特別展「ポンペイ」開幕したほ(前編)
ほほーい、ぼくトーハクくん! 特別展「ポンペイ」が1月14日(金)から開幕したから、さっそくやってきたほ。
この展覧会は事前予約(日時指定券)推奨だから、予約しておいたわ。
すっかり慣れたもんだほ。さっそく会場にいくほ。
最初は序章で「ヴェスヴィオ山噴火とポンペイ埋没」よ。噴火前のポンペイとその結末を象徴する出土品を序章として紹介しているわ。この作品はヴェスヴィオ山を描写した唯一の作例らしいよ。
バックス(ディオニュソス)とヴェスヴィオ山 62~79年
これはなんだほ?
女性犠牲者の石膏像 79年/1875年
これは噴火の堆積物の層に空洞があって、石膏を注いで固まってから掘り出したものよ。
実際にそこにいた人たちがいたんだほ。身が引き締まる思いがするほ。見てユリノキちゃん、この大画面にはCGでポンペイの街と噴火の様子が映っているほ。
会場のグラフィックとあわせてみるとより大迫力! 今回は作品はもちろんだけど、会場内のディスプレイやいくつかの映像も見どころね。
序章が終わって、次は第1章「ポンペイの街―公共建築と宗教」だほ。
円形闘技場などの公共施設に関係する出土品や、神様さまの信仰に関する出土品を展示しているわ。
昔にこんな施設があったなんてびっくりだほ。
そのほかにも体育施設や公共浴場もあったのよ。ポンペイには今と同じ生活様式があったんだね。
すごいほ。会場バナーとかの青い空が昔のポンペイから今に続いているみたいだほ。
ちょっと何言っているかわからないわ。これは、俳優の像よ。
【左】俳優(悲劇の若者役) 1世紀後半
【右】俳優(女性役おそらく遊女) 1世紀後半
俳優ほ?テレビもないけど、どこで俳優が活躍するほ?
ポンペイには劇場があって、重要な娯楽施設だったのよ。この作品はお家の装飾として、劇場関係のテーマが流行していたことを表しているらしいわ。
これはなんだほ。東洋館でも似たような像を見たことがある気がするほ。
食卓のヘラクレス 前1世紀
作品名になじみがあるよね。この作品はアレクサンドロス大王のために制作された「食卓のヘラクレス」像のコピーなんだって。神様となった英雄も宴会に参加するのかな?人々の信仰の様子がうかがえる気がするわ。
第2章は「ポンペイの社会と人々の活躍」です。まずはこの作品から。
エウマキア像 1世紀初頭
誰だほ?
貴族ではないけど、裕福なお家の女性で、毛織物業者の組合を管理するなど活躍していたのよ。この章では当時活躍した人々を紹介したり、ポンペイは貧富の差が激しかったからそのことを示す作品を紹介したりしているわ。これはお金持ちが持っていたのかな~。
ライオン形3本脚付きモザイク天板テーブル モザイク・細部:前1~後1世紀、テーブルとしての再構成:18~19世紀
大きくてライオンの飾りがあってとっても豪華だほ。そろそろ次の章にいくほ。第3章「人々の暮らし―食と仕事」にきたほ。これはパンだほ?
炭化したパン 79年
白パンや、黒パン、油で揚げたパン、様々なパンを作っていたみたいよ。今回の展覧会グッズ売り場ではパンをモチーフにした商品もあるの。何か買ってくれないかなー。ちらっ。
ちょっと何言っているかわからないほ。これは何だほ、タコ焼き器みたいだほ。
目玉焼き器、あるいは丸パン焼き器 1世紀
これは目玉焼き器か丸パン焼き器らしいわ。ヴェスヴィオ山周辺諸都市ではブロンズ製の容器が3,000点以上発見されているんだって。機能的な日用品が昔からあるなんてすごいね。
食べ物関連の作品見ていたらなんだかおなかすいてきたほ。一休みするほ。
後編に続きます!
※所蔵表記のない作品は、全てナポリ国立考古学博物館蔵
※入館は事前予約(日時指定券)を推奨しています。詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。
カテゴリ:トーハクくん&ユリノキちゃん、「ポンペイ」
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posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2022年01月20日 (木)