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トーハクロケ情報第2弾 法隆寺宝物館でのプロモーションビデオ撮影

トーハクロケ情報第2弾としまして、今回はプロモーションビデオの撮影についてご紹介いたします。

7月7日(木)に某有名アーティストのプロモーションビデオ撮影が法隆寺宝物館でおこなわれました。
今回撮影を法隆寺宝物館で行うことになった決め手は、ずばり建物前の「池」です。
ダンスシーンに合わせて、メインステージである池の水を調整できることが何よりの決め手となりました。

上の写真は、普段の法隆寺宝物館の姿です。

閉館後、機材の搬入と同時に池の水を抜いて…

ご覧の通りとなりました。
池の水を抜いた後は清掃、機材の準備、音響のセット、足場を組んで10mぐらいの高さからも照明を照らします。
なんと、撮影準備だけで日が暮れてしまいました!
早くも睡魔との闘いを覚悟です。

 

撮影は順調に進んでいるかと思いきや、急遽セットの準備中にスタッフからスモークを焚きたいとの要望がありました。
このような突発的な要望は撮影につきものです。
できる限り、撮影の方にご協力したいところですが、我々博物館の職員としては文化財のことを第一に考えて判断しなければなりません。
今回の場合は、深夜の撮影準備の中での突然の要望であり、スモーク成分を調査する時間がなく、使用されている薬品などが建物や文化財にどのような影響を与えるかわからないため、お断りしました。
貴重な文化財を預かる博物館なので、セットや照明のみならず薬品や虫などにも細心の注意を払いながら立会いをします。

さあ、準備は整いました。
まずは、ダンスのリハーサル。
その後、いよいよ本番!
30人以上のスタッフが1つの作品を作るために、より一丸になって動いていきます。
いつもは静かな法隆寺宝物館、装いをかえて今夜かぎりの特設ステージ!!
池の中でのダンスシーンでは、私たちはスタッフの要望に合わせて池の水位調整をしました。
納得いくまで撮り直し、撮影が終了したのはなんと翌朝の5時00分。
はっきり言って眠かったですが、スタッフ皆さんの頑張りに触発され何とか持ちこたえました。

このように、トーハクでは今までも様々なプロモーションビデオの撮影現場としてご利用いただいています。
こういった撮影を通じて博物館のいつもと違った魅力をご紹介できることも私たちの仕事のやりがいの1つです。
ぜひ、アーティストと共演している「トーハク」を見つけてみて下さい!

「今まで、アーティストってどんな人が来ているの?」
「よく使われる撮影現場ってどこ?」 など
気になる方はぜひ、「トーハクロケ・放映情報」をご覧ください。
本ブログ記事の「トーハクでプロモーションビデオの撮影をしたアーティストはいったいだれか!?」について
8月末頃、「トーハクロケ・放映情報」にて公開予定です!

カテゴリ:ロケ情報

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posted by 内誠(総務課) at 2011年08月10日 (水)