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1089ブログ

国外初出品の「清明上河図」、トーハクへ来たる!

2011年も残りわずか、年内の開館も終了して一見静かなトーハクですが、
平成館の特別展室では、特別展「北京故宮博物院200選」(2012年1月2日(月・休)~2月19日(日))
にむけて、着々と準備が進められています。
そして12月26日(月)には、神品とも称えられる中国の至宝、
清明上河図」(展示期間:2012年1月2日(月・休)~1月24日(火))が開梱、展示されました。


[一級文物] 清明上河図巻(せいめいじょうかずかん)(部分)
張択端(ちょうたくたん)筆 北宋時代・12世紀 中国・故宮博物院蔵
[展示期間:2012年1月2日(月・休)~24日(火)]


前回のブログ北京故宮博物院200選公式ホームページなどでもご案内しているとおり、
「清明上河図」は、 海外への出展は今回が初めてなうえ、中国でも滅多に見られるものではないので、
「どんなところがすごいのか?」「どれだけすごいのか?」
まだよくわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、より多くの方に「清明上河図」の初来日と、その魅力を知っていただけるよう、
展示ケースに収められたばかりの「清明上河図」を報道関係者の方々に一足早く公開いたしました。



会場は大変な盛況で、熱心にご覧になる姿、感想をお話される姿なども多く見られました。
精密に、そして生き生きと描かれた人々の暮らしを実際にご覧いただいて
きっと「清明上河図」の魅力を体感していただけたことと思います。

みなさまには、同展覧会の公式ホームページにて、この作品の詳細までご覧いただけるよう、
特別なコンテンツを用意しました。題して、「清明上河図で遊ぼう!
全長5メートルの作品のすべてをウェブで公開、さらに好きなところを拡大して見ることができます。

トーハクからも、さらに情報を発信します。
1089ブログでは、この展覧会の担当している研究員(専門は東洋絵画史)が、
「清明上河図」の魅力と見所を語った記事を近日公開予定。こちらも、ぜひご覧ください!

この作品を日本で観るという希少な機会を、
多くの方に、より楽しんでいただければ、嬉しいです。(結)

《関連情報》
◆1月28日(土)に開催する、「記念講演会(3)乾隆帝の書画鑑賞」の申し込みは、2012年1月6日(金)まで。
◆特別展「北京故宮博物院200選」の会期中(2012年1月2日(月・休)~2月19日(日))、本館特別5室で
故宮VR《紫禁城・天子の宮殿》北京故宮博物院200選 特別版」を上映します。
 

カテゴリ:2011年度の特別展

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posted by 林素子(広報室) at 2011年12月27日 (火)