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トーハクくんがゆく! 「『世界キャラクターサミットin羽生』に行ってきたほ!」

ほほーい!ぼくトーハクくん!

11月25日(土)と26日(日)の2日間、ぼくとユリノキちゃん、それから京都国立博物館のトラりんとで「第8回 世界キャラクターサミットin羽生」に出場するために埼玉県羽生市に行ってきたんだほ!


トーハクのブース前で記念撮影だほ

みんな、「世界キャラクターサミットin羽生」って知ってるほ?
日本のいろんな地域や海外から、400以上のキャラクターが集まるすごいイベントなんだほ!


いっぱいのお友だちがいたほ。ぼくはどこか見つけられるほ?

会場は羽生市の羽生水郷公園というところ。お天気もよくって気持ちよかったほー。
とってもたくさんの人が遊びに来てくれて、写真もいっぱい撮ってもらったほー!
2日間で31万人も来たんだほ、すごいほ。


開場を待つ人たちがたくさん!

会場も埼玉県でトーハクにも近いし、広報大使としてがんばってトーハクの魅力をPRしてきたほ。


トーハクのブース。新春イベント「博物館に初もうで」のポスターを貼ったほ!


記念品やパンフレットを配ったほ


みんなトーハクに興味しんしんね


会場は大盛り上がりだほ!

久しぶりに会えたお友だちもたくさんいたほ!


愛媛県今治市のバリィさんとは今年の3月に京都国立博物館で開催された京キャラ博ぶりの再会だほ


はにわ仲間、埼玉県本庄市のはにぽんとは去年のゆるキャラグランプリ以来だほ


滋賀県甲賀市のにんじゃえもんは特別展「平安の秘仏」(2016年9月13日~2017年1月9日)で会ったほ


たくさんのお友だちができたほ~!


滋賀県彦根市のひこにゃんと仲よくポーズ


島根県のしまねっこ。特別展「出雲―聖地の至宝(2012年10月10日~2012年11月25日)トーハクに来てくれたみたい。ぼくは会えなかったほ


ぴったり形がはまっている千葉県のチーバくんと茨城県神栖(かみす)市のカミスココくん


岡山県井原市のでんちゅうくん、長崎県島原市のしまばらんと!


左から大阪市枚方(ひらかた)市のみっけちゃん、福岡県宮若(みやわか)市の追い出し猫サクラちゃん、群馬県みどり市ドラキリュウくん、高知県高知市のカツオにゃんこ(鰹猫)、うしろに埼玉県飯能市のぴあにしき


千葉県のPマン、ぴーにゃっつとスリーショット♪


千葉県船橋市のふなごろーと


おとなりのブースだった宮崎県宮崎市のビズベア次男ちゃんと仲良くなったの! 


長野県上田市の真田幸丸とかたい握手だほ!


茨城県稲敷市の稲敷いなのすけと静岡県浜松市うなぎいものうなもと!

25日(土)には「はにゅコレ」っていう仮装イベントにも出場したんだほ。
ぼくは尾形光琳(おがたこうりん)さんの「風神雷神図屏風」の雷神に変身!


雷神になったぼくと、おめかしをした司会者のユリノキちゃん

なんと、トラりんも雷神に変身! 作品そっくりの雷神だったほ!


トラりんとぼく、どっちが雷神に見えるほ?

最後はトラりんと二人で踊りまくってきたほ。


得意のダンス。いつも以上に調子がよかったほ

26日(日)はステージでのPRタイムがあったほ。
12月23日(土・祝)~25日(月)の「トーハク感謝DAY」と、2018年1月2日(火)からの「博物館に初もうで」のPRもしたんだほ。
※「トーハク感謝DAY」期間中は総合文化展が無料です


司会のお姉さんとの息もばっちりだったほ!

会場では、お客さんから「トーハクに何回も行ってるよ」とか、「ぜひ行ってみたいな」っていう声もいっぱい聞いたんだほ!


ぼくと同じポーズでパチリ


ぼくとユリノキちゃん、トラりんと3人一緒に撮影大会。大人気だほ

たくさんのお友達に会えた2日間。
とってもとってもうれしかったほ。
これからも、トーハクやほかの場所でみんなに会えるのを楽しみにしてるほ!


「世界キャラクターサミットin羽生」、完全燃焼だほー!


 

カテゴリ:newsトーハクくん&ユリノキちゃん

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posted by トーハクくん at 2017年12月05日 (火)

 

特別展「運慶」50万人達成!

興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」(9月26日[火]~11月26日[日])は、ついに来場者50万人を突破しました!
非常に多くのお客様にご来館いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

本日11月22日(水)、50万人突破を記念してセレモニーを行いました。
セレモニーにご出席のお客様は野口幸男さん。
野口さんには記念品として、興福寺の多川貫首より限定の御朱印帳(非売品)を、当館館長の銭谷眞美より展覧会図録を、「運慶学園」留学生のパックンより展覧会オリジナルグッズを贈呈しました。
トーハクくんは今日は出張中のため、代理としてトーハクくんぬいぐるみが出席しました。


特別展「運慶」50万人セレモニー
左から野口幸男さん、多川貫首(興福寺)、銭谷眞美(東京国立博物館館長)、運慶学園留学生のパックン(パックンマックン)


展覧会場のある平成館のエントランスには「運慶学園」の記念撮影コーナーも。
卒業証書もご用意していますので、運慶学園の卒業記念にいかがですか?
「ぼくも卒業したほー!」


野口さんは、お寺めぐりがお好きなのだそう。
「仏像が作られたのは現在とは違う時代。時代を超えて、制作当時の状況が伝わってくるのが仏像の魅力だと思います」とお話しくださいました。

また「これだけの仏像が一堂に会することはなかなかないことで、ぜひ間近で見たいと思って来ました」というお話も。
そうなんです! 本展は、運慶作のお像はもちろんのこと、父康慶、息子湛慶・康弁のお像も一堂に会する、史上最大の「運慶」展です!!
それぞれのお像の造形を隅々までお楽しみいただけるよう、展示にも工夫を凝らしました。
一見の価値あり、必見の展覧会です。
まだご覧になっていない方、最後にもう一度という方、ぜひお越しください。

特別展「運慶」は、いよいよ今週末11月26日(日)までです!
本日11月22日(水)より最終日までの5日間、毎日午後9時まで開館します(※入館は午後8時30分まで)。
また、最新の混雑状況はTwitter @unkei2017komi でご確認ください。

カテゴリ:news2017年度の特別展

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posted by 高桑那々美(広報室) at 2017年11月22日 (水)

 

ボランティアデーと平成30年度からのボランティア募集のお知らせ

毎年12月の初めにおこなう、ボランティアのイベント満載の日、東博ボランティアデーが近づいてきました。
今年は12月1日(金)と12月2日(土)に開催します。
この2日間は、ボランティアによるさまざまなガイドツアーなどを行いますので、トーハクを楽しみたい方やボランティア活動に興味がある方は、ぜひご来館ください。

 

ボランティアデーはどんなイベントがあるの?

この2日間は、ボランティアのグループによるガイドツアーなどのイベントがたくさんあります。
12月1日は7種類の、12月2日には、なんと12種類ものガイドツアー等があります。
各展示館や分野別のガイド、樹木やたてものなどのガイドのほか、お茶会などもあります。
どれも初めての方にもわかりやすく、お気軽にご参加いただける内容でお楽しみいただけます。
また、いつものガイドツアーとは一味違った、ボランティアデーならではのご案内を計画しているグループもあります。
ボランティアと一緒に館内をめぐったり、作品を見たりすることで、今まで気づかなかったトーハクの楽しみ方を発見できるかもしれません。
出入りは自由ですので、お好きなものにいくつでも参加してみてください。
※一部、当日先着順の定員制があります

トーハクボランティア1 トーハクボランティア2

 

ボランティアデーだけの「活動紹介ツアー」

さらに、この日は特別に、ボランティアが自分たちの活動内容を皆さんにご紹介するツアーも行います。
各活動場所でどのような活動をしているか、お客様からどんな質問があるのか、ボランティア活動にどんなことにやりがいを感じているかを、少人数のグループに分かれてご案内します。それぞれのボランティアの本音を聞くことができるでしょう。
博物館でのボランティア活動に興味をお持ちの方や、トーハクに興味がある方は、このツアーも、ぜひお勧めです。

トーハクボランティア3

 

トーハクボランティアって、どんな人たち?

トーハクボランティアは現在、全部で約140人いて、3年間の任期で活動しています。
普段は、来館者の方へのご案内や、体験コーナーのサポートなどを中心に活動しています。
ボランティアによっては、それに加えて、講演会やワークショップ、スクールプログラムなどのサポートをしたり、ガイドツアーなどのクラブ活動に入ったりしています。

ボランティアはトーハクが大好きで、たくさんの楽しみ方を知っています。
来館者の方たちにも楽しんでいただこうと、笑顔でご案内しています。
「今日は何を見ようかな」、「一番近いお手洗いはどこ?」「今日の感動を誰かと分かち合いたい」、そんなときはぜひ、館内のボランティアに気軽にお声がけください。

トーハクボランティア4

 

平成30年度ボランティア募集中

ボランティアデーでは、平成30年4月から3年間活動する、新規ボランティアの募集説明会も行います。
活動の内容や応募の注意点を職員がお話します。
ご質問もお受けしますので、これから応募を考えている方は、あわせてご参加ください。
応募にはこちらの募集案内をお読みの上、郵送でご応募ください。
応募期間は12月11日(月)~1月11日(木)までです。

ボランティアの祭典のような、にぎやかな2日間になります。
初冬のひととき、ボランティアデーのトーハクで楽しんでみませんか?
 

カテゴリ:news教育普及催し物

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posted by 鈴木みどり(ボランティア室長) at 2017年11月21日 (火)

 

特別展「運慶」40万人達成!

興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」(9月26日[火]~11月26日[日])は、来場者40万人突破を記念して、11月14日(火)にセレモニーを行いました。
トーハクの特別展で40万人突破のセレモニーを行うのは、特別展「始皇帝と大兵馬俑」(2015年10月27日[火]~2016年2月21日[日])以来のこと!
こんなにも多くのお客様にご来館いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

セレモニーにご出席のお客様は、埼玉県越谷市からお越しの青木陽子さんです。
今日は埼玉県民の日で、息子さんの小学校はお休み。「せっかくの機会なので」と、息子さんとお嬢さん、そしてお母さまとご一緒にご来館くださいました。
大学では考古学を学ばれていたという陽子さんだけに、お子さんたちとご一緒に、何度もトーハクに来てくださっているそうです。


特別展「運慶」40万人セレモニー
右が副館長の井上洋一、その隣が青木陽子さん。
トーハクくん、ユリノキちゃんにはさまれて元気にピースをしているのが、息子さんとお嬢さん、そしてお母さまです


陽子さんには、当館副館長より展覧会図録のほか、興福寺さんからご提供いただいた限定の御朱印帖などを、記念品として贈呈しました。

「奈良が大好きなんです」という陽子さん。特別展「春日大社」(1月17日[火]~3月12日[日])を見にご来館された時に、チラシをご覧になって「運慶」展開催を知ったそうです。
「仏像を360度から見られるなんて、普通ではあまりないことなので楽しみです。それに、仏像は立体で大きなものなので、子どもたちにも見やすいのではないかと思います」とお話しくださいました。

特別展「運慶」は11月26日(日)まで。
ラスト5日間、11月22日(水)~26日(日)の期間は、「運慶」展と、黒田記念館を除く総合文化展は午後9時まで開館することが決定しました!(入館は閉館の30分前まで)
また、閉幕が迫り連日多くお客様にお越しいただいております。
最新の混雑状況はTwitter @unkei2017komi でご確認ください。

カテゴリ:news2017年度の特別展

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posted by 高桑那々美(広報室) at 2017年11月14日 (火)

 

”メジャーリーグ”昇格への長い道のり -特集「室町時代のやまと絵」のみどころ-

現在、本館2階 特別1・2室で「室町時代のやまと絵―絵師と作品―」(2017年10月24日(火)~12月3日(日))と題する特集を行なっています。
この特集は東京国立博物館の所蔵品を中心に、室町時代に制作されたやまと絵をテーマとして、その豊かな表現世界を紹介する意図のもと、企画したものです。
これらの作品のなかには、前代までの作品とは異なり絵師の名前が判明する作例も多くみられることから、”絵師と作品”をサブテーマとしました。

ただ、室町時代のやまと絵と聞いて、具体的なイメージがなかなか思い浮かばないのではないでしょうか。
室町時代の美術と言えばやはり、京都の金閣や銀閣に代表される、足利義満の北山文化や足利義政の東山文化、もしくは雪舟をはじめとする水墨画の印象が強いのではないかと思います。
それもそのはず。中学校の歴史の教科書や高校の日本史の教科書でも、残念なことに室町時代の文化の項でやまと絵はほとんど取り上げられていません。
昨今注目を浴びる日本美術のスター選手(作品)に比べ、非常にマイナーな存在と言っていいでしょう。
とはいえ、私も大学で日本美術史の授業を受けるまで、その存在は全く知らなかったので、偉そうなことは言えません。

ですが、その授業で平安時代や鎌倉時代とは異なる、いわく言い難い室町やまと絵の魅力を知り、卒業論文は室町時代のある絵巻を取り上げたものでした。
それから十数年、今回、室町やまと絵を紹介する特集が組めたことを心からうれしく思っています。

前置きはさておき、今回は大きく三つのテーマから「室町時代のやまと絵」を紹介しています。
最初のテーマが「室町時代のやまと絵屏風」。
室町時代のやまと絵が注目されるようになったのは、ある作品の「発見」がきっかけでした。
それが今回展示している「浜松図屏風」(個人蔵)です。
室町時代、15世紀にさかのぼる制作とされるこの屏風の発見により、多くの室町やまと絵屏風の発掘が進み、この時代のやまと絵の研究が大きく進みました。

重要文化財 浜松図屏風重要文化財 浜松図屏風
重要文化財 浜松図屏風 室町時代・15世紀 個人蔵 (展示:~2017年11月12日(日))
金によってまばゆい輝きを放つ安土桃山時代や江戸時代の屏風とは異なる、月夜で淡く、にぶい光を放つような印象を受ける、室町時代やまと絵屏風随一の優品。


今回の展示では、この「浜松図屏風」のほか、いくつかの室町やまと絵屏風を展示しています。

重要文化財 松図屏風重要文化財 松図屏風
重要文化財 松図屏風 伝土佐光信筆 室町時代・16世紀 (展示:通期)
室町時代後期の絵所預(えどころあずかり)、土佐光信筆の伝承を持つ屏風。
今年、重要文化財に指定された作品で、本年度の「東京国立博物館 展示・催し物のご案内」(※配布は終了しました)の表紙も飾っています。


二つ目のテーマが「六人のやまと絵師たち」。
京都・嵯峨の清凉寺に伝わる「融通念仏縁起絵巻」を紹介しています。
この絵巻、詞書を後小松上皇や将軍足利義持をはじめとする豪華メンバーが執筆しており、それだけでも非常に貴重な作ですが、絵の筆者が分かる点でも非常に稀有な作例です。
というのも、絵巻の裏側に絵師の名前を記した紙が貼ってあり、これにより六人の絵師たちが分担して描いたことが判明するのです。こうした作例は類例がありません。

重要文化財 融通念仏縁起絵巻 巻上(裏面、部分) 重要文化財 融通念仏縁起絵巻 巻上(裏面、部分)
六角寂済・粟田口隆光・藤原光国・藤原行広・永春筆 室町時代・応永24年(1417) 京都・清凉寺蔵 (展示:~2017年11月12日(日))
上巻第三段を担当した粟田口隆光の名前があります。絵巻の裏面ですので、残念ながら展示室ではご覧いただけません。


展示会場風景
今回は上下巻を前後期に分け、ケースいっぱい、15メートルほど展示しています。
絵師たちの筆遣いの違いにご注目ください。やはりそれぞれに個性があります。


三つ目のテーマが「宮廷絵所預 土佐光信と光茂」。
宮廷絵所預とは、天皇から任命される、いわば絵師たちのトップに与えられる役職。清凉寺の「融通念仏縁起絵巻」にも新旧の絵所預が含まれていますが、室町時代の中後期にこの役職を独占したのが土佐光信と光茂の親子です。
例えば「清水寺縁起絵巻」は、同時代の史料から土佐光信が最晩年の頃に描いたことが知られます。ただこの中に画風の異なる段があり、息子光茂が担当したと考えられています。
今回の展示では、この親子競演の二段分を比較しながらご覧いただけます。

重要文化財 融通念仏縁起絵巻 巻下(部分)重要文化財 融通念仏縁起絵巻 巻下(部分)
重要文化財 清水寺縁起絵巻 巻下(部分) 土佐光信・土佐光茂筆 室町時代・永正14年(1517) (展示:通期)
上が光信筆。下が光茂筆。親子でも、画風がだいぶ異なることが分かります。


室町時代の土佐派と言えばこの光信、光茂なのですが、今回はこの二人に大変縁のある人物の作品を展示しています。
一人は土佐光久の「清水寺図扇面」。光久は別名、千代。
光信の娘で、狩野元信に嫁いだとされる女性画家です。
狩野派が土佐派のやまと絵技法を取り入れたきっかけとなったとして、狩野派で大変評価の高い人物です。

清水寺図扇面
清水寺図扇面 伝土佐光久筆 室町時代・16世紀 (展示:~2017年11月12日(日))
千代は光信、元信に絵を学んだとされます。この作品にはそういった様子がなかなかうかがえないのが苦しいところ。おそらくは別人の作と考えられます。


もう一人が土佐光元。光茂の息子で絵師を目指しながら、織田信長に仕え、従軍した先で戦死してしまうという、かなりドラマティックな人生を送った絵師です。
光元の戦死により、土佐家は断絶。江戸時代になり土佐光起が絵所預に復帰するまでのおよそ100年間、土佐派は停滞。その間に狩野派がまさに画壇の天下を取ることになります。

源氏物語図扇面
源氏物語図扇面 伝土佐光元筆 室町時代・16世紀 (展示:2017年11月14日(火)~)
この作品、当初はこの特集での展示を予定していませんでした。というよりも、収蔵庫にありながら不覚にもその存在を知らなかった作品です。千代の清水寺図扇面などとともに「土佐光元」の札のある扇があり、「何だこれ?」と開けてびっくり! の作品でした。
光元筆と確実視される作品との比較から、真筆である可能性は高いのではないかと考えています。また別の機会に改めてご紹介しましょう。

このほか、この特集では、四つ目のテーマとして、室町時代やまと絵師たちの活動を知る重要史料、「土佐家文書」を取り上げています。
ここでは触れられませんでしたので、今回刊行した図録をご参照下さい。

室町時代のやまと絵が日の目を見るようになってからまだ半世紀。
この特集が、いまだ認知度の低い室町やまと絵を広くみなさまにお目に掛ける機会となるのはもとより、室町時代のやまと絵が歴史の教科書に掲載され、「マイナーリーグ」から「メジャーリーグ」へ昇格する日が来ることを願ってやみません。
そうしたサポーター形成のためにも、皆さん是非、特集の会場へお運びください。

 

特集 室町時代のやまと絵―絵師と作品―
本館 特別1室・特別2室 2017年10月24日(火)~ 2017年12月3日(日)
※会期中、展示替えがあります。作品リストをご覧ください。

図録 室町時代のやまと絵―絵師と作品―
編集・発行:東京国立博物館
定価:1,080円(税込)
当館ミュージアムショップにて販売。

 

カテゴリ:研究員のイチオシ特集・特別公開

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posted by 土屋貴裕(特別展室) at 2017年11月07日 (火)