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140周年ありがとうブログ

博物館の魅力を教えてくれた人たちにありがとう

かつて、いつから博物館・美術館に関心を持ったのかを聞かれたことがありますが、
一つの劇的な出来事があったというよりは、博物館・美術館へ通ううちに、
じわじわとその魅力が体に染み込んできたという方が近いように思います。
最初に訪れた美術館では、見慣れない雰囲気の作品に囲まれて動揺したのを覚えています。
けれどもいつの間にか、放課後は近隣の展覧会へ寄り道するようになっていました。

顔写真
平常展調整室にて撮影

今思うと、その間には美術の先生はじめ、各館の講演会やボランティアさんの活動など、いろいろな人の導きがありました。
作品を前にしたときに流れる恍惚とした時間が好きですが、その作品のどこにそんな力が潜んでいるのか、
それを知ると更に感動が大きくなります。キャプションを通して興味が広がることもありました。

竜虎図屏風
作品の名称や基本情報を知らせるキャプションは作品の周辺を探すと必ず配置されています。

博物館で働き始めてもうすぐ1年経ちます。
博物館・美術館の魅力を教えてくれた人たちには、ありがとうを言わずにはいられません。

カテゴリ:2012年2月

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posted by 菅野仁美(平常展調整室) at 2012年02月22日 (水)