トーハクくんがいく!「ギリシャ展キッズデーに登場!&大切なお願い」
ほほーい、ぼくトーハクくん!
7月25日(月)に、特別展「古代ギリシャ-時空を超えた旅-」展のキッズデーに行ってきたほー!
キッズデーは、小・中学生や小さい子どものための特別な鑑賞日で、永遠の5歳児のぼくもユリノキちゃん(7歳)と参加したんだほ。
平成館のラウンジにはぬりえコーナーがあって、みんなとっても集中してお絵かきしていたほ!楽しそうだったんだけど、ぼくはうまく色鉛筆が持てないのであきらめたほ…、残念。
アルテミス像のぬりえを楽しむお友達
展示会場ではギャラリートーク「古代ギリシャのなぞ ミニ探検」をやっていて、すごい人だったほ!担当研究員の白井さん・瀬谷さんがぼくでも理解出来るくらい、とっても分かりやすく解説してくれてたほ!みんなもとっても熱心に聞いていたほ。
ギャラリートーク大盛況!白井研究員と古代ギリシャのなぞを解き明かすほ!
他にも動物をめぐってクイズに答えるワークシートがあったりキッズコーナーがあったりで、ぼくたち「キッズ」がとっても楽しめる内容だったほ。それからベビー連れのお客様もいつもよりもたくさん来ていたほ。きっと小さなお友達もたくさん参加していたから、「子どもと一緒だと博物館に行きづらい」というママさんたちも安心して楽しんでくれていたんだと思うほー。
わーい、お友達がたくさん来てくれたほー!
行けなくてがっかりしている人に朗報だほ!8月15日(月)にもトーハクキッズデーがあるんだほ!!こっちは、トーハクの総合文化展のギャラリートーク、日本の楽器のコンサート、お芝居仕立てのガイドツアーなどなど、さらにイベント盛りだくさんみたいだほ。実はこっちのキッズデーのチラシにはぼくとユリノキちゃんも登場しているので、絶対参加するほー!みんな、ぜひとも会いに来てほしいんだほー!
最後に、今日はもうひとつ大事なお話(お願い)があるんだほ!実は「ゆるキャラ®グランプリ2016」にぼくとユリノキちゃんはエントリーしているんだほ。投票期間は7月22日(金)からすでに始まっているんだほ!みんなに投票してもらいたいんだほー!投票は1日1回、投票締切は10月24日(月)18時まで。ということはみんなが今日から毎日投票したら…、うれしい結果になるはずなんだほ!みんな、よろしくお願いだほー。
カテゴリ:催し物、トーハクくん&ユリノキちゃん、2016年度の特別展
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posted by トーハクくん at 2016年07月27日 (水)
ほほーい、ぼくトーハクくん!
今日はみんなに自慢したいことがあるんだほ。
実は7月9日(土)、あのスーパースターと遂にコラボしたんだほ!
スーパースターとは…、そう、「ゆるキャラ®グランプリ 2011」チャンピオンのくまモン!!知らない人はいないほ?
トーハクでは6月22日(水)から7月10日(日)まで東洋館地下1階のミュージアムシアターで「熊本城復興支援 特別上演 VR作品『熊本城』」を上映していたんだほ。この特別上映に合わせてくまモンが急遽来てくれたんだほ。スーパースターが来てくれるということで、当然ぼくとユリノキちゃんも会いに行ったという訳なんだほ♪
初めて生くまモンを見たけど、やっぱりとってもかわいかったほ!
3人で一緒にくまモン体操を踊ったんだけど、くまモンは動きも機敏ですごかったほ。ぼくはダンスは得意のはずなのに、上半身があんまり動かなくてうまく出来なかったんだほ…。ユリノキちゃんも苦戦していたほ。
くまモンとも仲良くなれたし、今度はぼくが熊本に行ってくまモンと再会したいほ!お友達のトラりんもいろんな所に行ってるみたいだし、まだ京都以外に行ったことがないから、是非とも実現させてトーハク広報大使として活躍の場をさらに広げるんだほ!
実はぼくとユリノキちゃん、「ゆるキャラ®グランプリ 2016」にエントリーをしたんだほ。初代チャンピオンに会って、俄然やる気が出てきたんだほ、みんな応援よろしくだほー!
カテゴリ:news、催し物、トーハクくん&ユリノキちゃん
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posted by トーハクくん at 2016年07月11日 (月)
トーハクくんがゆく!「 トーハクのお客様にいっぱい会ったほ!」
ほほーい!ぼくトーハクくん!
5月18日は「国際博物館の日」、その日はトーハクの総合文化展がタダで見れたんだほ、トーハクは太っ腹だほー。
いっぱいお客さまがくると思って、ぼくとユリノキちゃんはみんなに会いにいったんだほ。
この前の黒田清輝展10万人セレモニーに出たり京都にトラりんに会いにいったりはしてたんだけど、トーハクのお客さまとはちゃんとご挨拶できてなかったんだほ。ユリノキちゃんと2人でお客さまに会うのも初めてだったんだほ。
その日は天気もとってもよくて気持ちよかったほ。たくさんのお客さまからも可愛いって言われたし、写真もいっぱい撮ってもらったんだほ。やっぱり直接お客さまと触れ合うのは楽しいほー。
実は「ゆるキャラ(R)グランプリ2016」にユリノキちゃんと一緒にエントリーしたんだほ。18日はけっこうチヤホヤされたしちょっと調子にのってきたほ、みんなも応援よろしくだほ!
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posted by トーハクくん at 2016年05月21日 (土)
国際博物館の日記念ツアー「上野の山でトラめぐり」が5月15日(日)に開催されました。
このツアーでは特定の動物をテーマにして、上野動物園・国立科学博物館・東京国立博物館を実際に「めぐり」ながら、新たな気付きを「発見」します。
2007年から行ってきたこのツアーも今年で10周年を迎えることができました。
記念すべき10回目のテーマは「トラ」!
小学校5年生~高校3年生を対象に、各施設の講師がトラの秘密を解説します。
まずは上野動物園からスタート。
動物解説員の小泉祐里さんと一緒に「生きたトラ」の観察を行いました。
なわばりをパトロールする姿や、普段は見ることができない食事の様子を目にすることができました。
トラの解説をする小泉さん
食事の様子を観察する参加者
上野動物園では生きたトラの観察を通して、食事の際は餌を丸呑みにしてしまうこと、普段は爪を隠していること、目や尻尾、縞模様の役割を発見しました。
トラのあの力強さはどこからくるのでしょうか?
新たな疑問を持ちながら、その秘密を知るために参加者一行は科学博物館に向かいます。
科学博物館では「トラの骨格」をテーマに、動物研究部の川田伸一郎さんにお話を伺いました。
骨格標本のほかにも剥製や毛皮標本もお持ちいただき、参加者は実際に触りながら最強のハンターであるトラの強さの秘密を発見していきます。
トラの強さの秘密を解説する川田さん
参加者全員で骨格標本を観察
トラの力強さの秘密を発見した参加者一行は最後にトーハクへ。
今度は作品に表現されたトラの秘密を発見します。
親と子のギャラリー「あつまれ!トラのなかまたち」(平成館企画展示室、5月22日(日)まで)の会場で、トラに纏わる作品を博物館教育課の小林牧課長が紹介しました。
参加者は絵画や工芸作品、染織や彫刻など、様々に表現されるトラを鑑賞し、トラをめぐる物語やリアルさを発見していきます。
作品の解説を行う小林課長
展示室での作品鑑賞後、参加者のみなさんに【かっこいいトラ】と思う作品、【リアルなトラ】と思う作品をそれぞれ選んでもらいました。
各作品に投票する参加者
その結果それぞれ以下の作品が選ばれました。
【かっこいいトラ】第1位!
陣羽織 白呉絽服連地虎模様 描絵 国重作 江戸時代・18世紀(アンリー夫人寄贈)
【リアルなトラ】第1位!
博物館写生図(虎皮)江戸~明治時代・19世紀
最後に、実は今回のトラめぐりを通して、図らずも3施設をつなげる物語を「発見」することができました。
物語の始まりは現在、トーハクで展示中のこの作品。
きわめてリアルに描かれています。
虎 岸竹堂筆 明治26年(1893)(シカゴ・コロンブス世界博覧会事務局寄贈)
この作品はイタリアから来日したチャリネサーカスのトラをモデルにして描かれたものです。
実は、チャリネサーカスが連れてきたトラは日本での興行中に3頭の子ども生みます。
そのうちの2頭は現在の上野動物園に引き取られ、日本ではじめて一般公開されました。
現在、科学博物館にはそのうちの1頭が剥製として収蔵されています。
3施設のスタッフを含め、参加者全員が身近に潜む発見に驚かされる物語でした。
10周年を迎える今年は様々なことを発見しました。
来年はどの動物をテーマに3施設をめぐるのか、鋭意計画中です。どうぞ、お楽しみに!
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posted by 臺浩亮(教育講座室) at 2016年05月18日 (水)
バックヤードツアー「保存と修理の現場へ行こう」は、毎回応募者殺到の人気ツアーです。
今年も2016年3月17日(木)、3月18日(金)に開催され、抽選で選ばれた42名(2日間)の方に参加いただきました。
私も広報室インターン生としてツアーに同行し、取材しました。
トーハクにおける文化財の修理は、解体などをして全体的な修理を行うものが年間70~100件、部分的に行う最小限の修理が年間700件以上あります。
実際どのような過程を経て保存・修理が行われているのか、ツアーの様子とともに紹介しましょう。
今回のツアーでは、2年前に導入された大型のX線CTスキャナーなど、コンピューターを使用し科学的・数学的な客観的データを計測する施設。実験室と呼ばれる、浮世絵や絵巻など一つ一つ手作業をする修理部屋。そして、刀剣の手入れなどを見学。
参加者の方々には文化財の保存と修理についての理解を深めていただく内容となっていました。
まずは文化財の調査や状態の診断を担うCTスキャナーの見学です。
ここには3台のCTがあり、用途に合わせてそれぞれを使い分けています。
CTを用いて修理すべき箇所を素早く発見し、また作品の構造などを理解することで、どのような処置を行うのか、展示や作品を移動する際のリスク回避などに役立てられています。
みなさん真剣に説明を聴いています
世界最大CTスキャナーのテーブルに乗り、撮影する際の回転も体験しました
現在、本館11室に展示されている如意輪観音菩薩坐像は、頭部の納入物がわかるCT画像も一緒に展示されています(2016年4月17日(日)まで)
次は実験室です。
入口は二重扉になっており、室温や湿度の管理に注意が払われています。
主に劣化を最小限に抑えるための修理を行っている実験室では、文化財に優しく、修理の際に除去しやすい糊を用いるなど、将来に繋がる「修理のやり直しを考えた修理」が考えられています。
また、こちらで実際に使用されている澱粉糊ですが、実は研究員の手作りなのです。
館内で配布中の東京国立博物館ニュース(4-5月号)に、その糊炊きについての記事が掲載されていますので、ぜひお手にとってご覧ください。
浮世絵の修理について詳しく説明しています
最後は現在、老若男女から注目の集まる刀剣です。
刀は鋼から作られた武器ですが、表面に処理を施す際など、案外脆い側面もあります。
温度や湿度の管理だけでは刀剣は錆びてしまうため、保存する際は油を塗って、空気を遮断します。
しかし油は常に空気と触れているので、一定期間をおいて新しい油を塗り直さなければなりません。
今回は刀剣の古い油を拭き取り、新たに塗り直す作業を見学しました。
トーハクが所蔵する約900件の刀剣一本一本は、こうした定期的な手入れを経て、みなさんにご覧いただいているのですね。
細心の注意を払いつつ行われる手入れ
バックヤードツアーは、参加者の方に実際の作業現場に入っていただき、普段は見ることのできない博物館の仕事を見学していただくことが醍醐味です。
どの部屋でも興味深く研究員の話に耳を傾け、積極的に質問をされていたのが印象的でした。
それぞれの現場で研究員が熱意を持って、文化財の保存や修理に取り組んでいることが伝わったのではないかと思います。
ただいま本館 特別1室では
特集「東京国立博物館コレクションの保存と修理」(2016年3月16日(水)~4月24日(日))を開催中です。
本館17室では、「保存と修理」のテーマで通年の展示も行っています。
この機会にぜひ足を運んでみてください。
また、17室には募金箱があります。こちらに寄せられた募金は、文化財の保存・修理にあてられます。
皆様のお気持ちで、文化財を未来に伝えることができることに感謝いたします。
作品を鑑賞することには、その作品が持つ魅力を自身の目で見て知ることができる楽しさがあると思います。
しかしそれだけではなく、その文化財が長い年月を過ごしてこられたのも、様々な人々が後世へと伝える努力をしてきたからであり、それらが今、目の前に存在しているのだと思いを巡らせる瞬間が、私はとても好きです。
保存と修理の現場は表舞台には出てきませんが、今回ツアーに同行したことでとても勉強になったと同時に、文化財の保存や修理について少しでも関わっていきたいと思いました。
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posted by 渋谷久美子(広報室インターン) at 2016年03月26日 (土)