25点
金製色ガラス象嵌
伝エジプト,テーベ出土
(各)縦1.8 横1.32 厚0.18
新王国時代第18王朝
前15世紀頃
TJ5677
同形同大の部品数百点からなる髪飾りの一部。金の台枠に色ガラスを象眼したものを綴り,連続するロゼット文の帯としたものを数十本,頭髪の上から垂らしていたものであろう。これらは,象眼されたガラスの色の違いから,3種類に分けられる。わずかな類品が欧米のコレクションに見られるが,とくにトトメス3世王妃のものとされる,ニューヨーク・メトロポリタン美術館蔵品は,本作品によく似ている。