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特別展「名作誕生-つながる日本美術」10万人達成!

特別展「名作誕生-つながる日本美術」(4月13日[金]~5月27日[日])は、来場者10万人突破を記念して、5月11日(金)にセレモニーを行いました。
多くのお客様にご来館いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

セレモニーにご出席のお客様は、東京都墨田区からお越しの荘司守さんです。
奥様の善美さんとご一緒にご来館くださいました。
ご夫婦でよく美術展に行かれるというお二人は、何度もトーハクに来てくださっているそうです。

荘司さんには、当館館長より展覧会図録のほか、美術雑誌『國華』創刊号の表紙をあしらったトートバッグ、オリジナルのクリアファイルなどを、記念品として贈呈しました。


特別展「名作誕生-つながる日本美術」10万人セレモニー
右から、トーハクくん、館長の銭谷眞美、荘司守さん、善美さん、ユリノキちゃん


「イタリアの文化が好きなんです」という荘司さん。
「ヨーロッパの美術展では、よく宗教画を見てきましたが、この展覧会では久々に日本美術に触れられるのが楽しみ。特に『見返り美人図』が見られるのは嬉しい」とお話しくださいました。
とてもノーブルで素敵なお2人で、憧れのご夫婦でした。

5月8日(火)からは後期展示がはじまっています。
本展は5月27日(日)まで。名品の豪華なラインナップを、どうぞお見逃しなく!

カテゴリ:news2018年度の特別展

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posted by 小島佳(広報室) at 2018年05月11日 (金)

 

特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」報道発表!

東京国立博物館では、今年10月2日(火)~12月9日(日)、
平成館特別展示室3・4室にて特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」を開催いたします。
4月25日(水)に報道発表会を行いました。

まずは当館副館長の井上洋一と、大報恩寺の菊入諒如[きくいりりょうにょ]住職より主催者挨拶をいただきました。


井上洋一東京国立博物館副館長


菊入諒如大報恩寺住職

大報恩寺は京都市上京区にあり、千本釈迦堂[せんぼんしゃかどう]の名で親しまれています。
また、鎌倉時代、1220年に義空上人が開創した古刹で、応仁の乱を始めとする幾多の戦火を免れ、本堂は京都市内最古の木造建築として国宝に指定されており、大変歴史があります。

大報恩寺地図
             

大報恩寺本堂

このたび、2020年に開創800年を迎えることを記念し、大報恩寺が誇る慶派仏師の名品を一堂に集め、鎌倉彫刻の魅力を堪能する本展覧会の見どころを、担当をしている絵画・彫刻室主任研究員の皿井舞より解説いたしました。


展覧会担当 皿井による解説

見どころ、快慶晩年の名品、重要文化財「十大弟子立像」。


重要文化財 優婆離立像(十大弟子立像のうち)
快慶作 鎌倉時代・13世紀 大報恩寺像


快慶の最晩年の名品「十大弟子立像」を10体揃って大報恩寺の外で公開するのは初めて!
あまたの釈迦の弟子から選りすぐられた10人の僧侶の像です

次の見どころは、快慶の弟子行快作、重要文化財「釈迦如来坐像」。


重要文化財 釈迦如来坐像 
行快作 鎌倉時代・13世紀 大報恩寺蔵


大報恩寺の本尊で、年に数回しか公開されない秘仏です。こちらも大報恩寺の外での公開は初めてです。

「十大弟子立像」は製作された当初は本堂にて「釈迦如来坐像」を囲むように安置されていました。
本展覧会では、当初の本堂での安置状況を考慮しながら、展示する予定です。

最後の見どころは、運慶の弟子、肥後定慶作、「六観音菩薩像」。


重要文化財 准胝観音菩薩立像(六観音菩薩像のうち)
肥後定慶作 鎌倉時代・貞応3年(1224) 大報恩寺蔵


重要文化財に指定される唯一の六観音像です。台座も光背も造像当時のものを残し、その背面の隅々まで精緻に彫られています。

本展覧会では、「六観音菩薩像」を360度ご覧いただき、会期前半(10月2日~10月28日)は光背を付けた本来の姿で、会期後半(10月30日~12月9日)には光背を取り外した美しい後ろ姿を間近でご覧いただけます。
会期前半と後半で、仏像の違う表情、魅力を堪能できる、東京国立博物館史上初の試みです。
ぜひご注目ください。


光背つきの姿


光背なしの姿

そのほかにも、近接する北野天満宮境内にかつてあった北野経王堂ゆかりの寺宝、五千帖を超す一切経や、北野社を描く境内図などから、京洛の釈迦信仰の拠点であった大報恩寺の歴史を振り返ります。

2017年に開催された、奈良国立博物館の「快慶」展、東京国立博物館の「運慶」展に続く、快慶、定慶、行快ら、慶派スーパースターの名品がトーハクに集結する大変貴重な機会となります。今秋開幕です!皆様どうぞお楽しみに!

また、東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」(2018年10月2日(日)~12月9日(日) 平成館特別展示室1・2室)を開催します。



この展覧会は、第1部「デュシャン 人と作品」(原題The Essential Duchamp)展、第2部「デュシャンの向こうに日本が見える。」展と2部構成となります。
デュシャンの作品ととともに日本美術を比べて見ることができるこの展覧会も要注目です。

なんと、お得なセット券も販売します!
ぜひセット券をお買い求めの上、両展覧会をお楽しみください。

おまけ


お土産としてお渡しした「おかめ」の福守り

「おかめ」発祥の地と知られている大報恩寺は、お参りすると、縁結び、夫婦円満、子授けにご利益があると言われています。
京都旅行の際には、ぜひ立ち寄ってみては。

カテゴリ:news2018年度の特別展

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posted by 柳澤(広報室) at 2018年05月01日 (火)

 

「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝-」10万人達成!

「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝-」(表慶館)は、3月2日(金)、10万人目のお客様をお迎えしました。ご来場いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

10万人目のお客様は、千葉県からお越しの鈴木万里子さん。

鈴木さんには、当館副館長 井上洋一より、記念品として本展図録とサウジアラビア国家遺産観光庁作成の展覧会ポスターを贈呈しました。
贈呈式には当館広報大使トーハクくんも登場、セレモニーを盛り上げました!


左から当館広報大使 トーハクくん、鈴木さん、当館副館長 井上洋一

鈴木さんは当館にはよくお越しになるそうで(ありがとうございます)、今回はアラビア文字にご興味をお持ちで、本日本展を見に来られました。

また展示会場の表慶館も大好きだそうで、会場内の雰囲気も楽しみにしているとのことでした。ありがとうございます。


美しい表慶館ホールの天井装飾

そして、10万人突破のタイミングで重大発表です!
「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝-」の会期が、3月18日(日)閉幕のところ、5月13日(日)まで延長することが決定しました!

また、ミュージアムショップで販売している図録を、3月9日(金)から金曜・土曜・日曜限定で、9時30分から16時30分までの間は表慶館内でも販売いたします(税込2,800円)。こちらもぜひお買い求めください。

これからどんどん暖かくなり、春には当館自慢の桜も咲き始めます。上野にお花見がてら、総合文化展料金でご覧いただける本展にもどうぞ足をお運びください。
 

カテゴリ:news2018年度の特別展

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posted by 武田卓(広報室) at 2018年03月02日 (金)

 

トーハクくんがゆく!「縄文展報道発表会だほ」

ほほーい! ぼくトーハクくん!


今日は特別展「縄文―1万年の美の鼓動」の報道発表会に来たんだほ。

担当研究員の品川さんによると、「いま、縄文がきてる!」らしいほ。
縄文土器のきれいさや土偶のかわいさ(さすが、土偶センパイ!)に注目が集まっているんだって。
※古墳時代の埴輪であるトーハクくんにとって、縄文時代の土偶は大先輩なのです。

そんな、今きてる「縄文」をとりあげる特別展が「縄文―1万年の美の鼓動」なんだほ。
これは注目しないと!

井上副館長からは、展覧会へのアツイ想いがほとばしっていたほ

展覧会には、北海道から沖縄まで、縄文時代のはじまりからおわりまで、「縄文といえばこれ」っていう作品が大集合するらしいほ。

ちょー有名な土偶も…
(センパイ、まぶしいっす!)

重要文化財 遮光器土偶
青森県つがる市木造亀ヶ岡出土
縄文時代(晩期)・前1000~前400年
東京国立博物館蔵


赤くてきれいな耳かざりも…
(縄文人はおしゃれさんだほ)

重要文化財 土製耳飾
東京都調布市 下布田遺跡出土
縄文時代(晩期)・前1000~前400年
江戸東京たてもの園蔵

縄文人のポシェットも…
(ポシェットの中に残っていたクルミも展示するんだって)

重要文化財 木製編籠(縄文ポシェット)
青森市 三内丸山遺跡出土
縄文時代(中期)・前3000~前2000年
青森県教育委員会蔵(縄文時遊館保管)
写真:小川忠博

人形がついたおもしろい土器も…
(ほほー! こんな縄文土器もあるんだ!)

重要文化財 人形装飾付有孔鍔付土器
山梨県南アルプス市 鋳物師屋遺跡出土
縄文時代(中期)・前3000~前2000年
山梨・南アルプス市教育委員会蔵


どうやら大々的な「縄文」の展覧会みたい。
ますます注目だほ!


トーハク考古チームが総力を挙げて臨みます。
左:井出研究員「2018年の流行語大賞が『縄文』になるよう、がんばります」
右:河野研究員「好きな土偶は縄文のビーナスです(埴輪も好きだよ、トーハクくん!)」

そして、報道発表会では品川さんから重大発表が。

国宝土偶5体+国宝 火焰型土器が集結! だほーー!!

※長野県茅野市所蔵の国宝「土偶 縄文のビーナス」と国宝「土偶 仮面の女神」は7月31日(火)から展示

「縄文時代の出土品のなかでも、国宝に指定されているのはわずかに6件。この6件すべてが、今回の展覧会で揃います。」

ほーほー。

「国宝6件が揃うのは今回が初めてです。」

ほー!!!
なんてスゴイ展覧会なんだほ。絶対に注目だほ!

「かわいい」「きれい」「おもしろい」「すごい」がぎゅっと詰まった展覧会なんだほ。
「縄文のことはよくわからないほ」という人にも、ぼくが自信をもってオススメするほ。
楽しみにまってるほー!

ちなみに、展覧会に出るこの3つの作品は、今なら平成館考古展示室で見られるほ(5月6日[日]まで)。
 
左から順に
鹿角製垂飾(腰飾)/重要文化財 遮光器土偶/重要文化財 人形装飾付壺形土器
すべて東京国立博物館蔵

今から縄文に会いたくてふるえちゃう人は、考古展示室へゴー!だほ。


この夏は縄文ブームを巻きおこすぞ!と、決意をかためたトーハクくんと品川さんなのでした

最後にトーハクくんからお知らせです。

お得な早割セット券2,200円は今日3月1日(木)に発売だほ。
販売は4月2日(月)まで。「絶対に縄文展に行くんだほ」という人はチェックしてみてほ。


トーハクでは早割セット券のお取り扱いがないから、要注意だほ!
展覧会公式サイトほか各種プレイガイドで販売しています

カテゴリ:news考古2018年度の特別展

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posted by トーハクくん at 2018年03月01日 (木)

 

特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」20万人達成!

特別展「仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―」(1月16日〈火〉~3月11日〈日〉、平成館)は、2月27日(火)、20万人目のお客様をお迎えしました。
2月16日(金)の10万人達成からなんと9日目での20万人達成となりました。ご来場いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

20万人目のお客様は、東京都町田市からお越しの堀井礼さん。本日は、双子の妹の白石陽さんとご一緒に来館されました。

礼さんには、当館学芸企画部長 富田淳より、記念品として特別展図録と展覧会ポスターを2セット贈呈。贈呈式には10万人セレモニーに引き続き、当館広報大使トーハクくんも登場、セレモニーを盛り上げました!


左からトーハクくん、陽さん、礼さん、当館学芸企画部長 富田淳

礼さんは大学で文化財コースを学ばれていて、特に仏像が大好きとお話しくださいました。今回の仁和寺展も2回目とのこと。ありがとうございます。

特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」は、本日も多くのお客様にお越しいただいており、3月4日(日)・6日(火)・7日(水)の3日間は17時閉館のところ、21時まで開館時間を延長することになりました。

会期末までの開館時間は下記のとおりとなります。

3月 4日(日)9:30~21:00 ※通常17:00閉館のところ4時間延長
3月 6日(火)9:30~21:00 ※通常17:00閉館のところ4時間延長
3月 7日(水)9:30~21:00 ※通常17:00閉館のところ4時間延長
3月 8日(木)9:30~17:00 ※通常通り
3月 9日(金)9:30~21:00 ※通常通り
3月10日(土)9:30~21:00 ※通常通り
3月11日(日)9:30~17:00 ※通常通り ※最終日
*入館は閉館時間の30分前まで。

特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」、残すところ2週間を切りました。皆様のご来館を心よりお待ちいたしております。
 

カテゴリ:news2017年度の特別展

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posted by 武田卓(広報室) at 2018年02月28日 (水)