お正月はトーハクうま三昧!
トーハクにはたくさんの作品があります。
いろんな時代に作られたもの、いろんな素材のもの、いろんな地域で作られたもの。
お客様からはよく、「どの順番で見たらいいですか?」と聞かれます。
2014年、午年のお正月にトーハクにいらっしゃる皆様に同じ質問をされたとしたら、私は「うま」めぐりをおすすめします!
干支にちなんだ特集陳列「博物館に初もうで-午年によせて-」はもちろん、他の展示室にもうまを表した作品が展示されています。
うまの造形を楽しんでいただくために、ワークシート「クイズラリー トーハクうま三昧」をつくりました。
ワークシートをヒントに作品を鑑賞し、クイズに挑戦しながら、「うま」をテーマにトーハクをめぐってみませんか?
展示室の順番に鑑賞することが多い方は、時代、ジャンル、地域ごとに作品を鑑賞をなさってきたと思います。
モチーフをテーマにトーハクをまわれば、これまで見過ごしていた作品、意外な造形にも出会えるはず。
ワークシートではうま以外の、お正月らしいものもご紹介しています。
ワークシートの裏面は長谷川等伯筆「牧馬図屏風」をもとにデザインされたカレンダー。
牧馬図屏風は、野生の馬、調教中の馬、子馬など様ざまな馬が描かれた屏風です。
松林図屏風とはまた雰囲気のちがう等伯の屏風と一年お過ごしいただければと思います。
ワークシートは1月2日(木)、3日(金)の11時~16時、先着3000名の皆様限定でお配りします。
配布とクイズの答え合せは東洋館エントランスで行います。是非いらしてください!
さて、私のイチオシのうまがこちら!
土偶 馬 朝鮮 三国時代(新羅)・5~6世紀 東京国立博物館蔵
(東洋館10室にて、2014年4月6日(日)まで展示)
決してかっこいいとは言えませんが、茶筒のようなからだに頭、尻尾、脚をつけた素朴な雰囲気と表情に癒されます。
近くには同じように作られた「牛」も。
ちょっとした違いで「馬」と「牛」を作り分けていたんですね。
東洋館10室に展示されていますので探してみてください。
博物館に初もうで。
年のはじめ、たくさんのイベントとともにうまをテーマに古今東西の文化を思う存分、お楽しみください。
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posted by 川岸瀬里(教育普及室) at 2013年12月25日 (水)