画像情報の多さにありがとう!
写真資料整理室の奥村と申します。
私は職員の皆様が利用されている画像管理システムに画像を登録し、貸し出す作業を行っています。
トーハクの所蔵するフィルムをデジタル化してきた今までの作業の蓄積によって、多くの画像がデジタルでご利用できるようになっています。
保存方法は変化していますが、昔からのデータの積み重ねがトーハクの検索システムを支えています。
フィルム庫で保存されているフィルム。ほとんどがデジタル化されている。
私たちが眼にする美術品の画像ひとつをとってみても、画像から、形体、時代、状態など、多くの情報が読み取れることがわかるでしょう。
そういう意味で画像情報というのは作品のデータとして、大変重要な意味をもっていると思います。
撮影された画像は時に肉眼以上の力をもつことがあり、新たな発見もあるかもしれません。
私たちは記念撮影等、記憶にとどめたいものをカメラにおさめます。
物も人も時代とともに変化していきますから、写真という一瞬にとどめた情報は大変貴重な記録ではないでしょうか。
トーハクくん&ユリノキちゃんと。
画像の量の多さがトーハクのひとつの財産であると思いますが、保存されてきた画像に感謝したいと思います。
トーハクの所蔵する画像がこれからも皆さんの役に立つよう願っています。
カテゴリ:2013年3月
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posted by 奥村菜子(情報課・写真資料整理室) at 2013年03月07日 (木)