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1089ブログ

【禅展】研究員のおすすめ 「鑁阿寺の青磁」

開催中の特別展「禅―心をかたちに―」では、禅宗にまつわる文化事象として 「茶の湯」の美術を紹介しています。

茶の湯といえば抹茶。この抹茶の飲み方が中国から伝わり、日本にひろく定着したのが、平安から鎌倉時代にかけての頃のことといわれています。

この喫茶法の普及に大きく貢献したのが禅僧、そして禅宗寺院でした。
当時、中国の宋から禅僧が来日し、そして日本からもたくさんの留学僧が中国へ渡りました。茶種を持ち帰って茶樹の栽培に成功したと伝わり、「茶祖」とも称される明庵栄西(1141~1215)はその象徴的な存在です。

彼ら禅僧が用いた喫茶の道具は唐物、つまり中国などからの舶来の道具でした。そして禅の影響を受けた武士のあいだでも、中国風のスタイルで茶を喫することが流行するようになるのです。

当時の喫茶の一端をいまに伝える建長寺の四ツ頭茶礼(よつがしらされい)を、 11月12日(土)、当館の大講堂で建長寺禅文化委員会の皆様に実際の道具を使って実演していただきました。


午前中に行われたリハーサルの様子。本番は大講堂が満員になる盛況ぶり。お客様を席まで導く役、お香を焚く役、お運びの役、それぞれを担当する僧侶たちの無駄なく息ぴったりの動きに会場は厳かな空気に・・・。観客の皆さまも神妙な面持ちでご覧になっていました

四ツ頭茶礼とは、4名の正客(しょうきゃく)と、それに伴う8名の客の計36名に茶を供するもの。禅院で古くから行われてきた特別な儀礼です。今回の講演会では、舞台の中央を真前として2名の正客とそのお相伴客6名の皆様に登壇していただきました。また離れた席からでもご覧いただけるように「単(たん)」と呼ばれる高座を建長寺様に特別にご用意いただきました。

建長寺では毎年10月24日に一般の方向けの四ツ頭茶礼が行なわれています。そして、茶礼が行われる方丈と呼ばれる室内には、建長寺開山の蘭渓道隆(1213~1278)像を中心に三幅対の軸が掛けられ、その前に燭台、香炉、花瓶(けびょう)の三具足が置かれます(講演会で使われた軸は模造、そのほかは建長寺で普段お使いの道具ということでした)。このような室礼が当時の荘厳のひとつのあり方です。

ここで注目したいのは三具足!

鎌倉から室町時代の頃より、今日まで寺院において大切に使われてきた古銅や青磁の燭台、香炉、花生のセットは、鎌倉や京都をはじめ各地の寺院に現存することが知られています。

しかし古銅はその後鋳直されたり、また青磁は割れてしまったり、と制作当初の姿をとどめるものは決して多くはありません。そうしたなか、南宋から元時代の中国で焼かれ、おそらく早い時期から一具として伝わってきた鑁阿寺の青磁は珍しい例です。


重要文化財 青磁浮牡丹文花生・香炉 龍泉窯 中国 南宋~元時代・13~14世紀 栃木・鑁阿寺蔵 

その産地である龍泉窯(現在の浙江省南西部一帯)は当時最も隆盛した時期にあたり、やや白濁した水色、いわゆる粉青色の青磁がつくられました。とくに、制作年代が南宋にさかのぼると位置づけられたものは、唐物の象徴的な存在として後世まで賞玩の対象となります。このように、数百年ものあいだ大切に使い続けられてきた中国青磁は、まさに日本における「禅」文化の賜物といえるでしょう。


展示では当館所蔵の仏画(「白衣観音図」 鎌倉~室町時代・14世紀 *特別出品)と置き合せてみました

栃木県足利市にある鑁阿寺(ばんなじ)は1197年(建久7)に創建された真言宗大日派の古刹であり、足利氏に縁深い寺院として知られています。そして、青磁浮牡丹文香炉は室町幕府初代将軍の足利尊氏(1305~1358)、対の花生は3代将軍の義満(1358~1408)によって寄進されたものとの言い伝えがあります。

よくみてみると、香炉はその釉調や造形的特徴から、わずかながら制作年代が花生よりも早い印象があります。尊氏寄進の伝承を裏付けているといってよいかもしれません。

宗派を超えて、鑁阿寺様にはこのたび貴重なご宝物を出品していただきました。
ありがとうございます!


他にも、大坂城落城の際に被災し、徳川家康の命で救い出され、修理されたと伝わる唐物文琳茶入 銘「玉垣文琳」(遠山記念館蔵)など、後期展示も注目の作品ばかりです。

特別展「禅―心をかたちに―」は、いよいよ11月27日(日)までです。お見逃しなく。

 

カテゴリ:研究員のイチオシ2016年度の特別展

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posted by 三笠景子(東洋室主任研究員) at 2016年11月25日 (金)

 

ボランティアデー開催と平成29年度ボランティア募集のお知らせ

12月3日(土)と12月4日(日)に、東博ボランティアデーを開催します。
この2日間は、館内のあちこちで、ボランティアによるイベントを行います。
トーハクをもっと楽しみたい方、博物館のボランティアにご興味がある方は、ぜひご参加ください。

トーハクのボランティアってどんな人たち?
トーハクのボランティアは、現在、155名在籍しています。
普段は、来館者の方へのご案内や、体験コーナーのサポートなどを中心に活動しています。
また、講演会などのイベントやワークショップ、スクールプログラムなどのサポートもしています。
「今日は何を見ようかな」、「一番近いお手洗いはどこ?」「今日の感動を誰かと分かち合いたい」、そんなときは、ぜひボランティアに気軽にお声がけください。
「ボランティア」の腕章をつけて、笑顔で活動しています。

ボランティア活動



ボランティアデーはどんなイベントがあるの?

この2日間は、ボランティアのグループによるガイドツアーなどのイベントがたくさんあります。
展示作品を見るガイドが10種類。
初心者の方でも楽しめる内容になっています。
本館を中心に、東洋館、平成館考古展示室、法隆寺宝物館で行います。
そのほかに、たてものや庭園、樹木などをご案内するツアー、お茶会やワークショップなどもあります。
いろいろなイベントがありますので、お好きなものにぜひ参加してみてください。
ボランティアと一緒に見ることで、新たなトーハクの魅力を発見できるかもしれません。
*一部定員制や事前申込制があります

ガイドツアー ガイドツアー
 


ボランティアデーだけの「活動紹介ツアー」
ボランティアが自分たちの活動場所を、少人数のツアー形式でご案内します。
普段、ボランティアがどのような活動をしているか、どのようにお客様をご案内しているか、どんなことにやりがいを得られるかなど、ボランティアの本音を聞くことができるでしょう。
博物館のボランティア活動に興味をお持ちの方や、トーハクに興味がある方は、このツアーもお勧めです。

ボランティア活動紹介ツアー


平成29年度ボランティア募集中

ボランティアデーでは、平成29年4月から3年間活動する、新規ボランティアの募集説明会も行います。
活動の内容や応募の注意点をお話しますので、どうぞ、お気軽にご参加ください。
応募には募集案内をお読みの上、12月12日(月)~1月12日(木)までに郵送でお送りください。
お待ちしております。

ボランティアのお祭りのようなにぎやかな2日間になります。
初冬のひととき、ボランティアデーのトーハクで楽しんでみませんか?

 

カテゴリ:news教育普及催し物

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posted by 鈴木みどり(ボランティア室長) at 2016年11月24日 (木)

 

「平安の秘仏」私の推し仏~十一面観音菩薩坐像~

彫刻担当の西木です。
今回の1089ブログでは、特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」に出陳されている作品のなかから、私のイチオシの仏さまについてお話ししたいと思います。

イチオシ・・・といえば、早いもの勝ちのようで申し訳ないと思いながらも遠慮なく挙げさせていただくと、まずは櫟野寺ご本尊の十一面観音菩薩坐像をおいてほかにありません。

重要文化財 十一面観音菩薩坐像 滋賀・櫟野寺蔵

圧倒される大きさ、これだけでも展覧会をご覧いただく価値があると思います。
像の大きさだけでも3メートル、台座と光背をあわせると5メートルにもなる、見上げるような大きさです。

秘仏のため、お寺でも年数回の限られた機会にしか拝観できないのですが、ここで強調したいのは、お寺では巨大な厨子に安置されているため、ほとんど正面から拝するしかないことです。

本尊を安置する櫟野寺の巨大な厨子

それが、本展では360°ぐるりと拝することができるという、それだけでお寺からお出ましいただいた甲斐があったと思いました。

ぜひ側面からご覧ください(本展でしかご覧いただけません!)。
脚部の合わせ目がみえると思いますが、ここまで1本の木で出来ています。
 
左:左側面から見た十一面観音菩薩坐像
右:十一面観音菩薩坐像の修理写真(提供:西川杏太郎氏)


ズドンとした、この重量感。
頭と体の中心部分を、1本の木から彫り出しているからこその迫力です。
お腹まわりから考えると、直径1メートルを超える大木を用いたことがわかります。

こうした木心を含んだ木材の場合、中心と周辺で収縮率が異なるため、乾燥すると割れてしまいます。これを防ぐために背中から刳り抜いており、これを内刳り(うちぐり)と呼ぶのですが、それでも大変な重さがあります。
せっかくの機会なので重さを測ってみたところ、なんと本体だけでも、つまり台座と光背を除いても、740キロもありました。
同じ大きさの仏像でも、ずっと内刳りの技術が進んだ時代であれば、その3分の1の重さなので、木そのもののような印象さえ受ける重量感です。

櫟野寺は、最澄(さいちょう/伝教大師・でんぎょうだいし)が、延暦寺の建立のために良材を求めて甲賀の地を訪れ、地元の杣人(そまびと=木こり)が信仰していた櫟(イチイ)の大木をみて、これに仏像を刻んだのがその開創と伝わっています。

かつて境内に生えていたイチイの大木(大正9年ごろの写真)

現在のご本尊は、作風からみて10世紀ごろの制作とみられ、材木もヒノキを用いているとみられるため、最澄よりも後世につくられたものと思われます。
とはいえ、1本の木であることの名残をうかがわせる力強い姿をみていると、こうした伝承すら「もしかすると」と思いたくなります。

木に対する信仰という意味では、こちらの2体を挙げなければなりません。
 
左:重要文化財 観音菩薩立像 滋賀・櫟野寺蔵
右:重要文化財 吉祥天立像 滋賀・櫟野寺蔵

いずれも、本尊とはちがって小さくて愛らしい印象のある像ですが、近づいてよくご覧ください。
鑿(のみ)跡がたくさん残っていませんか?
いずれも顔はなめらかに仕上げられているのですが、観音菩薩立像の場合、体や着衣の部分にざっくりとした鑿跡がはっきりみえ、足先にいたってはほとんど彫っていないようです。
 

吉祥天立像も材木を削り落としたような跡が随所にみられますが、胸のあたりはとくに横方向の鑿跡が几帳面にあらわれています。
 

こうした、意図的に鑿跡を残す表現を「鉈彫(なたぼり)」と呼びます。
鉈といっても、本当に鉈で彫っているわけではありません。鑿跡からみると、丸刀(がんとう)などの鑿を使っているようですが、鉈で荒く削ったようにみえるのでこのように呼ばれています。
本来は未完成との説が強かったのですが、残されている時代や地域に偏りがあるため、特殊な表現として認められるようになりました。
その背景には、神仏が霊木から現れるところをあらわしたもの、彫刻家としては素人である高僧が手ずから彫ったことをあらわす表現など、さまざまな説がとなえられていますが、最近では、仏典に記される最初の仏像を芸術の神さまが彫った際に、その鑿音を聞いた人々が悟りを開いたとする説話にもとづき、鑿音を視覚的にあらわしたという考えも出されています。

ただ、いずれも木を使わなければこのような表現にはなりません。
櫟野寺は、古代から杣(そま)、すなわち木材の供給地として知られていました。
昔はたくさん生えていたというイチイも、今では甲賀にほとんど見られませんが、櫟野寺の背後には鈴鹿山脈がひかえ、緑ゆたかな土地であることは今もかわりません。

甲賀の風景。正面に見える山並みが鈴鹿山脈です

木とともに生き、木をなりわいとしてきた人々は、ことさら木に対する信仰もつよかったのではないでしょうか。

随筆家の白洲正子(しらすまさこ)さんは、代表作である『かくれ里』という本のなかで、櫟野寺を訪ねられた際に、「収蔵庫の中に、林のごとく居並ぶ仏たち」と表現されています。
私は、櫟野寺の仏像をみるときに、これほどふさわしいことばはないと思っています。

みなさまにも、展示室の中央にどっしりと鎮座するご本尊と、これを囲んで林立する仏像群をぜひともご覧いただき、甲賀の里に残る信仰の息吹をご体感いただければ幸いです。

展覧会場では、十一面観音菩薩坐像の堂々としたお姿がひときわ目をひきます

カテゴリ:研究員のイチオシ2016年度の特別展

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posted by 西木政統(絵画・彫刻室) at 2016年11月23日 (水)

 

【平安の秘仏】トーハクくん×研究員の仏像トーク(その3)

ほほーい! ぼく、トーハクくん!
特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」の担当研究員の西木さんとぼくの仏像トーク第3弾なんだけど・・・前回からちょっと間があいちゃったほ。西木さん、どこに行っちゃったのかな?
ごめん、ごめん、トーハクくん。着替えに時間がかかってしまいました。お待たせして申し訳ない。

着替え?! そのTシャツは一体・・・?
まあ、いいじゃないですか。
??? ひ、ひとまず、おさらいのためにその1その2も読んでおいてほ。

「薬師如来の顔」
さて、今回は薬師如来の話だったね。櫟野寺(らくやじ)では、本尊の十一面観音菩薩坐像についで大きな仏像で、こちらも丈六仏です。

重要文化財 薬師如来坐像(No.9)
平安時代・12世紀

薬師さんは何だか眠そうなお顔だほ。
前回見た仏像は、どれも厳しくつりあがった目が特徴でした。改めて薬師さんとお顔を見比べてみましょう。
  
左:重要文化財 十一面観音菩薩坐像(本尊、No.1)
中央:重要文化財 観音菩薩立像(No.10)
右:重要文化財 薬師如来坐像(No.9)

薬師さんの目はつりあがっていないほ。
そう、ご本尊系統のお顔に比べて、伏し目がちだね。だからトーハクくんの「眠そう」っていう印象は、この薬師さんの特徴をよくとらえていると思うよ。
ふふん♪
ほら、こっちの仏像も。No.12の観音菩薩立像なんて、過剰に目が垂れているよね。
 
左:重要文化財 観音菩薩立像(No.12)
右:重要文化財 観音菩薩立像(No.11)

薬師さんと同じ眠たそうなお顔だほ。やっぱりご本尊とは似ていないんだほ。

「本尊グループと薬師如来グループ」
櫟野寺には、ご本尊のような目がつりあがった仏像と薬師さんのように伏し目がちな仏像と、大きく2系統の仏像が伝わっているんだ。
突然変異だほ。
難しい言葉を知っているんだね。でも、それだと説明不足だから・・・それぞれの年代に注目してごらん。


【本尊グループ】
  
左:重要文化財 十一面観音菩薩坐像(本尊、No.1) 平安時代・10世紀
中央:重要文化財 観音菩薩立像(No.10) 平安時代・10世紀
右:重要文化財 観音菩薩立像(No.7) 平安時代・10~11世紀


【薬師如来グループ】
  
左:重要文化財 薬師如来坐像(No.9) 平安時代・12世紀
中央:重要文化財 観音菩薩立像(No.12) 平安時代・12世紀
右:重要文化財 観音菩薩立像(No.11) 平安時代・12世紀

あ、薬師さんグループは12世紀だほ!
そう、ご本尊系統と薬師さん系統は制作時期がちがって、薬師さん系統の方が新しいんです。
ほーほー。
そして、この時期に制作された都の仏像は、つりあがった目の厳しいお顔ではなく、穏やかな表情の像が主流なんだよ。
つまり、薬師さんは都のトレンドにのっかったってことだほ? トレンディーな仏像だほ。
笑。でも、全部が都風というわけではなくて、櫟野寺周辺のローカル色も残っているんだ。
甲賀様式のことだほ!
さすがトーハクくん!
ふふーん♪(西木さんはぼくのことをたくさんほめてくれるほ。いい人なんだほ~)
甲賀様式といってもずっと同じだったわけではなく、その時代の流行を取り入れながら変化していった、ということが櫟野寺の仏像からわかるんです。
これだけの仏像でそんなことが?!  なんとも壮大な話だほ。
似てる、似てないに注目するだけでも、おもしろいよね。
お顔に注目するのが、「平安の秘仏」展の楽しみ方のひとつだほ。
あ、きれいにまとめたね。どうもありがとう、とても楽しかったよ。
こちらこそ、ありがほーございました。ところで、結局そのTシャツは何だったんだほ?
気になるんだったら、「平安の秘仏」展の特設ショップに行ってごらん。
ほー!


「櫟(ラク)」普及委員会のみうらじゅんさん、いとうせいこうさんがデザイン・監修したTシャツ(3,240円)は特設ショップで販売中!
大胆な「櫟」の字に、みんなの視線はくぎづけだほ


※作品はすべて滋賀・櫟野寺蔵
※No.は会場内での番号。展覧会カタログの番号とは異なります

カテゴリ:研究員のイチオシトーハクくん&ユリノキちゃん2016年度の特別展

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posted by トーハクくん at 2016年11月21日 (月)

 

特別展「禅―心をかたちに―」10万人達成!

特別展「「禅―心をかたちに―」(10月18日(火)~11月27日(日)、平成館)は、11月18日(金)、10万人目のお客様をお迎えしました。
ご来場いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

10万人目のお客様は、東京都内からお越しの新井恵さん。
本日は、お嬢さんの麗加さんとご友人の藤本恵美さんと一緒に、ご来館されました。

恵さんには、当館学芸研究部長 富田淳より、記念品として特別展図録と展覧会グッズの「トートバッグ」を贈呈しました。
贈呈式には当館広報大使トーハクくんも登場! お嬢さんの麗加さんも大喜びでした。


左から藤本恵美さん、新井恵さん、お嬢さんの麗加さん、当館学芸研究部長 富田淳、後ろにトーハクくん 


トーハクくんがお気に入りの麗加さん

美術館・博物館がお好きな恵さん。先入観なしで禅展を楽しみたい、とお話しくださいました。

特別展「「禅―心をかたちに―」も、残すところわずか1週間あまり。11月27日(日)までです。
雪舟筆の国宝「慧可断臂図」(愛知・齊年寺蔵)や、特別出品の伊藤若冲の作品など、後期展示も見逃せない作品ばかりです。(作品リストはこちら

まだご覧になっていない方、もう一度ご覧になりたいという方、ぜひ会場へお急ぎください!

カテゴリ:news2016年度の特別展

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posted by 宮尾美奈子(広報室) at 2016年11月19日 (土)