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本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

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2階 日本美術の流れ

  
1室  2017年7月19日(水) ~ 2017年12月25日(月)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代では土器や土偶、弥生時代では土器や銅鐸、古墳時代では埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴を紹介します。

  
1室  2017年11月14日(火) ~ 2017年12月25日(月)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や 仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。漆を用いた乾漆製仏像の貴重な遺品である日光菩薩坐像や、称徳天皇が発願した一切経の1つである四分戒本并序や百万塔などを展示します。

  
2室  2017年10月24日(火) ~ 2017年11月19日(日)

絵画・書跡の名品をゆったりとした空間で、心静かに鑑賞していただくため特別に設えた展示室で、当館所蔵あるいは寄託の国宝から選りすぐった作品を展示します。

  
3室  2017年11月14日(火) ~ 2017年12月25日(月)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本的な仏教美術の美しさを極めた名品が数多く含まれます。絵画は鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。
絵画は、特集「室町時代のやまと絵―絵師と作品―」(10月24日(火)~12月3日(日)) に関連して、「弁才天十五童子像」など室町時代の作例を中心に、書跡は宝塔に関連した「一字宝塔経」や「泥塔経」などを展示します。

  
3室  2017年11月14日(火) ~ 2017年12月25日(月)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。
今回は、特集「室町時代のやまと絵―絵師と作品―」の開催(10月24日(火)~12月3日(日))に合わせ、「星光寺縁起絵」を展示するとともに、冬を詠った古筆切などをご紹介します。

  
3室  2017年11月14日(火) ~ 2017年12月25日(月)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響 を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。

  
4室  2017年9月20日(水) ~ 2017年12月25日(月)

日本の伝統文化代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。床に飾る掛け軸、花生、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、秋から冬にかけての炉の茶事を想定しながら取り合わせて展示します。

  
5室・6室  2017年8月29日(火) ~ 2017年11月19日(日)

平安時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。
刀剣は、9月5日(火)から、福岡一文字助真の太刀とその刀装など、刀身に刀装が付属するものは同時に展示し、さらに糸巻太刀、合口など様々な形式や時代の刀装を陳列します。甲冑は、当館を代表する作品のひとつである「樫鳥糸肩赤威胴丸」など、腹巻、当世具足の各種の作品や兜を展示します。

  
7室  2017年10月31日(火) ~ 2017年12月17日(日)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。
今回は、円山応挙のふるさと京都府亀岡の金剛寺の障壁画より波涛図の一部を公開するとともに、京絵師の大画面作品をお楽しみいただきます。

  
8室  2017年10月24日(火) ~ 2018年1月28日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を展示します。季節に合わせ、おめでたい図柄や梅などの冬や新春に因んだ意匠の品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただきます。

  
8室  2017年10月31日(火) ~ 2017年12月17日(日)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は円山派・岸派・岩佐派・琳派による人物画・動物画・花鳥画などを展示、書跡は、学者や僧侶の書を中心に展示します。

  
9室  2017年10月17日(火) ~ 2017年12月3日(日)

江戸時代に幕府の式楽となり大名家で折々に演じられた能楽を再現する舞台展示で能面・能装束を展示します。
今回は秋の季節に合わせて「三井寺」をテーマに、能面・能装束をご紹介します。当館所蔵『能狂言絵巻』に描かれる「三井寺」を面・装束とともに、江戸時代における演能がイメージできるような展示をします。

  
10室  2017年10月31日(火) ~ 2017年11月26日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみであったが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。今回は、勝川春章、東洲斎写楽、歌川豊国、歌川国貞など、役者絵を得意とした絵師の役者絵を中心に、浮世絵発生の母体となったとされる「洛中洛外図」や秋らしい作品を加えて構成します。

  
10室  2017年10月17日(火) ~ 2017年12月3日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませていただく展示です。
今回は秋の季節に合わせて、紅葉模様や、名所を図案化した風景模様の小袖、打掛を中心に展示します。また、さまざまな小動物や植物を象った印籠・根付を展示します。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2017年10月24日(火) ~ 2018年1月28日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。

  
特別1室・特別2室  2017年10月24日(火) ~ 2017年12月3日(日)

「室町時代の絵画と言えば水墨画」。教科書をはじめ、一般にこうした認識は未だ根強くあります。ただこの時代、水墨を基調とする「漢画」とともに多く描かれていたのは、伝統的な「やまと絵」主題の絵画でした。室町時代のやまと絵には描いた絵師の名が判明する作例も多く、絵師それぞれの個性の違いや、同一絵師の名を冠した作品の中でもスタイルの差異を確認することもできます。この特集では、室町時代やまと絵師たちの画業とともに、その豊かな表現世界を紹介します。

1階 ジャンル別展示

  
11室  2017年10月24日(火) ~ 2018年2月4日(日)

江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められています。その素材は木が圧倒的に多いことが日本の大きな特色です。飛鳥時代、奈良時代は都のあった奈良とその周辺地域以外の作例は限られますが、平安時代以降は仏教の普及とともに全国的に造像が展開します。鎌倉時代になると、仏師運慶らによる写実的な作風の像がつくられるようになり、南北朝以降にも継承されました。この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力をご覧いただきます。

  
12室  2017年9月26日(火) ~ 2017年12月25日(月)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでいただきます。奉納年が明確な重要文化財「住江蒔絵手箱」(輪王寺)や扇散文様の魅力が余すところなく発揮された重要文化財「扇散蒔絵手箱」、幕府の御用蒔絵師を勤めた古満派の代表作として知られる重要文化財「柴垣蔦蒔絵硯箱」など、時代や作者の特色がよく現れた作品を中心にご覧いただきます。

  
13室  2017年9月20日(水) ~ 2017年12月25日(月)

古代・中世・近世と時代の流れに沿いながら、仏具・釜・鏡・七宝・錺金具・置物などの分類ごとに展示します。金や銀、銅、鉄といった金属素材の美しさと、緻密で大胆かつ自由な表現を堪能し、それぞれの作品が持つ魅力に触れていただきます。江戸時代に独自の進化をとげた自在置物。その中でも最大級の「自在龍置物 」をはじめとして、鎌倉時代の舎利容器の代表作「金銅火焔宝珠形舎利容器」など、平安時代から江戸時代までの優品を紹介し、金属工芸の歴史を概観します。

  
13室  2017年10月17日(火) ~ 2018年1月8日(月)

当館を代表する刀剣のひとつである「小龍景光」の太刀、相州正宗による名物「石田正宗」など、平安時代から江戸時代に至る、各国の代表的な流派の刀剣を16口展示します。刀装具は、10月24日(火)より、秋から新年を迎える展示期間にあわせて、季節にちなむ動植物や、正月・吉祥をモチーフにした鐔・小道具をご紹介します。

  
13室  2017年9月5日(火) ~ 2017年11月26日(日)

奈良時代から江戸時代までの日本陶磁史を概観します。古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して展示します。今回は、薩摩の茶陶も展示します。

  
14室  2017年8月29日(火) ~ 2017年12月3日(日)

特別展「運慶」(9月26日(火)~11月26日(日))の開催にちなみ、列品および寄託品のなかより、「運慶展」には出陳されない運慶以降の慶派仏師の手による作品を展示します。鎌倉時代に活躍した運慶の量感豊かで力強い写実的な作風は、後の世代に大きな影響を与えました。
本企画では、なかでも運慶の次々世代にあたる康円および、奈良を拠点に独自の展開を遂げた善円(善慶)を代表する善派仏師の作品を中心に、運慶以後の鎌倉彫刻の展開について紹介いたします。

  
15室  2017年10月3日(火) ~ 2017年11月26日(日)

 『稿本日本帝国美術略史』は、日本において初めて編纂された公式の美術史で、明治34年(1901)に刊行されました。明治33年(1900)のパリ万国博覧会を契機として完成した本書は、それまでの文化財調査の蓄積を元にして、岡倉天心を中心に帝国博物館(東京国立博物館の前身)が編纂しました。フランス語版がパリ万博に出品された後、帝室博物館(帝国博物館が改称)が日本語版を刊行しました。 本展示では東京国立博物館に残る『稿本日本帝国美術略史』編纂に関わる記録と写真、歴史資料を通して、美術博物館として歩み始めた時期の博物館の姿をご紹介します。 

  
16室  2017年9月5日(火) ~ 2017年11月26日(日)

アイヌ文化は13世紀以降サハリン・千島・北海道・北東北のアイヌの人びとが狩猟や漁撈、植物採集に加え、アムール川下流域や沿海州そして本州の和人と交易をもちつつ育んできた独自の文化であす。当館のアイヌ資料は、1875(明治8)年のウィーン万国博覧会の事務局から引き継いだ資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、さまざまな生活用具や衣服そして武具や祭祀具など膨大な数にのぼります。今回はアイヌの人びとが日々の暮らしの中で用いた狩猟や漁撈の道具、調理や機織の道具などを展示し、その生活を紹介します。

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2018年4月8日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2017年11月14日(火) ~ 2017年12月25日(月)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。
日本画は河鍋暁斎や荒木寛保など明治前期に活躍した画家の作品とともに、秋の深まる風情をあらわした作品を中心に展示します。洋画は明治から昭和にかけて描かれた肖像画と、日々の暮らしのなかの群像を表わした作品をご覧いただきます。工芸は、明治時代後期から大正・昭和時代の帝室技芸員による作品を展示し、工芸に作家としての個性が発揮されていく様子をご覧いただきます。

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2018年4月8日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
19室  2017年4月18日(火) ~ 2018年3月31日(土)

今回の工程見本は、沖縄の紅型をテーマに制作しました。原品の「紅型衣装 白木綿地牡丹模様」は、白地に牡丹の花・蕾・葉を密に染め出した作品です。複雑な模様構成や鮮やかな色使いには、19世紀の沖縄・琉球王朝下に花開いた染色技術の粋が尽くされています。この精緻な花びらや葉の形を染め出す技術とは、また、鮮やかな発色を可能にするメカニズムとは、どのようなものなのでしょうか?この度の展示は、これらの疑問に模作の制作を通して迫ろうとする試みです。