時代は飛鳥時代・7世紀、白鳳期にまでさかのぼります。
この時代特有のふっくらとした優しいお顔立ちにうっとり。
見ていると優しい笑みがこちらにうつって、思わずにっこりしてしまいます。
彫刻担当の研究員が丁寧に調書をとり
薄葉紙(うすようし)という和紙で保護をします。
仏像が安置されていたお厨子も丁寧に運びます。
厨子は昭和7年(1932)に当時工芸界の第一人者だった吉田包春が制作したもの。
この仏像が厨子と一緒にお寺の外で公開されるのは始めてだそうです。
釈迦仏が安置されていたお堂には、展覧会のポスターを貼っていただいていました。
美しい釈迦仏は、会場の中央に展示されます。
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posted by 小林牧(広報室長) at 2011年04月20日 (水)