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「インドの仏」表慶館でヨガ体験

さる4月11日(土)、12日(日)、特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」関連イベントとして、「インドの仏とヨガ」が開催されました。12日(日)の回を取材しました。


ヨガは日本では2000年代以降に大きな広がりをみせ、教室などに通うヨガ人口は100万人を超えているといわれています。そのことは知識として、なんとなく知ってはいましたが、実際の様子を目の当たりにしたことはありません。恥ずかしながら、「ヨガ」と聞いて私がいつも連想していたのが、小学生のころTVで見ていた特撮ヒーローの「レインボーマン」。(主題歌の歌い出し、“インドの山奥で~修行して~♪”が印象的)ウルトラセブンの「太陽の光」、アイアンキングの「水」のように、レインボーマンにとっては、「睡眠」が活力源。エネルギーが切れると、強制的に「ヨガの眠り」が訪れます。主人公のヤマトタケシは、「眠っちゃダメだ・・」と睡魔に抗いながら、次の場面では定印結跏し、体を真っ白にして瞑想に入るのでした。
もちろん眠りではなく、心と体を活性化させるのがヨガ。とは知りつつ、今回が私にとっては初めて目にする機会で、ちょっとドキドキします。


時間は朝の8時15分からの1時間。参加者は女性ばかりかと勝手に思い込んでいたのですが、男性の方も結構いらっしゃいます。別室で着替えを済ませて、会場の表慶館エントランスホールに集合です。


ヨガの様子
 

講師は渡辺美保さん。会場では先生を前に、参加者の皆さんが色とりどりのマットを足下に集結しています。そして目の前には、インドの仏像。柱やタイルなど円形の空間の中に、さまざまなポーズをとりながらヨガを実践する皆さんの姿は、あたかも立体的な曼荼羅を見るかのようです。時おり先生の指導の声がホールに響き渡り、森厳な雰囲気をかもしだしていました。

講師 渡辺美保さん
講師の渡辺美保さん






立体曼荼羅のようです


参加者の皆さんたちは緩やかな動きで、ポーズをひとつひとつ決めていきます。呼吸と体の動きとの調和にたっぷりと時間が取られ、静かに時間が流れていきます。ヨガを行う皆さんの心に去来しているものは?それとも座禅のように、無心の境地? 最初は、1時間って結構長いのでは、と思っていたのですが、終わる頃には、むしろこのくらいの時間は必要なのだと納得しました。
「インドの仏」会場でのヨガ体験、いかがだったでしょうか。


みんなでポーズ!

特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」は5月17日(日)まで絶賛開催中。“空に架けたる虹のゆめ”-虹のように多彩なインドの仏たちが、会場でお待ちしています!
 

カテゴリ:催し物2015年度の特別展

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posted by 伊藤信二(広報室長) at 2015年04月16日 (木)