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詩想レジスタンス「スーフルール」のパフォーマンスが行われました!

4月13日(土)午後、トーハクの屋外および本館エントランスにて、詩想レジスタンス「スーフルール」によるパフォーマンスが行われました。
当日来館されたお客様へのサプライズイベントのため、事前にお知らせしていなかったので、黒い服、黒い傘、黒い管を携えて、本館前庭に突如現れたパフォーマーに、初めは戸惑われたお客様もおられたのではないでしょうか。パフォーマーからの「ささやき」の誘いに、お客様も応じてくださり、短い詩に静かに耳を傾け、まるで時間が止まったような感覚を体験していただけたのではないでしょうか。

 前庭から静かに「ささやき」の輪が広がっていきます。  耳もとでささやかれる詩の世界に、思わず引き込まれます。

 

 トーハクくんも「ささやき」に挑戦! 庭園でも多くのお客様に楽しんでいただきました。


このパフォーマンスは、フランスの俳優オリビエ・コント氏を代表とする“レ・スーフルール・コマンド・ポエティック/詩想レジスタンス”という一団によるもので、彼らは「人の言葉は人の口から発せられ、人の耳へと伝えられる」というコミュニケーションの原点に立ち返り、公園に、市場や劇場に、駅の喧騒のなかに突然現れ、ウグイスと呼ばれる管を用いて、人々の耳に詩や哲学、文学をささやきます。
2001年3月、パリの「書物展示会」において初めての公演を行い、以降フランス各地の公園、市場、劇場などで、300回を超える活動を行っています。

今回の公演は、「詩想レジスタンス-桜前線2000キロの旅」という、人々に詩をささやきながら、桜前線を追って日本列島を縦断するというパフォーマンスの一部として行われました。
当日は「ささやき」に加えて、スーフルールならではの見て楽しめるパフォーマンスも繰り広げられました。

 傘で植え込みに変身?  最後は本館の大階段に傘をさして全員整列。圧巻です。

 

カテゴリ:催し物

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posted by 長澤由美子(総務課) at 2013年04月17日 (水)