このページの本文へ移動

1089ブログ

特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」開幕!

5月3日(金・祝)から特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」が開幕しました。


会場入り口

本館特別5・特別4・特別2・特別1室にて開催している本展はサブタイトルのとおり、雪舟、永徳、光琳、北斎をはじめとした日本美術のスーパースターの作品ばかりがずらりと勢ぞろいしています。
それでは、本展の展示作品を少しだけご紹介します。


その1
見よこの迫力! 泣く子も黙る唐獅子図屛風[からじしずびょうぶ]


唐獅子図屛風 右隻:狩野永徳筆 安土桃山時代・16世紀 左隻:狩野常信筆 江戸時代・17世紀 宮内庁三の丸尚蔵館蔵

会場に入るとまず、私達をお出迎えしてくれるのはこちらの唐獅子図屛風です。縦が約2.2メートル、横が約4.5メートルと破格なサイズです。どんな作品か知らずとも、この圧倒的なスケールにみな釘付けになること間違いないです。また、いきなりクライマックスを迎えるかのようなラスボス感がたまりません。右隻は狩野永徳、左隻は永徳の曾孫の常信が描きました。両者の異なる画風もお楽しみください。
ほかにも特別5室には、永徳の檜図屛風[ひのきずびょうぶ]、伝永徳の四季草花図屛風[しきそうかずびょうぶ]、下絵が永徳筆という伝承もある芦穂蒔絵鞍鐙[あしほまきえくらあぶみ]を展示しています。永徳の画業をしのばせる名品をぜひご覧ください。


その2
小画面に広がる強さ、秋冬山水図[しゅうとうさんすいず]


国宝 秋冬山水図 雪舟等楊筆 室町時代・15世紀末~16世紀初 東京国立博物館蔵

禅僧画家の中でも特に有名な雪舟の本作品を見たことのある方はいらっしゃるかと思います。垂直に降りてくる崖の線や山の岩肌からは何か硬さや強さが感じられ、ジグザグ模様にも見える筆の太さ、濃さからは、小さな画面ながらも強い作品として印象に残ります。


その3
西瓜の上に置かれた包丁の意味は? 西瓜図[すいかず]


西瓜図 葛飾北斎筆 江戸時代・天保10年(1839) 宮内庁三の丸尚蔵館蔵

こちらは葛飾北斎が80歳の年に描いた西瓜図です。縄からくるくると垂れ下がる西瓜の皮、西瓜の果汁を吸った和紙の上に置かれた包丁。何とも言えないこの組み合わせは何かを見立てたのでしょうか。謎めいたモチーフたちが魅力的で、ついつい惹きこまれてしまいます。


その4
新緑に癒されること間違いなし、新緑杜鵑図[しんりょくとけんず]


重要文化財 新緑杜鵑図 与謝蕪村筆 江戸時代・18世紀 文化庁蔵

この時期トーハクで見るのにぴったりの新緑杜鵑図は、俳人としても著名な与謝蕪村が、新緑の上をホトトギス(杜鵑)が飛んでいく一瞬をとらえた作品です。きれいな新緑のなか、ホトトギスの声が聞こえてくるかのようで、癒されること間違いありません。遠くに見える山も描かれていますが蕪村は何を思って、遠くを眺めていたのかとも思いを馳せます。蕪村は池大雅とともに日本文人画の大成者と言われますが、同じ部屋には池大雅の前後赤壁図屛風[ぜんごせきへきずびょうぶ]が展示されていますので、お見逃しなく。


その5
何度も描きなおし生まれた渾身の大作、龍蛟躍四溟[りゅうこうしめいにおどる]


龍蛟躍四溟 横山大観筆 昭和11年(1936) 宮内庁三の丸尚蔵館蔵

こちらは横山大観が昭和天皇に献上するために何度も描きなおして制作した龍蛟躍四溟です。龍と蛟[みずち](龍の一種)を描いた屛風で、作品名は四方の海に踊る龍という意味です。画面左下の黄色い渦などから、幻想の生き物である龍が持つオーラが見えるかのような迫力が感じられ、畏怖の念さえも覚えます。


まだまだ見応え充分な作品が展示されいている本展は、今回ご紹介した作品含め6月2日まで全作品を全期間展示します。6月2日まで平成館で開催中の東寺展とあわせてぜひお越しください。

カテゴリ:2019年度の特別展

| 記事URL |

posted by 柳澤想(広報室) at 2019年05月15日 (水)

 

【国宝 東寺展】仏像曼荼羅の歩き方

こんにちは。彫刻担当の西木です。
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」にはさまざまな見どころがありますが、やはり最後の展示室に展示されている東寺講堂の仏像群は欠かせません。

21体で構成される仏像群から、本展では史上最多である15体をお借りし、会場に講堂を再現しました。

 

会場風景

ところで、東寺講堂の仏像群は「立体曼荼羅」ともいいますが、古くは「羯磨(かつま)曼荼羅」と呼ばれました。
「羯磨」とは、本来「行為」を意味することばですが、そこから派生して仏の「動作」や「活動」、また「供養」といった、さまざまな意味が生まれました。
空海はその著作で何度も言及し、
「羯磨曼荼羅は、金属や木、土でつくる」(『即身成仏義』など)
と説明しているため、「立体曼荼羅」と言い換えて間違いありません。

そして、「曼荼羅」とは「仏を規則的に配置した図」のことですから、講堂の仏像群はまさに立体曼荼羅の代表といってよいでしょう。

本展で最大のポイントのひとつは、この立体曼荼羅を満喫できる点にあります。

もちろん、本尊の大日如来坐像や不動明王坐像など未出品の仏像もありますし、講堂の厳粛な雰囲気はやはり現地に行かなければ体感できません。

 

東寺講堂の様子

しかし!

お寺では、仏像はすべて高い須弥壇(しゅみだん)に整然と安置されるため、1体1体の仏像をじっくりご覧いただくのが難しいのも事実です。
会場では、仏像を360度からご覧いただけるように展示しているため、普段は決して見られない横顔や後ろ姿、台座まで見ることができます。

といっても、何となく通り過ぎてしまう方もおられると思います。

そこで、「見逃し厳禁!仏像曼荼羅の鑑賞ポイント」をいくつかご紹介します。


ポイント①
ハリのある菩薩の背中


    
国宝 金剛法菩薩坐像
平安時代・承和6年(839) 東寺蔵


いきなり背中で恐縮ですが、正面から拝しても肩幅が広く、ウエストの引き締まった菩薩たちは、背中もきちんと背筋が表わされており、弾力すら感じさせます。
プロポーションは、空海が中国から持ち帰ったであろうインド風の濃厚な下図に拠ったと思いますが、みずみずしい肉体や、写実的な衣のひだは、奈良時代の伝統を受け継ぐ官営工房の職人が手がけたからこその表現。


ポイント②
降三世明王の第4の顔


   
国宝 降三世明王立像
平安時代・承和6年(839) 東寺蔵 


降三世明王立像は、正面から見ても、顔が3つ、腕が8本という人間ばなれした姿ですが、
じつは後ろからみるともう一つ顔が!



光背から顔をのぞかせます。

明王という仏の種類は、インドの神さまの特徴を採用して生まれたと考えられますが、インドでは東西南北の四方に顔を向けるブラフマー神(梵天)のような神さまがいます。その特徴を取り入れたのでしょう。
降三世明王といえば、足元にシヴァ神夫婦を踏みつけることで有名なように、ヒンドゥー教をしのぐ力を持つことをアピールするために考え出されました。

 

シヴァ神夫婦については、ぜひ丸山研究員のブログをご参照ください。

ところが、さきほど述べた顔や手足が多い点や、青黒い身色、額に第三眼をもつところなど、結局はインドの神さまのような姿になってしまったのです。


ポイント③
大威徳明王の水牛のお尻


    
国宝 大威徳明王騎牛像
平安時代・承和6年(839) 東寺蔵 


大威徳明王坐像は、足が6本あるため、ひときわ異彩を放つ明王ですが、ぜひ乗り物にもご注目ください。
立派な体格の水牛がうずくまっております。

 

大威徳明王の脚が3本見えます。6本脚が衝撃的なためか、日本では六足尊とも呼ばれました。

水牛は、インドでは悪魔の使いと考えられ、神々に退治される役で知られます(コブ牛はシヴァ神の使いとされますので、対照的ですね)。また、死神であるヤマ神(閻魔天)の乗り物でもあります。
一方、大威徳明王はそのヤマ神を倒すために生み出された仏で、大威徳明王のサンスクリット語名はなんと「ヤマーンタカ(ヤマを倒すもの)」です。
降三世明王もそうでしたが、密教では倒したい相手の特徴を取り入れることがよくあり、大威徳明王も、ヤマ神の乗り物である水牛に座ります。

それはともかく、見てください、この水牛のプリッとしたお尻!

 


尻尾もくるっと丸まって愛らしいですね。
いつもは五大明王のなかでも向かって左奥にいるため、今こそ水牛を愛でるチャンスです。


いささかマニアックな視点になってしまいましたが、これもあくまでごく一部。
ぜひみなさんでご自分のイチオシポイントを見つけてください。

そして、仏像をご覧になる際には、ぜひ目の前の仏像だけでなく、視線を少し周りにめぐらせてください。
そうすると、自分が「仏像曼荼羅のなかにいる」ことに気づかれるはず。

空海は曼荼羅の説明のなかで「曼荼羅の仏は整然と森の木のように並び」(『性霊集』)と書いています。

そう、今なら「仏像曼荼羅の森」に入ることができるのです。
こんな機会、もう二度とないかもしれません。

62日間限りの曼荼羅体験、ぜひお見逃しなく!!



また、本館14室では特集「密教彫刻の世界」を6月23日(日)まで開催しております。
トーハクが誇る密教彫刻の数々を、ご寄託品も含めて大公開!
特別展「国宝 東寺」を見終わったら、本館にもぜひお立ち寄りください。

今後1089ブログでも取り上げる予定なので、あわせてご覧いただければ幸いです。

カテゴリ:研究員のイチオシ2019年度の特別展

| 記事URL |

posted by 西木政統 at 2019年05月08日 (水)

 

【国宝 東寺展】仏像曼荼羅だけじゃない!

仏像曼荼羅、だけじゃない!

今回の展覧会、タイトルからして仏像曼荼羅に注目が行きますが、その陰に隠れて、実は、絵画でも凄い作品たちが出品されます。


平安絵画の大物作品が目白押し!

真言七祖像、五大尊像、十二天像、山水屏風、十二天屏風。
全て国宝に指定されているもので、平安時代から鎌倉時代初期の美術史を語る上では欠かせない代表的作品たちです。



国宝 真言七祖像のうち善無畏像・龍猛像(ほかはパネル展示)
善無畏…中国 唐時代・永貞元年(805)、龍猛…平安時代・弘仁12年(821) 東寺蔵 5月12日(日)まで展示
善無畏像は現存まれな唐代宮廷絵師の作品。龍猛像は善無畏像を手本に日本で描かれたものです。



 
国宝 五大尊像のうち不動明王・金剛夜叉明王(ほかはパネル展示)
平安時代・大治2年(1127) 東寺蔵
展示期間:不動明王…5月12日(日)まで、金剛夜叉明王…4月30日(日)まで/5月14日(火)~6月2日(日)



国宝 十二天像のうち閻魔天・羅刹天・水天・風天
平安時代・大治2年(1127) 京都国立博物館蔵
5月12日(日)まで展示
五大尊像と十二天像は平安時代・12世紀の仏画の代表作。結界線なしの薄型ケース展示ですので、美しい彩色や精緻な截金文様を間近で鑑賞できます。こんな機会、なかなかありません!




国宝 十二天屏風 甲帖 
平安時代・建久2年(1191) 東寺蔵
5月12日(日)まで展示
うねるような勢いのある筆線を活かす淡彩風の彩色が新しい時代を感じさせます。



これらの作品も素晴らしいのですが、本展のテーマである「曼荼羅」ということでは、やはり国宝 両界曼荼羅図(西院曼荼羅〈伝真言院曼荼羅〉)(以下、西院曼荼羅)は見逃せません。


両界曼荼羅の最高傑作!

現存最古の彩色両界曼荼羅といわれる西院曼荼羅。その魅力はやはり何と言っても、彩色の美しさと、像のポーズや表情、彩色の仕方にみえるエキゾチックな表現と生き生きとした描写にあるといえます。
まん丸な顔、左右が連なった眉、強い隈どりなど、日本の仏画とは違う造形感覚がとても印象的で、そのため、日本での制作とする見方がある一方、唐での制作と考える見方もあるほどです。また、胎蔵界と金剛界とで作風が違うため、胎蔵界を中国製、金剛界を日本製とする見方もあります。

 
国宝 両界曼荼羅図(西院曼荼羅〈伝真言院曼荼羅〉)
金剛界(左)、胎蔵界(右)
平安時代・9世紀 東寺蔵



胎蔵界・金剛界が並ぶ2週間!

この西院曼荼羅が4月23日(火)~5月6日(月・休)までの2週間限定で、胎蔵界・金剛界の2幅並べて同時に展示されます。展示場所は、第1会場の第2章から第3章に移る間にある、巨大な壁面ケース。
通常は1幅ずつの展示替えが多く、2幅が並べて展示されることは滅多にありませんが、今回は胎蔵界と金剛界が並ぶので、微妙に違う作風も、じっくり比較してみることができます。

 
西院曼荼羅の大日如来を比較して見てみてください!
金剛界 一印会(いちいんえ)(左)と、胎蔵界 中台八葉院(ちゅうたいはちよういん)(右)



その後も続く注目の両界曼荼羅

西院曼荼羅の展示終了後も、注目の両界曼荼羅が展示されます。それが、元禄本(げんろくぼん)と呼ばれる両界曼荼羅です。元禄6年(1693)に5代将軍綱吉生母の桂昌院(けいしょういん)の資金援助により制作されました。
300年以上前に制作されたものとは思えないほど鮮やかに残る彩色と明瞭な仏菩薩たちの姿。これが今でも後七日御修法(ごしちにちみしほ)に現役で用いられているのですから、その残りの良さは驚きです。表具を抜かした画面の寸法だけで約4メートル四方の巨大な曼荼羅。胎蔵界と金剛界を2週間で入れ替えて展示します。

重要文化財 両界曼荼羅図(元禄本) 宗覚筆 江戸時代・元禄6年(1693) 東寺蔵
展示期間:胎蔵界 5月8日(水)~5月19日(日)/金剛界 5月21日(火)~6月2日(日)

なお、元禄本は後七日御修法で用いられているため、普段は、御修法の終わったあとの1時間くらい、灌頂院(かんじょういん)内部が一般に公開されるタイミングでしか見られません。しかも灌頂院内はうす暗く、また近寄れないのではっきり見ることは難しいため、ぜひこの機会をお見逃しなく!

カテゴリ:研究員のイチオシ2019年度の特別展

| 記事URL |

posted by 沖松健次郎(絵画・彫刻室長) at 2019年04月24日 (水)

 

【国宝 東寺展】世紀の“小”発見?!

「密蔵深玄(みつぞうしんげん)にして翰墨(かんぼく)に載(の)せ難(がた)し。
更(さら)に図画(とが)を仮(かり)て悟(さと)らざるに開示(かいじ)す。」




特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」の会場や図録の解説に、何度も引用される空海の言葉で、密教の教えは奥深く、言葉では表せないので、図画を使って説明する必要がある、という内容です。
密教のように奥深いものでなくても、言葉よりも絵の方が説明に適しているということはよくあることです。本展の会場でも、多くの写真パネルを展示しています。会場には運べない建物や行事の写真。出品されない作品や、作品保護のため限られた期間しか展示できない作品の写真などです。


 


東寺では正月8日から14日の間、固く秘された修法が行われています。会場には、その修法が行われる時の堂内の様子を再現しました。





そこに、現在、または過去に修法で使われた絵画作品を展示していますが、作品保護のため展示できないものは、作品と同じ大きさの写真パネルを展示しました。秘密の道場の臨場感が増したと思います。また、床に置いた柱に掲示した、修法に向かう僧侶の行列の写真は、修法の厳粛さを伝えます。





会場には、空海が考えた講堂の立体曼荼羅も再現しています。如来、菩薩、明王の中心となる像は出品されないので、それらも、作品とほぼ同じ大きさの写真パネルを展示しました。空海がつくり上げた立体曼荼羅の様子をイメージしやすくなったと思います。





さて、仏像が置かれている本当の空間を感じていただくのも大切ですが、博物館でなければ見られないものもあります。
立体曼荼羅の一員である降三世明王立像は、4つの顔を持ちますが、1つは後頭部についているのでお寺では見ることができません。じっくり見ていただきたいと思います。

さらに注目していただきたいのは、像の足元です。明王はインドの神であるシヴァ神(大自在王)と妃のウマ(鳥摩)を踏んでいますが、お寺では高い壇に置かれているので、2人の顔は見ることができません。また、明王の足にそっと添えられたウマの、ふっくらとした左手は私のお気に入りで、隠れた見どころです。



国宝 降三世明王立像(部分)
平安時代・承和6年(839)  京都・東寺蔵



このウマの左手がなぜ明王の足に添えられているのか、長いあいだ考えていたのですが、これが根拠?、というものを発見しました。それは、空海が私的に中国から持ち帰ったと考えられる、仁王経五方諸尊図(におうきょうごほうしょそんず)に描かれる降三世明王像の足元にありました。シヴァ神の左手が明王の足に添えられているのです。


 
重要文化財 仁王経五方諸尊図 密教図像のうち(部分)
南北朝~室町時代・14~15世紀 京都・東寺蔵(4月21日<日>まで展示)



この絵は、なぜ気づかなかったのか、というほど重要な作品なので失態ではありますが、遅まきながら大発見かもしれません。(もしかしたら、すでに指摘されているかもしれませんが…)

ところで、降三世明王の姿は経典に詳しく記述されますが、大自在王やウマの手についての記述はさすがにありません。仁王経五方諸尊図に描かれていたからこそ、講堂のウマの左手の表現に取り入れることができたのです。空海の言葉は、ここでも生きています。

 

カテゴリ:研究員のイチオシ2019年度の特別展

| 記事URL |

posted by 丸山士郎(広報室長) at 2019年04月18日 (木)

 

特別展「国宝 東寺」10万人達成!

特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」(3月26日(火)~6月2日(日))は、4月17日(水)午後、来場者10万人を突破しました。多くのお客様にお運びいただきましたこと、心より御礼申し上げます。

記念すべき10万人目のお客様は、東京都豊島区からお越しの田中渉悟さん。田中さんには記念品として、本展図録と絵葉書、マスキングテープなど、本展オリジナルグッズを贈呈しました。


特別展「国宝 東寺」10万人セレモニー
右から、当館館長の銭谷眞美、田中さん、そしてトーハクくんもお祝いに駆けつけました!


田中さんは、日本文化や東洋哲学にご興味をお持ちとのこと。トーハクに何度もいらしてくださっているそうです。今日はお着物でビシッとキメてご来館くださいました!
「両界曼荼羅図を目当てにきました。仏像も好きなので、仏像曼荼羅を見るのも楽しみです」とお話しいただきました。

4月21日(日)まで、重要文化財 両界曼荼羅図(甲本)金剛界 が展示中です。そして4月23日(火)からは、国宝 両界曼荼羅図(西院曼荼羅〈伝真言院曼荼羅〉)が展示されます(5月6日(月・休)まで)。話題の尽きない特別展、どうぞお早めにご来場ください!

カテゴリ:2019年度の特別展

| 記事URL |

posted by 小島佳(広報室) at 2019年04月17日 (水)