スクールプログラム教員特別研修会
東博で、こんな風景を見たことはありませんか?
これは、学校団体(小・中・高校)を対象に行っているスクールプログラムの一場面。
年間150校ほどが参加する、人気プログラムなんです。
(でも学校限定。おとなの皆様、ごめんなさい!)
8月10日(水)、このスクールプログラムに関する教員研修会を実施しました。
どんなプログラムがあるのか、どんな活用方法・実績があるのかを映像やデモンストレーションを通じて
先生方に体験してもらいます。
「じっくり見る東博」というコースでは、対話をしながら、ひとつの作品をじっくりじっくり見ます。
焔 上村松園筆
大正7年(1918)
東京国立博物館蔵
※現在展示していません
先生、この女性の表情をみてどう思います?
――うーん、なにか恋わずらいでもしているような・・・
なるほど、なんでそう思ったんですか?
――表情というか、髪をかんでいて・・・ 恨めしそうな感じもしますね
こうやって作品の世界に入ってみるんです。
一番人気のコース「はじめての東博」のデモンストレーション。
こどもたちに話すときと同じように、クイズを出したり、絵を描いてもらったり・・・
レクチャーだけど参加してもらいます!
居眠りなんてさせません!
最近はキャリア学習の一環での利用も増えています。
私が中学生の頃にはキャリア学習なんてなかったな・・・
博物館のお仕事や展示の裏側に先生方も興味津々。
質問もたくさんいただきました。
つくる体験が見る体験に活きるように、というワークショップは美術部に大人気。
この夏休みも予約でいっぱいです。
先生方も生徒の気分で楽しんでくれました。
今回の研修では熱心に、そして率直にご意見をお寄せいただきました。
東博だからできること、東博でこそできる学び。
先生方からのご意見をもとに、探していきたいと思っています。
暑い中、ご参加いただきました全国の先生方、本当にありがとうございました。
そして、これからのスクールプログラムにどうかご期待下さい!
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カテゴリ:教育普及
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posted by 川岸瀬里(教育普及室) at 2011年08月13日 (土)