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びょうぶとあそぶ つるのヒミツ

こんにちは、博物館教育課の小林です。
今回は、「びょうぶとあそぶ」第2会場「つるとあそぶ」をご案内します。
第1会場「松林であそぶ」の案内は11日公開のブログでトーハクくんにしてもらったのですが、すっかり会場が気に入ってしまったようで、ちっとも出てこないので、代わって私がご案内しますね。

第1会場「松林であそぶ」入口


「つるとあそぶ」は琳派を代表する絵師、尾形光琳の名作「群鶴図屏風」を映像とともに楽しんでいただく部屋です。会場に入ると、左手のスクリーンにつるが飛んでいます。
金色のバックは金箔をはった金屏風のイメージです。のびやかで美しいつるたちの飛翔をお楽しみください。

第1会場「松林であそぶ」スクリーン

あ、地面に舞い降りました。


実は、スクリーンの前にいる人の数だけ、つるが舞い降りるようになっています。
ただし、最大9羽まで。なんでそんなことができるのかって? 
うふ。それはヒミツです。*1


ところで、金屏風の金地ってなにを表しているのでしょうか。
こうしてみると、空のようでもあるし、地面のようでもある。つるの足元を見ると、水文が見えるので、水? いやいや、もしかして、これは空気? 
絵画に奥行のある空間をつくる、金屏風のマジックです。

会場にいらしたら、ぜひ試していただきたいことがあります。
それは、「つるに近づく」こと。

「松林であそぶ」つると戯れる 

何が起こるか。  それはヒミツです。*2

やがて、金色のバックが黒に変わると、つるたちが歩いて、屏風のなかに消えていきます。

実は、ここからが第2会場の見どころ。
左端から照明がともり、屏風を照らします。
下からあてた光は、まるでろうそくや行灯の明かりのよう。金地がゆらゆらとゆらめいて、

群鶴図屏風 

つるが動いて見えませんか? これも金屏風の偉大なマジックです。


群鶴図屏風は、アメリカ・フリーア美術館の所蔵する作品です。
フリーア美術館の作品は門外不出とされ、決して日本への里帰りはかないません。
こうした優れた複製で、鑑賞できるのはとてもうれしいことです。


*1 のヒミツの答え
舞い降りたり、飛んだり、つるたりを操っているのは会場に設置されたこのセンサーです。
会場に設置されたこのセンサ 
これが、みなさんの動きを読みこんで、つるに指令を出しています。

*2 のヒミツの答え
こればっかりは教えられません。
ぜひ、会場でお試しくださいませ。


【関連イベント情報】
<イベント>   ダンス・パフォーマンス「びょうぶとおどる -酒井幸菜 松林図をおどる」
7月15日(土)14:00~/18:00~21日(金)19:30~ ※当日自由参加
<ワークショップ>   ファミリーワークショップ「びょうぶをつくる」
8月13日(日)8月20日(日) ※事前申込制

 

カテゴリ:研究員のイチオシ教育普及特集・特別公開

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posted by 小林 牧(博物館教育課長) at 2017年07月14日 (金)

 

 

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