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140周年ありがとうブログ

魅力ある建物たちにありがとう

環境整備室の大江と申します。
私の主な仕事は、トーハクの建物の維持管理や改修工事の発注などを担当しております。

トーハクには昨年の4月に赴任してまいりましたが、それまでのトーハクのイメージは「埴輪とか仏像とか屏風などの文化財を展示している所」という程度で、関西在住だった建築担当の私にはあまり関心のない所でした。
ところが赴任してきて、驚きました!!

トーハクには、重要文化財が5棟、登録文化財が1棟、日本建築学会賞受賞が1棟、江戸時代以前の茶室が5棟もあるのです。
しかも、建物の中に入れば壮大な空間があり、そこには豪華な材料が使われ、華美な装飾がいたるところに施されていて、建築屋にとってもトーハクは魅力たっぷりな所であることをはじめて知りました。

上空から見た東京国立博物館
上空から見た東京国立博物館

細部も見どころが満載で、仕上げやおさまり、照明器具や金物などの目に触れるところだけでなく、屋根裏や地下ピットなどの隠れたところまで、建物のいたるところにこだわりがあり、建設当時の苦労や思いを見てとることができます。

トーハクに来られる多くの方は展示物の鑑賞が目的だと思いますが、少し立ち止まって建物に目を向けてください。
きっと素晴らしい発見があると思います。

表慶館の中央ドームの屋根裏
表慶館の中央ドームの屋根裏

カテゴリ:2012年8月

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posted by 大江信浩(環境整備室) at 2012年08月11日 (土)