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		<title>東京国立博物館 - 1089ブログ</title>
		<link>https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1</link>
		<description>展示のイチオシやバックヤードの出来事など、トーハクスタッフによる最新情報をお届けします。&#13;
	</description>
	<language>ja</language>
	<copyright>Copyright  2004-2011</copyright>
	<item>
		<title>特集「渡来人が見た長野」と大室古墳群の想い出</title>
		<link>http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/10/22/nagano_01/</link>
		<description>&lt;div&gt;9月29日(火)より平成館企画展示室にて、特集「&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2774&amp;lang=ja" target="_blank"&gt;渡来人が見た長野－馬と歩んだ古墳時代－&lt;/a&gt;」が開幕しました！&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		2026年は午(うま)年です。さらに長野県のなかで重要古墳である金鎧山古墳(きんがいさんこふん)の発掘調査報告書が刊行されて100周年という記念すべき年でもありますので、「長野」「渡来人」「馬」をキーワードにして本特集を企画しました。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000394_202610161018444bcbb8e4.jpg" width="600" height="400" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;特集「渡来人が見た長野－馬と歩んだ古墳時代－」展示風景&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;一番の見どころは、普段なかなかみることができない金鎧山古墳(中野市)と疱瘡神塚古墳(ほうそうがみづかこふん・茅野市)から出土した合計18件もの重要美術品を一堂に披露している点です。このほかの出土品も、長野県の古墳時代を語るうえで欠かせないものが多いです。饅頭塚古墳(まんじゅうづかこふん・松本市)や小丸山古墳(こまるやまこふん・諏訪市)など、合計21遺跡を紹介しています。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;それら遺跡ですが、あまり特定の地域に絞るのではなく、長野県のなかでもさまざま市町村からの出土品を当館所蔵品から選んでいます。しかも、ここ30年来当館で継続して修理し、公開できるようになったものが多いです。ぜひご覧ください。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000394_202610211652065c63451c.jpg" width="600" height="400" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;font color="#800000"&gt;重要美術品　&lt;/font&gt;&lt;font color="#666666"&gt;轡(くつわ)&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;font color="#666666"&gt;長野県茅野市 疱瘡神塚古墳出土　古墳時代・6世紀　五味健藏氏寄贈&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;font color="#666666"&gt;本作品も修理したもののひとつです&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;さて、話はややずれますが、担当者の一人である河野正訓は、他の担当者とは異なる想いも込めてこの特集に関わってきました。それは何かというと、私のルーツにあります。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;私は2001年に明治大学に入学しました。１年生から考古学専修に所属し、夏休みには大室古墳群(おおむろこふんぐん・長野市)の発掘調査に参加しました。毎年1か月ほど発掘合宿をし、明治大学の小林三郎先生や佐々木憲一先生の指導のもと、考古学の基礎を学びました。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;その後、大学院は京都大学に行ったのですが、氷河期世代でもありましたので今とは違って職が少なく、考古学の仕事ができる教育委員会や博物館を受験しても何十倍や何百倍といった倍率でした。いくつ受けたか忘れましたが私はすべての試験に落ち、そのようななか、母校の明治大学の日本古代学研究所の研究推進員(リサーチアシスタント待遇)で雇っていただきました。その時に、所長の吉村武彦先生よりご助言をいただき、一念発起し頑張り、2012年に京都大学で博士号を取得しました。その後、ポスドク待遇で古代学研究所(ややこしいですが日本古代学研究所とは姉妹関係にある組織)に雇っていただきました。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;その頃に取り組んでいた仕事のひとつとして、大室古墳群から出土した遺物を整理し、編集者のひとりとして報告書としてまとめる作業がありました。数多くの関係者の努力のかいもあって、2015年には600頁を超す辞書のように厚い報告書「信濃大室積石塚古墳群の研究Ⅳ」が刊行されました。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;私が東京国立博物館に就職したのが2014年ですので、ボランティアのような形で終業後に報告書編集作業をしていたのですが、報告書を刊行して、いつか長野の古墳をテーマにして東博で展覧会をしたいなと思っていました。それから10年以上たって、チャンスが巡り、ようやく叶う事が出来ました。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;じつはこの大室古墳群は、石で墳丘を作った積石塚が有名で、合掌形石室という独特な墓制を展開しており、渡来人と関係ある個性的な古墳群です。しかも、500基ほど古墳が集中しています。そして、平安時代の延喜式には「大室牧(おおむろまき)」の記載があり、馬の生産地として栄えたようです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;馬具の出土が多く、馬骨もみつかっていますので、古墳群の近くで古墳時代から馬を生産していたのでしょう。現在は史跡公園として整備が進んでいますので、見学されることをおすすめします。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000394_202610161018506290d51d.jpg" width="600" height="450" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;5世紀につくられた積石塚で合掌形石室の大室168号墳　河野撮影(2012年)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;話を今回の特集展示に戻しますと、じつは大室古墳群の近辺から出土した馬具を今回展示しています。いずれも素環鏡板付轡(そかんかがみいたつきくつわ)で、長野市松代町大字東寺尾鳥打峠(まつしろまちおおあざひがしてらおとりうちとうげ)と長野市若穂保科上和田(わかほほしなかみわだ)から出土したものです。素環鏡板付轡はシンプルなタイプの馬具で、長野県では沢山みつかっている実用的な馬具です。近くの牧(牧場)で生産された馬に、装着されたものなのかもしれません。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000394_202610152348459ec669c9.jpg" width="600" height="480" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;素環鏡板付轡(そかんかがみいたつきくつわ)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;古墳時代・6世紀　長野市松代町大字東寺尾鳥打峠出土&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000394_2026101523485021ad5e3e.jpg" width="600" height="480" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;素環鏡板付轡(そかんかがみいたつきくつわ)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;古墳時代・6世紀　長野市若穂保科上和田出土&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;話が長くなりましたが、長野県の古墳時代をとりあげたまたとない展示になっていますので、長野県の皆様のみならず、国内外の多くのお客様にご覧いただければと思います。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;</description>
		<guid isPermaLink="true">http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/10/22/nagano_01/</guid>
		<pubDate>Thu, 22 Oct 2026 00:00:00 +0900</pubDate>
		<category>研究員のイチオシ</category>
		<category>考古</category>
	</item>
	<item>
		<title>歌川一門の三羽烏―国貞・国芳・広重</title>
		<link>http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/10/16/hiroshige02/</link>
		<description>&lt;p&gt;本館A室では、&lt;a href="http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2759" target="_blank"&gt;特別展　内山晋コレクション受贈記念「歌川広重　江戸のベストアングル」&lt;/a&gt;を開催中です。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		江戸時代後半、浮世絵界を代表する一派、歌川一門の三羽烏として知られるのが、歌川国貞(のちの三代豊国、1786〜1865)、歌川国芳(1797〜1861)、そして歌川広重(1797〜1858)です。三人はいずれも歌川一門に属しながら、それぞれが際立った個性を打ち出して、江戸後期の庶民文化を刻明に表現しました。&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;div&gt;まず国貞は、美人画や役者絵を得意とした絵師です。当時人気を集めていた歌舞伎役者(図１)を華やかに描き、とりわけて役者の表情やしぐさを巧みに捉え、色彩豊かな衣装表現もあいまって、多くの人々を魅了しました。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000397_202610081511071c499f19.jpg" alt="" /&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;font color="#666666"&gt;(図１)三代目沢村宗十郎の大星由良之助　歌川国貞(三代豊国)筆　江戸時代・文久3年(1863)　田畑大藏氏寄贈&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;font color="#666666"&gt;10月27日(火)～11月29日(日)本館20室にて展示予定&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		江戸の町人文化がいっそう成熟し、歌舞伎が庶民の娯楽として広く浸透した時代に、国貞は流行を取り入れ、当時のファッション(図２)や江戸の都市文化をとりあげました。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000397_20261008151115478d0336.jpg" alt="" /&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;font color="#666666"&gt;(図2)江戸名所百人美女　東本願寺　歌川国貞(三代豊国)筆　江戸時代・安政4年(1857)&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;font color="#666666"&gt;(注)現在は展示されておりません&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br type="_moz" /&gt;&#13;
		&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;歌川国芳は、武者絵や戯画に優れた絵師として知られています。国芳の出世作である豪傑たちを描いた『通俗水滸伝豪傑百八人之一個(つうぞくすいこでんごうけつひゃくはちにんのひとり)』(図３)に代表される武者絵では、筋肉質で動きのある人物表現と大胆な構図によって、力強く迫力ある世界を描き出しています。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000397_202610081511192025815a.jpg" alt="" /&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;font color="#666666"&gt;(図3)通俗水滸伝豪傑百八人之一人・花和尚魯智深初名魯達(かおしょうろちしんはじめろたつ&lt;/font&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;)　歌川国芳筆　江戸時代・19世紀&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;font color="#666666"&gt;(注)現在は展示されておりません&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		猫や妖怪を題材にしたユーモラスな作品(図４)も多く、庶民の遊び心を巧みに刺激したといえるでしょう。また、天保の改革（1841～43）によって、厳しい風俗統制がとられた時期には、当時の社会や政治を風刺したものと読み解かれてきた作品もあります。国芳は娯楽性だけでなく、時代への鋭い視点をもった絵師でもあったともいえます。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000397_20261008151126a2c1921b.jpg" alt="" /&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;&amp;nbsp;&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;(図4)&lt;/font&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;金魚づくし　百ものがたり　歌川国芳筆　江戸時代・19世紀&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;font color="#666666"&gt;(注)現在は展示されておりません&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;これに対して歌川広重は、風景画によって浮世絵における新しい境地を切り開きました。広重以前にも名所絵は描かれていましたが、広重はとりわけて気象の移ろいや旅情を繊細に表現し、風景版画を新たな領域へと高めたといえます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;代表作『東海道五十三次』は、江戸と京都を結ぶ東海道の宿場町を描いたシリーズです。江戸後期には日本の交通網が整備され、伊勢参りなど庶民の旅行が盛んになりました。そうした時代背景のなかで、人々は旅への憧れを抱くようになります。広重は単なる名所案内としてではなく、雨、雪、夕暮れなど気象の変化を巧みに取り入れ、旅先で感じる情緒や空気感を描きました。たとえば「庄野　白雨」(図５)では斜めに降りつける雨の中、坂道を駆け上る人と、下っていく人がすれ違います。雨そのものには形がありません。画面を斜めに横切る無数の直線と雨を避けようとする人々の姿によって、その激しさを表現しています。ここでの主役は、あくまで突然の雨にあった人々の体験を表現しているのだと思います。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000397_202610081514531fa8fab7.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;font color="#666666"&gt;(図5)&lt;/font&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次　庄野　白雨　歌川広重筆　江戸時代・19世紀　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;内山晋氏寄贈&lt;br /&gt;&#13;
		特別展「歌川広重　江戸のベストアングル」にて10月25日(日)まで展示中&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		さらに『木曽海道六十九次』では、中山道の山間風景を題材とし、東海道とは異なる静けさや雄大な景観を描き出しています。険しい峠道や山村の景観には、人間と自然との深い関わりが感じられます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;晩年の代表作『名所江戸百景』では、その革新性がさらに発展します。橋や木、鳥などを画面いっぱいに大胆に配置し、その奥に遠景を描く構図は非常に斬新でした。「亀戸梅屋舗」(図６)や「大はしあたけの夕立」などでは、近景と遠景を劇的に組み合わせることで、見る者の目を画面の中へ引き込みます。また、四季や天候の変化を通して、江戸という大都市の魅力と生活感を叙情的に表現しているともいえます。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000397_2026100815145765fa8557.jpg" alt="" /&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;font color="#666666"&gt;(図6)名所江戸百景　亀戸梅屋舗　歌川広重筆　江戸時代・安政4年(1857)　内山晋氏寄贈&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;font color="#666666"&gt;特別展「歌川広重　江戸のベストアングル」にて11月25日(水)～12月20日(日)展示予定&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;このように、国貞は都市文化の華やかさ、国芳は力強さと社会への批評的精神、そして広重は旅情と自然表現を特色としていました。なかでも広重は、名所絵に気象表現や感情表現、大胆な構図を取り入れることで、風景版画を新しい表現の世界へと高めたのです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_row" style="background: #F0F8FF; border-radius: 5px; padding: 1em 2em; display: flex; align-items: center;"&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 70%;"&gt;&#13;
		&lt;h3&gt;公式図録&lt;/h3&gt;&#13;
		&lt;p&gt;本展の公式図録をミュージアムショップで販売しています。&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;b&gt;特別展　内山晋コレクション受贈記念 「歌川広重　江戸のベストアングル」&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;/b&gt;&#13;
		&lt;p&gt;監修：東京国立博物館&lt;br /&gt;&#13;
		著者：松嶋雅人、村瀬可奈、土屋貴裕&lt;br /&gt;&#13;
		発行：株式会社　東京美術&lt;br /&gt;&#13;
		印刷・製本：株式会社　東京印書館&lt;br /&gt;&#13;
		定価：5,940円（税込）&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;a href="https://www.tnm-shop.jp/view/item/000000001816"&gt;ミュージアムショップのウェブサイトに移動する&lt;/a&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 30%;"&gt;&lt;a href="https://www.tnm-shop.jp/view/item/000000001816" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000397_2026100215115062ad08b6.jpg" alt="特別展「歌川広重　江戸のベストアングル」公式図録表紙" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;</description>
		<guid isPermaLink="true">http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/10/16/hiroshige02/</guid>
		<pubDate>Fri, 16 Oct 2026 00:00:00 +0900</pubDate>
		<category>絵画</category>
		<category>「歌川広重　江戸のベストアングル」</category>
	</item>
	<item>
		<title>シリーズで楽しむ「東海道五拾三次」</title>
		<link>http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/10/06/hiroshige01/</link>
		<description>&lt;div&gt;2026年9月29日(火)、&lt;a href="http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2759" target="_blank"&gt;特別展　内山晋コレクション受贈記念「歌川広重　江戸のベストアングル」&lt;/a&gt;が開幕しました！&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;この展覧会は、内山晋氏(1893～1980)旧蔵の浮世絵1,025点を受贈したことを記念して開催するものです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;内山氏は、歌川広重を中心とする質の高い浮世絵コレクションを築いた蒐集家です。出版物や展覧会を通してその魅力を広く紹介するなど、浮世絵の研究と普及に大きな足跡を残しました。受贈した作品はいずれも保存状態が良く、長年にわたり大切に保管されてきたことがうかがえます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;本展のみどころの一つは、この内山コレクションの魅力を存分にご堪能いただけるよう、会期を3期に分け、広重を代表する三大シリーズをそれぞれ全点公開することです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;会期と展示作品は、以下のとおりです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		1期　「東海道五拾三次」と江戸名所&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;9月29日(火)～10月25日(日)&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;2期　「木曽海道六拾九次」と諸国名所・花鳥画&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;10月27日(火)～11月23日(月・祝)&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;3期　「名所江戸百景」の世界&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;11月25日(水)～12月20日(日)&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;現在開催中の1期では、「東海道五拾三次」を中心にご紹介しています。&lt;br /&gt;&#13;
		「東海道五拾三次」は、広重といえばまず思い浮かぶ有名なシリーズですが、意外と全図をまとめてみる機会は少ないものです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;そこで本展では、本館A室の会場全体を使い、まるで東海道を旅するように作品をめぐっていただきます。シリーズを通して見ていくと、さまざまな発見があります。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_20260929142244b6520061.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_202609291441209e9fd68b.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;font color="#666666"&gt;特別展　内山晋コレクション受贈記念「歌川広重　江戸のベストアングル」会場風景&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;なかでも注目したいのが、広重の巧みな構図感覚です。広重は遠近法を用い、視点の位置を自在に操りながら、見る人にまるでその場にいるかのような感覚にさせる画面をつくり出しています。そこに天候や時刻の移り変わりを重ねることで、土地の空気までも感じさせる風景を描き出しました。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;旅の始まりは、早朝の「日本橋」から。開け放たれた木戸から大名行列が出立する、シリーズの幕開けにふさわしい、臨場感あふれる一枚です。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_202609071429518b8767f1.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次之内　日本橋　朝之景　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br type="_moz" /&gt;&#13;
		&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;つづいて、日が昇り始める「品川」へ。品川宿へと進む大名行列の最後尾が見えています。こうして並べてみると、日本橋から品川へ、広重が時間の経過まで描いていることが分かります。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_20260907142954fea6d81f.jpg" alt="" /&gt;　　&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次之内　品川　日之出　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;さらに進むと、東海道屈指の難所「箱根」が見えてきます。高い視点から箱根の山々を迫力いっぱいにとらえ、険しい山道を登る行列を小さく描き込んでいます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_2026090714295884a1d07d.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次之内　箱根　湖水図　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;箱根を越えて現在の静岡県に入ると、「三島」に着きます。ここでは一転して、朝霧が立ち込めるなかを出発する旅人にぐっと近寄っています。このような大胆な視点の切り替えも、見る人を飽きさせない工夫でしょう。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_20260907143003bb711f69.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次之内　三島　朝霧　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		また、作品をたどっていくと、当時の旅の険しさも伝わってきます。街道が整備されていたとはいえ、東海道には箱根越えのような難所がいくつもありました。その一つが、大井川の徒歩渡しです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;大名行列ともなると荷物も多く、無事に川を渡り終えるまで、どれほどの時間がかかったのでしょうか。裸の人足たちが荷物を担いで慎重に川を渡っていく様子を、空高くから見下ろすアングルでとらえています。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_20260907143007f9f844d6.jpg" alt="" /&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次之内　嶋田　大井川駿岸　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;ただ、描かれているのは厳しい旅の場面ばかりではありません。シリーズの随所には、旅人たちがひと息つく場面も織り込まれています。「浜松」では、旅人たちが焚火を囲み、暖を取っています。街道を画面と平行にとらえることで、旅の途中でふと立ち止まったかのような感覚にさせます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_2026090714301178fd04b9.jpg" alt="" /&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次之内　浜松　冬枯ノ図　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		東海道の旅は陸路ばかりでなく、愛知県の「宮」から三重県の「桑名」へは、伊勢湾を船で渡ります。「桑名」には、桑名城を望む船着場に二艘の船が到着し、帆をおろす様子が描かれています。船頭は鉢巻を締め直し、船内では大勢の乗客が到着を待ちわびているようです。解放的な眺望と、日光を受けてきらめく海面が爽やかな一枚です。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_2026090714301668ea2e0b.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次之内　桑名　七里渡口　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;そして終点、京都の三条大橋に到着です。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_2026090714302026f89523.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;東海道五拾三次　大尾　京師　三條大橋　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		ここで紹介した作品のほかにも、雪景色で知られる「蒲原（かんばら）」や激しい夕立を描いた「庄野（しょうの）」といったよく知られた名作が並びます。シリーズ全体を通してみることで、構図や視点、天候や時刻を次々と変化させながら、広重が見る人を飽きさせない工夫を凝らしていたことがわかります。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;こうしてシリーズを一続きに並べる今回の展示は、刊行当時の鑑賞方法にも通じます。「東海道五拾三次」は全図が刊行された後、画帖仕立てで販売されたと考えられています。現在では一図ずつ鑑賞する機会のほうが多いかもしれませんが、当時の人びとはアルバムをめくるように作品をたどりながら、シリーズごと楽しんでいたようです。ちなみに、内山コレクションには、販売時に画帖を包んでいた貴重な「絵袋」が残されているのも必見です。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000397_2026090714302619e9b70b.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;真景　東海道五十三駅　続画(東海道五拾三次　絵袋)　歌川広重　&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;江戸時代・天保4～6年(1833～35)頃&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;ぜひ会場内で、広重が描き出した東海道の「ベストアングル」をお楽しみください。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_row" style="background: #F0F8FF; border-radius: 5px; padding: 1em 2em; display: flex; align-items: center;"&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 70%;"&gt;&#13;
		&lt;h3&gt;公式図録&lt;/h3&gt;&#13;
		&lt;p&gt;本展の公式図録をミュージアムショップで販売しています。&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;b&gt;特別展　内山晋コレクション受贈記念 「歌川広重　江戸のベストアングル」&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;/b&gt;&#13;
		&lt;p&gt;監修：東京国立博物館&lt;br /&gt;&#13;
		著者：松嶋雅人、村瀬可奈、土屋貴裕&lt;br /&gt;&#13;
		発行：株式会社　東京美術&lt;br /&gt;&#13;
		印刷・製本：株式会社　東京印書館&lt;br /&gt;&#13;
		定価：5,940円（税込）&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;a href="https://www.tnm-shop.jp/view/item/000000001816"&gt;ミュージアムショップのウェブサイトに移動する&lt;/a&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 30%;"&gt;&lt;a href="https://www.tnm-shop.jp/view/item/000000001816" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202610/uid000397_2026100215115062ad08b6.jpg" alt="特別展「歌川広重　江戸のベストアングル」公式図録表紙" /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;</description>
		<guid isPermaLink="true">http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/10/06/hiroshige01/</guid>
		<pubDate>Tue, 06 Oct 2026 00:00:00 +0900</pubDate>
		<category>絵画</category>
		<category>「歌川広重　江戸のベストアングル」</category>
	</item>
	<item>
		<title>学生証の提示で何度でも入館無料！キャンパスメンバーズ制度のススメ</title>
		<link>http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/09/08/campusmembers/</link>
		<description>&lt;p&gt;突然ですが学生の皆様は、東京国立博物館のキャンパスメンバーズ制度をご存じでしょうか？&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=167"&gt;キャンパスメンバーズ&lt;/a&gt;制度では、キャンパスメンバーズ会員校に在籍する学生・教職員の皆様は、&lt;b&gt;東博コレクション展（平常展）を何度でも無料で観覧することができます&lt;/b&gt;。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000360_20260813104052154427e1.jpg" alt="キャンパスメンバーズ制度 ポスタービジュアル" /&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;キャンパスメンバーズ制度 ポスター&lt;/span&gt; &lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		東博コレクション展（平常展）の通常の観覧料は、一般1,000円、大学生500円ですが、キャンパスメンバーズ制度を利用すれば、会員校の学生・教職員の皆様は、観覧料を気にせずに、何度でも当館にお越しいただくことができます。 &lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		東博コレクション展では、構内にある5つの&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2501#culture_02" target="_blank"&gt;展示館&lt;/a&gt;で、日本やアジアの美術、考古作品を常時3,000件ご覧いただけます。教科書に出てきた作品にも出会えるかもしれません。&lt;br /&gt;&#13;
		一部作品をのぞいて、撮影もできます。お気に入りの作品や場所を見つけたら、ぜひ写真を撮ってみてください。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		「今日はちょっと時間があるから、東京国立博物館に行ってみよう」。&lt;br /&gt;&#13;
		そんな気軽な使い方ができるのも、キャンパスメンバーズ制度の魅力です。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000360_202608131045438071a2c9.jpg" alt="本館へ向かう来館者" /&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		また、会員校の学生の皆様は、一部の特別展を割引料金で見ることができます。&lt;br /&gt;&#13;
		例えば、10月14日（水）から始まる&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2770" target="_blank"&gt;開創700年記念　特別展「大徳寺　本朝無双之禅苑」&lt;/a&gt;（平成館特別展示室、10月14日（水）～2026年12月6日（日））は、通常の当日料金1,300円（大学生）のところ、200円割引の1,100円で観覧できます。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		さらに、9月29日（火）に開幕する&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2759" target="_blank"&gt;特別展　内山晋コレクション受贈記念「歌川広重　江戸のベストアングル」&lt;/a&gt;（本館A室、9月29日（火）～12月20日（日））は、なんと、会員校の学生の皆様は、&lt;b&gt;無料でご覧いただけます&lt;/b&gt;。&lt;br /&gt;&#13;
		特別展を無料で観覧できる機会はそう多くはありません。この機会をぜひお見逃しなく。&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=167#kaiin" class="el_btn_border _page_s"&gt;通っている学校が対象校か、キャンパスメンバーズ会員校一覧でご確認ください&lt;span class="el_icon el_icon-arrow-right" aria-hidden="true"&gt;&amp;nbsp;&lt;/span&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;p&gt;「無料なのはわかったけれど、入館手続きが複雑なのでは&amp;hellip;&amp;hellip;？」&lt;br /&gt;&#13;
		そう思った方も、ご安心ください。 利用方法もいたってシンプルです。 &lt;br /&gt;&#13;
		正門チケット売場（窓口）で、キャンパスメンバーズ会員校の学生・教職員であることをお申し出ください。学生証・教職員証をご掲示いただければ、観覧券をお渡しします。&lt;br /&gt;&#13;
		そのあとは、受け取った観覧券を持って入口からご入館ください。 &lt;br /&gt;&#13;
		（注）正門にて金属探知機と手荷物検査によるセキュリティチェックを行っています。&lt;br /&gt;&#13;
		また、キャリーケースの敷地内への持ち込みが不可となっていますのでご注意ください。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		入館したら、何をするかは皆様次第です。&lt;br /&gt;&#13;
		「推しの作品」に会いにいくも良し。&lt;br /&gt;&#13;
		建物の造形美を楽しむも良し。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=124" target="_blank"&gt;レストランやカフェ、TOHAKU茶館、キッチンカー&lt;/a&gt;でグルメを堪能するも良し。&lt;br /&gt;&#13;
		ミュージアムショップでお気に入りグッズを探すも良し。&lt;br /&gt;&#13;
		もちろん、目的なく気ままに館内を見てまわるのもおすすめです。&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_row"&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 40%; "&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000360_202608131048113cbcd015.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 40%; "&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000360_202608131048259ef768d9.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_row"&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 40%; "&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000360_20260813104852812cfd19.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 40%; "&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000360_20260813104907c54ed264.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;p&gt;また、毎週金・土曜日、翌月曜日が祝・休日の場合の日曜日は、9時30分～20時00分まで開館しているので、授業やサークル活動の後にふらっと足を運んでいただくこともできます。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		一度の来館で、すべてを見てまわる必要はありません。&lt;br /&gt;&#13;
		「今日はこの作品だけ」「授業の空き時間にちょっとだけ」「友だちと一緒に」。&lt;br /&gt;&#13;
		1人でじっくり楽しむのも、ご友人と訪れるのも、大歓迎です。&lt;br /&gt;&#13;
		キャンパスメンバーズ制度を通して、当館をより身近に感じていただければと思います。&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;br /&gt;&#13;
		学生の今だからこそ使える&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=167"&gt;キャンパスメンバーズ&lt;/a&gt;制度。&lt;br /&gt;&#13;
		ぜひご活用いただき、お気に入りの過ごし方を探してみてください。&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_row"&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 40%; "&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000360_20260831145627fafc226c.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div class="tnm_col" style="flex-basis: 40%; "&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202609/uid000360_20260831145642097b71ff.jpg" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;会員校にて、&lt;/span&gt;&lt;font color="#666666"&gt;&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2759" target="_blank"&gt;特別展 内山晋コレクション受贈記念「歌川広重　江戸のベストアング&lt;/a&gt;&lt;/font&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2759" target="_blank"&gt;ル」&lt;/a&gt;のオリジナルステッカーを配布予定です！&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt; 見かけたらぜひ手に取ってみてください。 裏面の二次元コードからは&lt;a href="https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=167"&gt;キャンパスメンバーズ制度のウェブページ&lt;/a&gt;へアクセスできるので、持ち歩きにもぴったりです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;p&gt;当館のSNS公式アカウントでは、多様な最新情報を配信しています。&lt;br /&gt;&#13;
		ぜひチェックしてみてください。&lt;br /&gt;&#13;
		・&lt;a href="https://x.com/TNM_PR" target="_blank"&gt;X&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		・&lt;a href="https://www.facebook.com/TokyoNationalMuseum" target="_blank"&gt;Facebook&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		・&lt;a href="https://www.instagram.com/tnm_pr/" target="_blank"&gt;Instagram&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&#13;
		・&lt;a href="https://www.youtube.com/user/TokyoNationalMuseum" target="_blank"&gt;YouTube&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</description>
		<guid isPermaLink="true">http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/09/08/campusmembers/</guid>
		<pubDate>Tue, 08 Sep 2026 00:00:00 +0900</pubDate>
		<category>news</category>
		<category>教育普及</category>
	</item>
	<item>
		<title>宝相華は謎の花</title>
		<link>http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/08/21/Floral_Motifs_in_Buddhism_2/</link>
		<description>&lt;p&gt;宝相華をご覧になったことはありますか。「ほうそうげ」あるいは「ほっそうげ」と読みます。読んで字の如く、宝物のような美しい花です。咲いているのはお寺とかですね。お花で有名なお寺もたくさんあります。桜とか、牡丹とか、紫陽花(あじさい)とか。今の時期は蓮がきれいですね。当館に近い不忍池辯天堂(しのばずのいけべんてんどう)も、蓮が美しく咲いていて、あたかも浄土のように思えます。&lt;/p&gt;&#13;
		&lt;div&gt;でも、この宝相華という花は、お庭や池ではなく、お堂の中に咲いています。そして今では、お寺の宝物館や、各地の博物館、美術館に咲いています。季節を問わず、枯れることなく。お堂の中や仏像を飾り、またかつてお堂や仏像を飾っていたものが、今では文化財となって、保管され、鑑賞されているのです。この花は、建造物の装飾や仏像を飾る光背(こうはい)・台座、仏具などに咲いています。仏を飾るために創造された、植物としては実在しない空想の花なのです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;　&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;それではどんな花かというと、実は決まったかたちがあるわけではありません。ちなみに現在開催中の特集「&lt;a href="http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2769"&gt;仏教の花―蓮と宝相華―&lt;/a&gt;」(本館4室、8月30日(日)まで)で展示している作品をいくつか並べてみると、こんな感じです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;鎌倉時代(13世紀)の金銅尾長鳥文華鬘(こんどうおながとりもんけまん)(図1)では、斜め上から見た8弁の大きな花が目を引きます(図2)。&lt;br /&gt;&#13;
		中心部にも花弁のようなものがもこもこと重なり、八重(やえ)咲きの花を思わせます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_20260817152659e42ef615.jpg" width="600" height="450" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図1)金銅尾長鳥文華鬘(こんどうおながどりもんけまん)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;鎌倉時代・13世紀&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_20260817152704170ed36f.jpg" width="600" height="528" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図2) 金銅尾長鳥文華鬘　斜め上から見た宝相華部分&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;横から見ると、縦に花を2つ重ねたようです(図3)。葉っぱも花弁のようです(図4)。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_20260817153324f83639e9.jpg" width="600" height="600" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図3) 金銅尾長鳥文華鬘　側面から見た宝相華部分&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_202608171527146671dbb6.jpg" width="600" height="540" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図4) 金銅尾長鳥文華鬘　宝相華の葉部分&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;平安時代後期(12世紀)の金銅灌仏盤(こんどうかんぶつばん)(図5)では斜め上から見た6弁の大きな花が線刻で表されています(図6)。&lt;br /&gt;&#13;
		中心にはやはり小さな花弁のようなものが見え、雄蘂(おしべ)のような円いものも表されています。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_2026081909303108ea71b8.jpg" width="600" height="450" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図5)&lt;span style="color: rgb(153, 0, 0);"&gt;&amp;nbsp;重要文化財&lt;/span&gt;　金銅灌仏盤(こんどうかんぶつばん)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;平安時代・12世紀&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_20260817162422c0736446.jpg" width="600" height="485" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図6) &lt;span style="color: rgb(153, 0, 0);"&gt;重要文化財&lt;/span&gt;　金銅灌仏盤　斜め上から見た宝相華部分&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;　&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;それより1世紀ほど前の長元3年(1031)に製作された金銅宝相華唐草文経箱(こんどうほうそうげからくさもんきょうばこ)(ただし模造。原品：滋賀・延暦寺)(図7)を見ると、斜め上から見た均整の取れた6弁の花が線刻で表されており、中心部には蘂(しべ)や小さな花弁のようなものが表されているのがわかります(図8･9)。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_20260817152732360cc2c3.jpg" width="600" height="450" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図7) 金銅宝相華唐草文経箱(模造)(こんどうほうそうげからくさもんきょうばこ　もぞう)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;山脇洋二模　昭和13年(1938)頃　原品：平安時代・長元3年(1031)　滋賀・延暦寺所蔵(叡山横川如法堂埋納)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_2026081909313631decb4f.jpg" width="600" height="420" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図8) 金銅宝相華唐草文経箱(模造)　蓋表　斜め上から見た宝相華部分(上下を反転)　&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_202608171527418d130c6a.jpg" width="600" height="498" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図9) 金銅宝相華唐草文経箱(模造)　蓋表　斜め上から見た宝相華部分&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;側面から見た花は、やはり縦に花を重ねたようですが、基本的には斜め上から見た花と同じ作りで、下の中央の花弁を上にめくると、萼(がく)が現れてこのような花になるようです(図10)。葉っぱは花弁のように豊かなふくらみがあり、小さな葉を根元の左右につけ、中央から大きな葉が伸びています(図11)。花弁も葉も豊かな造形で、ともに中心部に杏仁形(きょうにんがた)の芯のようなものがあるので、一見同じように見えます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_20260819093150ae52b4c2.jpg" width="600" height="482" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図10)金銅宝相華唐草文経箱(模造)　 蓋表　側面から見た宝相華部分(上下を反転)　&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_20260817152752df4a90b9.jpg" width="600" height="579" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図11)金銅宝相華唐草文経箱(模造)　 蓋表&amp;nbsp; 宝相華の葉部分&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;整理すると、花は基本的には6弁(～8弁)の花だと考えられます。花弁は大振りで、それなりの大きな花だと思われます。葉が花弁と似ているのは、統一感を持たせようという意匠的な工夫かと思われますが、やはり豊かな量感を出したかったからではないかと推測されます。この中では金銅宝相華唐草文経箱(模造)が最も均整が取れていますので初発性があり、時代の下がる金銅尾長鳥文華鬘ではかたちが崩れ、側面花は斜め上から見た花の花弁をめくったようなかたちではなく、違う花のようになっています。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;さて、実在する花に似たものを探してみると、牡丹や芙蓉、蓮、椿などが挙げられます。いずれも大振りで花弁が大きく、量感があるのが特徴で、これらを組み合わせて宝相華は創出されたと思われます。特に「百花の王」とも称される牡丹は、宝相華の成立に深く関わっていると考えられ、中国・盛唐期の牡丹の流行が、これを主たるモチーフとした花文様(はなもんよう)の成立を促したといえるでしょう。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;中国・盛唐期の製作と思われる正倉院宝物の螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)(北倉29)の背面に表された唐花(からはな)文様(図12・写真は模造)や、唐・開元24年(736)銘の大智禅師碑(だいちぜんじひ)(原碑：中国・西安碑林博物館)の碑側(ひそく)に表された唐花文様(図13)には、牡丹を彷彿させる豊麗な花を見ることができ、こうした唐花文様が仏教美術に採り入れられ、宝相華が育まれていったと推測されます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_2026081715441942be3790.jpg" width="600" height="932" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図12) 模造　螺鈿紫檀五絃琵琶(もぞう　らでんしたんのごげんびわ)(部分)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;明治時代・19世紀　原品：奈良時代・8世紀　正倉院宝物(北倉29)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(注)本特集では展示していません&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_2026081715442457e335d6.jpg" width="600" height="1051" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図13)大智禅師碑(だいちぜんじひ)(部分)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;史惟則筆　中国　唐時代・開元24年(736)&lt;span style="white-space: pre;"&gt;	&lt;/span&gt;&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(注)本特集では展示していません&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;唐は世界帝国として君臨し、シルク・ロードを通じて東西交易を盛んに行い、ササン朝ペルシアや東ローマ帝国から様々な文物がもたらされました。その中に植物をモチーフにした生き生きとした文様があり、そうした新たなモチーフとの接触が盛唐の華やかな気分と合致し、豊麗な唐花文様が生み出されたと考えられます。そして中国伝統の雲気(うんき)の表現が、西方から伝わったパルメット唐草や葡萄唐草と融合して唐花唐草文様あるいは宝相華唐草文様となり、広がっていったと考えられるのです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;空想された花ですが、空想された花ゆえか、近代以降の美術史や建築学、考古学の研究では、その不思議な魅力に取り憑かれ、宝相華の名前が定着し、盛んに研究されました。もちろん中国の文献にも宝相華は登場しますが、現れるのは宋代以降で、唐代に何と呼ばれていたかは定かではありません。そして、文献に載る宝相華と現在我々が呼んでいる宝相華が一致するかも覚束なく、結局のところ宝相華が何者かというのはよくわからないのです。ちなみに、日本での初出は本草書の『大和本草(やまとほんぞう)』(貝原益軒著、1708年)「諸品図」との説がありますが、ここでは実在の植物「宝相花」として花の図のみが表されているに過ぎません。また、同書の巻十二「仏桑花(ぶっそうげ)」の項に、よく似た花として『三才図会(さんさいずえ)』(中国・明・王圻撰、1607年)に「宝相花」があると記され、『三才図会』には実際に絵入りで収録されていますが、当然ながら仏教美術に登場する宝相華とは違う花のようであり、『大和本草』に載る植物とも花弁の付き方などが違うようです。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;『三才図会』によれば、花の色は赤と薄紅があったようですが、宝相華の花の色はどんな色だったのでしょうか。これも答えがないのですが、日本では赤や青、緑や紫で彩られることが多かったと思われます。&lt;br /&gt;&#13;
		木製彩色迦陵頻伽文華鬘(もくせいさいしきかりょうびんがもんけまん)(図14)には、この色で描かれた宝相華が表されています(図15)。「紺丹緑紫(こんたんりょくし)」といって、紺(青)と丹(赤)、緑と紫が奈良時代以来組み合わせのよい色として配色されてきました。恐らく中国・唐の建築装飾などで考えられた配色で、それが日本に伝えられ、継承されていったのでしょう。花弁は中央から縁に向かって濃淡が色相のグラデーションで表された暈繝彩色(うんげんざいしき)という技法で彩られています。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;これも中国・唐から奈良時代に伝えられた技法で、宝相華のかたちと同様に細部に変化はありましたが、基本的には時代を超えて継承されてきたのです。花の色はひとまず落ち着きましたが、こんな花は当然存在しないので、やはり謎の花ではあります。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_202608171528033bab6396.jpg" width="600" height="600" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図14)&lt;span style="color: rgb(153, 0, 0);"&gt;重要文化財&lt;/span&gt;　木製彩色迦陵頻伽文華鬘(もくせいさいしきかりょうびんがもんけまん)&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;和歌山・丹生都比売神社伝来　室町時代・16世紀&lt;span style="white-space: pre;"&gt;	&lt;/span&gt;&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_202608171528089b2f8b8e.jpg" width="600" height="460" alt="" /&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図15)&lt;span style="color: rgb(153, 0, 0);"&gt;重要文化財&lt;/span&gt;　木製彩色迦陵頻伽文華鬘　宝相華部分&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;美しく魅力ある名前と豊麗な形姿によって宝相華は親しまれてきましたが、その実態は謎が多いのですね。時代や地域によってもかたちは変わっていきますし、ルーツも語源も定かでなく、見る人によって違う姿を見せるかのようです。決まったかたちがないので、工人によっては工夫して美しく整え、あるいはかたちの意味が理解できず崩れてしまうのですね。そんなところもこの花の魅力かもしれません。&lt;br /&gt;&#13;
		本特集は、本館4室にて8月30日(日)まで開催しています。ぜひ、博物館に咲く宝相華を見に足をお運びください。&lt;br /&gt;&#13;
		&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;img src="http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/blog/202608/uid000394_20260817170035ed7438bb.jpg" width="600" height="400" alt="" /&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;span style="color: rgb(102, 102, 102);"&gt;(図16)本館4室の展示風景&lt;/span&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;余談ですが、奈良国立博物館のミュージアムショップで販売しているオリジナル日本酒はその名も「宝相華」。仏教美術専門館らしいネーミングです。名称の公募があり、当時解説ボランティアをされていたKさんと私が提案してこの名前になり、2人で副館長室に呼ばれて、記念に1本ずついただきました。Kさんは、奈良の伝統校・奈良高校のご出身とかで、校章から着想したとうかがいました。梅に桜に菊、牡丹と、花の名前は日本酒に多く使われますが、いかにも奈良のお酒にふさわしい名前だと思いませんか。&lt;br /&gt;&#13;
		(注)東京国立博物館では販売していません。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;▼本特集関連ブログは以下よりご覧いただけます。&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;div&gt;&lt;a href="http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2026/07/14/Floral_Motifs_in_Buddhism/" target="_blank"&gt;&amp;nbsp;博物館で蓮を観る&lt;/a&gt;&lt;/div&gt;&#13;
		&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;</description>
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		<pubDate>Fri, 21 Aug 2026 00:00:00 +0900</pubDate>
		<category>研究員のイチオシ</category>
		<category>特集・特別公開</category>
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