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南太平洋の暮らしと祈り

  • 『女性像(左)・男性像(右) メラネシア、ニューアイルランド島 19世紀後半 吉島辰寧氏寄贈』の画像

    女性像(左)・男性像(右) メラネシア、ニューアイルランド島 19世紀後半 吉島辰寧氏寄贈

    本館 特別2室
    2011年3月15日(火) ~ 2011年4月24日(日)

    南太平洋は日本列島の南に隣接する地域でハワイ島、ニューギニア島など大小数万の島が点在します。今から約4000年前、アジアに起源をもつ人々が海を越えて太平洋に拡散していき、そこで独自の文化と信仰を発展させてきました。

    東京国立博物館には、おもに19世紀後半から20世紀初頭にかけてこの地域よりもたらされた数多くの収蔵品があります。当時の南太平洋では、伝統的な暮 らしと信仰が近代文明とキリスト教の影響を受けて急激に変わりつつありました。そのために収蔵品のなかには、すでに現地では見られなくなったものもありま す。今回の特集陳列では、当館のコレクションのなかから、南太平洋の暮らしや宗教儀礼にかかわる代表的な道具をご紹介します。人々が土地や資源の限られた 島に生きながら、いかに豊かな知恵と精神性を持ち合わせていたのか、きっと驚かれることでしょう。

    担当研究員の一言

    展示品が何でできているかにもご注目ください。シャコガイ、サンゴ、サメの歯など南太平洋ならではの素材がたくみに使われれています。/川村佳男
 主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
仮面 メラネシア、ニューブリテン島 19世紀後半 森又七郎氏寄贈
ワニ メラネシア、ニューギニア島東北部 ニューギニア島北東部出土 19世紀後半~20世紀初頭 藤川政次郎氏寄贈
クジラの歯のペンダント メラネシア、フィジー諸島 19世紀後半~20世紀初頭
ココナッツジュース容器 ミクロネシア、パラオ 19世紀後半~20世紀初頭 坂本須賀男氏寄贈

 

パンフレット

      

南太平洋の暮らしと祈り

会期中、本館特別2室にて配布しています。
※なくなり次第、配布は終了します。

関連事業

<ギャラリートーク>   南太平洋の暮らしと祈り
本館 特別2室  2011年4月19日(火)   14:00 ~ 14:30   当日受付