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轡(くつわ) 

 『轡(くつわ)』の画像 
1具
青銅製鋳造
イラン、ルリスタン地方出土
高10.0 幅23.0
前2千年紀末~前1千年紀初頭
TJ625-3
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2024/03/19から2024/06/09まで東洋館 3室で展示
 
イラン西部のザグロス山脈中に位置するルリスタン地方では,石棺墓から一種独特の青銅器が出土することが,1920年代から知られてきた。武器,馬具,装身具や神像のような比較的小型のものが多く,その年代は基本的にアケメネス朝以前の時代であり,早いものは前3千年紀にまで溯ると考えられている。中でも空想的な神や獣をあらわした青銅器はルリスタン青銅器の後期の時期に特徴的であり,この轡もその典型的な例である。