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140周年ありがとうブログ

人生の半分を過ごしてきたトーハクにありがとう

私のお勧めは、本館1階の彫刻展示室によく出ている菩薩立像(重文)です。
たおやかという言葉がぴったり。
天衣は風にそよぐようです。


重要文化財 菩薩立像 鎌倉時代・13世紀
(~2012年2月5日まで本館11室にて展示)


また、本館前のベンチから眺める池と表慶館の風景は、百年前から変わらないかのように穏やかな時の流れを感じさせます。


本館前のベンチから眺める池と表慶館の風景

東博に勤務して27年目になります。
その間に開催された特別展は117回もありました。
25年間は会計部門で、初めはまだ算盤や手書き作業も残る、今から考えるとのどかな時代だったと思います。
経理では、時々ですがチケット売場の窓口にも座りました。
来館者が38万人あった1999年の特別展観 ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」では、窓口前も大行列となり、次々と受け取った硬貨が手元に山になって焦ったものです。


現在の所属部署、総務企画課

今は、法人本部で評価を主に担当しています。
独立行政法人の評価には、非常に多くの労力が注がれています。

一昨年の事業仕分けのために、作成した資料全部の厚さは1m以上になりました(本当です!)。
でも、博物館の努力が広く理解されたのでしょうか。
「展覧事業は拡充!」の評価でした。

人生の半分を過ごしてきたトーハクに、ありがとう!

カテゴリ:2012年1月

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posted by 吉田勝(総務企画課) at 2012年01月08日 (日)