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140周年ありがとうブログ

ロケ隊のみなさんありがとう

家でテレビをぼーっと見ていると、ドラマの中に突然トーハクが出てきてびっくりすることが、よくあります。
そして、それは私が20年間(歳がばれますが)通い続けて見知っているような、いないような、どこか不思議なトーハクです。
カメラに切り取られた景色は、トーハクの新たな魅力を教えてくれるのです。
ということで、私からは、
ロケ隊のみなさんありがとう!です。

撮影は深夜に行われることも多い、大変なお仕事。
仮面ライダーW(ダブル)(H21-22年放映)では毎週のようにトーハクが登場しました。


秘密組織=園咲家の豪邸が本館でした。
秘密組織=園咲家の豪邸が本館でした。

園咲家の当主が仮面ライダーWと出会った大階段。
園咲家の当主が仮面ライダーWと出会った大階段。

準主役の仮面ライダーアクセルの普段の姿は刑事さん。
法隆寺宝物館は彼の勤める警察署でした。
法隆寺宝物館は彼の勤める警察署でした。

ロケ場所をお探しのみなさま、どうぞトーハクをごひいきに!
最後に、深夜ロケに立会う同僚にもありがとう!

ときどき現れて主人公を助ける謎の女シュラウド、に扮した筆者
ときどき現れて主人公を助ける謎の女シュラウド、に扮した筆者

カテゴリ:2012年5月

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posted by 遠藤みどり(総務課警備・お客様担当) at 2012年05月05日 (土)

 

お客様とユリノキにありがとう

私が衛士として国立博物館に勤め始めたのは昭和56年。
この年の秋の正倉院展の、お客様の列がトーハクの敷地の外まで続く大混雑。
その様子は忘れられません。
予想外のトラブルは日常茶万事。
まだ博物館に勤め始めて半年の私にはうんざりする事ばかりでした。

どっしりと構えた大きなユリノキを見上げ、時には悔しさや苛立ちをこらえました。

本館の横にどっしりと構えるユリノキ

今ではトラブルに動じることも少なくなり、何よりもお客様の安全と最善のご案内を心がけていますが、
今も混雑時にはお客様に大変なご不便をおかけしています。

31年たった今、衛士として成長させてくれた多くのお客様とユリノキに感謝し、
これからの博物館を楽しみにみていきたいと思います。


本館エントランスにて

カテゴリ:2012年5月

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posted by 島﨑信一(総務課警備・お客様サービスセンター) at 2012年05月02日 (水)

 

トーハクで出会う全ての人にありがとう

広報室に勤務して約3年がたちました。
主にトーハクのウェブサイトの更新を担当しております。
時には展示室でウェブに掲載する画像を撮影をすることもあります。

一番好きなトーハク所蔵作品「火焔土器」を撮影
(伝新潟県長岡市馬高出土 伝新潟県長岡市馬高出土 縄文時代(中期)・前3000~前2000年 通年展示)


この「140周年ありがとうブログ」や「1089ブログ」の公開までの作業も行っております。
ウェブ担当として、特に記憶に残ったのはウェブの全面リニューアルの作業です。
仕様を決める作業から、ウェブを公開するまでの1年間は、その他の出来事に関する記憶がなくなるほどの忙しさでした。

制作の際に関わった業者の方々や館内の職員の皆さんのご協力に感謝しながら、
以前より格段に編集しやすくなったウェブ公開のシステムでコンテンツを編集しています。

また、博物館に勤務していると、本当に様々な人々に出会います。
案内をする人。
レストランでおいしいお料理を提供している人。
トーハクが好きで、いつも来館してくださるお客様。
展示の準備をする人。
ポスターやチラシを作る人。
朝早くから、展示室をきれいに清掃している人。


書き出したらきりが無いほど多くの方々が、トーハクを支えてくださっています。
そんな多くの方々のおかげで、安心して、仕事に従事できます。
トーハクで出会う全ての人に「ありがとう」を伝えたいと思います。

カテゴリ:2012年4月

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posted by 飛川玲奈(広報室) at 2012年04月29日 (日)

 

林宗毅氏にありがとう

東博に奉職して間もないころ、林宗毅氏より中国書画をご寄贈いただきました。
林氏は台湾の名家のご出身。台湾大学・東京大学を卒業後、日本に帰化され、実業家として世界を叉に掛けるかたわら、短歌や俳句をたしなまれ、中国書画の収蔵家としても名を馳せる文人の側面もお持ちでした。
数回にわたってご寄贈いただいた書画は、当館に欠落していた近代を補う貴重な作品ばかりです。


風鳶図巻(部分) 翁同わ筆 清時代・光緒17年(1891) (展示予定は未定)
風鳶図巻(部分) 翁同わ筆 清時代・光緒17年(1891) (展示予定は未定)


晩年、ご寄贈の件でご自宅を訪れたときのこと。
にこやかに笑みを浮かべながら
「週に2回通院してましてね、人工透析をした日は、終日だるいんですよ」。

するとすかさず奥様が
「だからあなた、お若い時分に総合病院を建てておけばよかったんですよ」。

これをうけて林さん
「今にして思えば、確かにそうしておくのでしたなぁ(笑)」。

私は日常会話の規模の大きさに、ただただ唖然とするばかりでした。
ご寄贈いただいた中国書画は、改修を終えた東洋館で永遠に輝き続け、多くの人々に深い感銘をあたえることでしょう。
林宗毅さん、ありがとうございました。
最後に林さんの句集からお気に入りを一つ。

「寒桜大志を胸に孤高なる」


東京国立博物館の庭園・茶室を背景にして。
東京国立博物館の庭園・茶室を背景にして。

カテゴリ:2012年4月

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posted by 富田淳(列品管理課長) at 2012年04月25日 (水)

 

先月も集まってくれてありがとう

保存修復課環境保存室の和田です。
文化財の保存環境を整える仕事をしています。
仕事はしんどい時もあり、楽しいこともあります。
色んな局面で自分の支えになってくれているのは共に働く仲間たちです。
勤め始めてから12年ほど経ちますが、本当にたくさんの仲間が協力し合って博物館を運営しているのだと、
今さらながら実感しています。


多くの仲間が意見を出し合い、展示を作っていく。

さて、近所に住んでいる仲間が集う会を発足させ、大体2月に1回位の頻度で飲みに出かけています。
一晩では語りきれないほどの豊富な話題と飲みきれない量のお酒を飲むため、
その日の内に帰宅することはまずありません。
先月も思いつきで声がけしたにもかかわらず、たくさん集まってくれました。
あの時は4月から新天地で働く方々もご一緒でしたね。
本当にありがとう。
そして理解のある家族にも感謝。
これからも続けましょう!

仲間との楽しい語らい。出会いがあれば別れもある。

カテゴリ:2012年4月

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posted by 和田浩(環境保存室) at 2012年04月22日 (日)