このページの本文へ移動

140周年ありがとうブログ

やりがいを感じられる職場へありがとう

私は、国家公務員として東京大学に採用され、文化庁に長年勤めておりましたが、お客様(国民の皆様)と直接触れあう機会はほとんどありませんでした。
直接、お客様からお電話をいただくことがあっても、近年は、国家公務員及び独立行政法人に対する批判が増え、多くが批判の声でした。
しかし、トーハクにきてからは、展示室などに参りますと、ちょっとしたことでお客様から直接お礼を言われることがあり、この職場は本当にやりがいのある場所だと思います。


職場にて

最近は、独立行政法人改革の動きの中で、全ての独立行政法人が悪だという考えのもとで、一律的な経費と人員の削減が行われています。トーハクが属する独立行政法人国立文化財機構は、4つの博物館と2つの文化財研究所、1つのセンターからなり、いずれの施設も国民共通の財産である文化財を守り、次世代へと継承していくという重要な仕事を行っています。しかしながら、批判にさらされ続け、予算も人手も減る一方という状況で何時まで今のようにお客様から喜ばれる仕事ができるでしょうか。
どうか一度はトーハクに来てください。きっとご満足いただき、帰り道は笑顔になっていると思います。


平成13年度~22年度自己収入及び運営費交付金の推移
平成13年度~22年度自己収入及び運営費交付金の推移

また、トーハクは教科書で見たことのある文化財をたくさん所有しています。文化財に興味のない人も、ちょっとトーハクに来てみませんか。当時の思い出がよみがえり、楽しい話のネタになるかもしれませんよ。

カテゴリ:2012年1月

| 記事URL |

posted by 藤本慎也(本部事務局総務企画課長) at 2012年01月17日 (火)