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140周年ありがとうブログ

キョーハク・ナラハク・キューハク・トーブンケン・ナブンケン・アブンケンにありがとう

なにやら呪文のようですが、漢字で書くと「京博・奈良博・九博・東文研・奈文研・ア文研」。
これは業務上使っている、京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館・東京文化財研究所・奈良文化財研究所・アジア太平洋無形文化遺産研究センターの略称です。

上記の6施設と「トーハク」は、文化財の保存と活用という同一の目的のもとで、「独立行政法人国立文化財機構」という一つの法人に属しています。
私の仕事はこの7施設にまたがる調査・監査業務なのですが、もちろん、各施設の担当者の方々のご協力が不可欠。
急な資料の作成が必要とされることも多くあり、その度に「すみません。」と心の中で平伏しています。
「この人にお願いをすれば大丈夫」という私の勝手な信頼に応えて、短い〆切の中でもきちんと資料をまとめあげていただける担当者の皆さんに、感謝感謝です。ありがとうございます。

ところで、冒頭の略称についてですが、現在、「京博・奈良博・九博・東文研・奈文研」までは問題なく通じるものの、「ア文研」は、実はそれほど普及していません。
施設自体が新しくまだ馴染みがないことが主因かと思われますが、
「『アジア太平洋無形文化遺産研究センター』から、なぜ『ア』と『文』と『研』を切り出すのか。」
「元の名前がわからないではないか。」
という真っ当な批判も聞こえてくるところです。


話題にのぼったア文研。堺市博物館の中にあります

それでは、なんと呼んだらよいものか。
なんとも悩ましい問題です。
では、そもそも当のアジア太平洋無形文化遺産研究センターの担当者さんは、どう呼んでいるのか。
先日お電話をいただいた際には、所在地である大阪・堺市に引っ掛けた、わかりやすい略称(?)を自称されておりました。

「お世話になってます。サカイ無形センターです。」

…まあ、なんというか、「良い」「悪い」ではなく、「引越」という単語が頭に浮かびました。
難しいですね、略称って。


トーハクで多分一番目立たないところにある重要文化財 旧十輪院宝蔵の前で。

カテゴリ:2012年9月

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posted by 田村淳朗(財務課) at 2012年09月21日 (金)