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1089ブログ

東洋館スペシャルツアーのススメ

博物館でアジアの旅」のイベントのひとつ、
スペシャルツアー「60分でめぐるアジア美術の旅 研究員がエスコート」は、
毎回多くのお客様にご参加いただいています。
そこで、今回はツアーの様子を特別にちょっとだけお見せしちゃいましょう!

ご紹介するのは、10月5日(日) に開催された「仏像はなぜ作られた?」。
当日は台風接近にも関わらず約50人ものお客様にご参加いただきました。
東洋館1階エントランスホールに集合の後、TNM&TOPPANミュージアムシアターへ移動。
そこに登場したのが、本日のエスコート役、小泉研究員。


東洋室長の小泉研究員。
本人いわく「雨男」なのだそうです


身に着けているのは、パキスタンの民族衣装(しかも自前!)。
博物館でアジアの旅」ならではの演出です。
ちなみに、スペシャルツアー「縄文土器の個性をさぐる旅」(10月9日(木) 明日です!!)も
研究員が民族衣装でご案内する予定です。

ミュージアムシアターでは小泉研究員から仏像が現在のパキスタン、ガンダーラで
はじめて作られたことについて、さらに、なぜ仏像がつくられたのか、
そのなぞに迫るレクチャーがありました。



ときどき笑いも混ざりつつ、小泉研究員の熱い語りにお客様も
すっかり聞き入っていらっしゃいました。

さあ、予習が済んだらいよいよ展示室へ!
東洋館内のインドや中国の仏像などを見て回ります。


もちろん、研究員の生解説付き!

例えば、東洋館3室に展示されているガンダーラの仏像。
背中には彫刻を施さず、しかも粗っぽい仕上げであることにお気づきでしょうか?


360度ご覧いただけます。
背中にもご注目ください


これは、仏像を壁面に貼りつけて安置していたからなのだそうです。
このように、スペシャルツアーに参加したからこそわかることが盛りだくさん。
研究の最前線にいるスペシャリストの解説を聞けるというのは、
このツアーの醍醐味です。

仏像や土器などテーマ別に開催されるスペシャルツアーは、
たっぷり60分間、研究員の解説付きで東洋館の作品を鑑賞できます。
残すところあと4回! 予約不要でどなたでもご参加いただけます。
皆様のご来館をお待ちしています。

スペシャルツアー
60分でめぐるアジア美術の旅 研究員がエスコート
10月9日(木)・10日(金) 11:00~12:00
10月12日(日)・13日(月・祝) 14:00~15:00
東洋館1階エントランスホール集合

カテゴリ:博物館でアジアの旅

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posted by 高桑那々美(広報室) at 2014年10月08日 (水)