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特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」閉幕

東京国立博物館(以下、東博または当館)の創立150年を記念した特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」は、1週間の会期延長をへて、12月18日(日)に閉幕しました。
翌日から作品撤収が始まり、展示作品たちはそれぞれの収蔵庫に戻りました。
また、キリンのファンジも国立科学博物館の筑波研究施設へと帰っていきました。
約2か月間の会期を無事に終えることができて、職員一同ほっとしています。

本展には、開幕初日から多くの方が御来場くださり、誠にありがとうございました。
会期中の総来場者数は約35万人にのぼり、国宝をはじめとする東博の名品と150年の歴史を御覧いただくことができました。
しかしながら、事前予約制としたため、見に行きたくてもチケットが手に入らなかった方も多いと思います。

当館所蔵の国宝たちは、本館や東洋館、法隆寺宝物館などの総合文化展で定期的に展示されていますので、いつかまた見ることができます。
さっそくこの正月には、国宝「松林図屛風」が展示されます(創立150年記念特集 戦後初のコレクション 国宝「松林図屛風」のページに移動)。
しかも写真撮影ができますので、ぜひ推しの国宝たちに会いに来てください。
そして、本展は終了しましたが、創立150年の記念事業は来年3月まで続きます。
次の特別展も鋭意準備中ですので、どうぞ御期待ください。

最後になりましたが、本展の開催にあたり、御協力と御支援をいただきましたすべての皆様に厚くお礼申し上げます。






作品撤収後の展示室。祭りの後のような寂しさを感じます。
 

カテゴリ:東京国立博物館創立150年

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posted by 佐藤寛介(登録室長) at 2022年12月27日 (火)