TOP
 >> 展示
 >> 本館

本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

フロアマップ
ミュージアムショップ
 

 


2階 日本美術の流れ

  
1室  2016年5月31日(火) ~ 2016年12月11日(日)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代は土器や土偶、弥生時代は土器や銅鐸、古墳時代は銅鏡・甲冑・馬具や代表的な埴輪・須恵器を展示し、それぞれの文化や時代性の特徴を表わす材質・形態の多様性を示します。

  
1室  2016年8月9日(火) ~ 2016年9月19日(月)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。この展示では、奈良時代後期を代表する写経である吉備由利願経、奈良時代の特色をよく示す金銅鉢などを展示します。

  
2室  2016年8月23日(火) ~ 2016年9月19日(月)

静岡・久能山にあった久能寺(現在の鉄舟寺)に伝わったため、「久能寺経」と呼ばれます。『法華経』一品経(いっぽんぎょう)28巻と、開経(かいきょう)『無量義経』、結経(けちきょう)『観普賢経』を合わせて、もとは全30巻ありました。極楽往生を願って一人が一巻を担当して合計30人で制作したものです。各巻の巻末に、その巻の制作を担当した人の名前が記されており、そこから鳥羽法皇(とばほうおう、1103~56)と、皇后・待賢門院璋子(たいけんもんいんしょうし、1101~45)、女御・美福門院得子(びふくもんいんとくし、1117~60)の周辺で作られたことがわかっています。とくに、待賢門院の関係者が多いため、待賢門院が落飾した英治2年(1142)2月に成立した可能性が高いと考えられます。
「譬喩品」の経文(きょうもん)は、能書(のうしょ)の家系である世尊寺家(せそんじけ)当主の藤原定信(ふじわらのさだのぶ、1088~1154~?)によるものです。定信の特徴的な右肩上がりの書風は、のちにとても流行しました。
料紙には多様な染紙(そめがみ)を使用し、金銀の大切箔、小切箔、芒(のげ)が散りばめられ、金銀泥による文様も描かれています。表紙に羅(ら)などの繊細な裂地(きれじ)を使い、見返しには平安貴族の姿が描かれているものもあります。当時は、願いをこめるほど経巻を飾り立てました。
平安時代後期を代表する絢爛豪華な装飾経をご堪能ください。

  
3室  2016年8月9日(火) ~ 2016年9月19日(月)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本的な仏教美術の美しさを極めた名品が数多く含まれます。鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。
旧盆の時期に重なるこの期間では、彫刻は前回に引き続き阿弥陀如来像を、絵画は阿弥陀如来や十王、地蔵菩薩など死後の追善に関わるような主題の作品を中心に展示、書跡は女性の信仰に関わる遺品、工芸は金剛鈴を展示します。

  
3室  2016年8月9日(火) ~ 2016年9月19日(月)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。
今回は、合戦絵巻の代表作とも言える名品「後三年合戦絵巻」や、装飾料紙の古筆切などをご紹介します。

  
3室  2016年8月9日(火) ~ 2016年9月19日(月)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。

  
4室  2016年6月7日(火) ~ 2016年9月11日(日)

日本の伝統文化を代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。
床に飾る掛け軸、花生、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、夏から秋の茶事を想定しながら取り合わせて紹介します。

  
5室・6室  2016年6月14日(火) ~ 2016年9月4日(日)

平安時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。刀剣は、6月21日より前田家に伝来した行光の短刀とその外装である合口をはじめ、刀身に刀装が付属するものは同時に展示し、さらに糸巻太刀や打刀など様々な形式や時代の刀装を陳列します。甲冑は、島根・日御碕神社の「白糸威鎧」や華やかな配色の「色々糸威腹巻」など、大鎧、胴丸、当世具足の各種の作品や兜を展示します。

  
7室  2016年8月9日(火) ~ 2016年9月19日(月)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。
今回は、8月11日が初の「山の日」となることに因んで、大画面における山や水の表現をお楽しみいただきます。  

  
8室  2016年8月2日(火) ~ 2016年10月23日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を陳列します。季節に合わせ、菊や薄、楓など秋に因んだ意匠の品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただきます。

  
8室  2016年8月9日(火) ~ 2016年9月19日(月)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は山雪・宗達・光琳の装飾美あふれる作品および水の表現を中心にお楽しみいただきます。書跡は、幕末明治期の政治家の書をとりあげます。

  
9室  2016年8月9日(火) ~ 2016年10月10日(月)

謡曲「山姥」をテーマに、謡曲に登場する人物に合わせた能面・能装束を、『能狂言絵巻』を元に組み合わせて、実際の舞台を見るような構成で展示をします。江戸時代に式楽として大名家で行われていた舞台をイメージさせるような構成で江戸時代の能面・能装束を中心に展示をし、作品の鑑賞のみを目的とするだけではなく、日本を代表する伝統芸能である能の文化に親しんでいただく機会とします。

  
10室  2016年8月30日(火) ~ 2016年9月25日(日)

風景画、武者絵、美人画などさまざまなジャンルに独自の表現を展開して注目される歌川国芳の作品を中心に、重陽の節句にちなんだ菊を描いた版画や、品川や深川の女性を描いた夜景の肉筆画など、夏から秋へと移る季節にふさわしい作品を加えて展示します。

  
10室  2016年8月9日(火) ~ 2016年10月10日(月)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませていただく展示とします。今回は夏から初秋の季節に合わせ、夏の単仕立の絹物である単衣や、重陽の節供にちなんだ菊の模様の小袖を中心に展示します。また、季節の意匠をデザインした印籠・根付もあわせて展示し、江戸時代における男性の洒落た感覚も合わせてご覧いただきます。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2016年8月2日(火) ~ 2016年10月23日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。 

  
特別1室  2016年8月23日(火) ~ 2016年10月2日(日)

藤原行成が揮毫した国宝「白氏詩巻」(寛仁2年(1018))から、もうすぐ1000年が過ぎようとしています。本特集はその藤原行成の書を中心に取り上げます。藤原行成の真跡とともに、行成の書をよく真似ている「延喜式」や、藤原師通「願文」(個人蔵、寄託品)をあげなから、「三跡」と称された行成の書がいかに流行したかを示します。また、伝称筆者を藤原行成とする古筆切や、江戸時代の模本なども展示し、藤原行成の書がこれまでどのように尊重されてきたのかを紹介します。

1階 特別展

  
特別5室  2016年9月13日(火) ~ 2016年12月11日(日)

滋賀県甲賀市に所在する天台宗の古刹・櫟野寺(らくやじ)には重要文化財に指定される平安時代の仏像が20体も伝わります。
その数は、優れた仏像が数多く残る 滋賀県でも特筆されます。本展は、20体すべてを寺外で展示する初めての機会です。本尊の十一面観音菩薩坐像は像高が3メートルもある圧巻の作品で、普段 は大きく重い扉に閉ざされる秘仏です。他にも、11体の観音や、どこか親しみのある毘沙門天立像、文治3年(1187)に造られたこと が知られる貴重な地蔵菩薩坐像など、櫟野寺に伝わる平安彫刻の傑作を一時にご覧いただける展覧会です。

1階 ジャンル別展示

  
11室  2016年7月26日(火) ~ 2016年10月23日(日)

江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められています。その素材は木が圧倒的に多いことが日本の大きな特色です。飛鳥時代、奈良時代は都のあった奈良とその周辺地域以外の作例は限られますが、平安時代以降は仏教の普及とともに全国的に造像が展開します。鎌倉時代になると、仏師運慶らによる写実的な作風の像がつくられるようになり、南北朝以降にも継承されました。この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力をご覧いただきます。
今回は、阿弥陀、観音、地蔵を中心に展示します。

  
12室  2016年7月20日(水) ~ 2016年10月2日(日)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでいただきます。和歌を表現した文学意匠の優品である重要文化財「塩山蒔絵硯箱」や、材料の大胆な使い方がいかにも本阿弥光悦らしい重要文化財「芦舟蒔絵硯箱」など、時代や作者の特色がよく現れた作品を中心にご覧いただきます。

  
13室  2016年7月12日(火) ~ 2016年9月25日(日)

江戸時代、金工の技法は高度に成熟し、太平の世情や庶民文化の成熟、博物学の発展などを背景として、多種多様かつ写実的な動植物モチーフをあしらった文房具や調度品が数多く制作されました。それらは用途・機能を超えて、鑑賞性の高い巧緻な造形を志向するに至ります。自在置物はその代表です。
ここでは自在をはじめとする置物や香炉をご紹介し、江戸金工の豊かな造形表現を鑑賞いただきます。

  
13室  2016年8月23日(火) ~ 2016年11月13日(日)

名物「亀甲貞宗」の刀、越中則重による短刀など、平安時代から江戸時代に至る、諸流派の刀剣を11口陳列します。鐔・小道具は、8月30日(火)より「秋」を意識した、薄や稲穂、鈴虫など、季節にちなんだ意匠の作品のほか、鉄や四分一など金属の渋い味わいが見所の作品を多く展示します。

  
13室  2016年7月12日(火) ~ 2016年10月2日(日)

奈良時代から江戸時代までの日本陶磁史を概観します。古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して展示します。茶陶ではおもに美濃のほか、備前や伊賀など焼締め陶を、磁器では瀟洒な柿右衛門様式の器の美を紹介します。

  
14室  2016年8月2日(火) ~ 2016年9月25日(日)

日本で最初の貨幣には、無文銀銭や「富」「本」の2字が入る富本銭があります。その後和銅元年(708)の和同開珎以降、250年の間に銅貨12種(皇朝十二銭)が発行されましたが、10世紀末には皇朝銭の鋳造は停止されました。中世の中国銭貨の使用を経て、再び貨幣が製造されるようになるのは、室町時代末16世紀以降であり、近世期には金銀銅のいわゆる三貨制度のもとに各種の貨幣が製造・流通しました。
本特集では富本銭から近世期の大判・小判まで、わが国の貨幣の歴史を当館収蔵品で辿ります。

  
15室  2016年8月23日(火) ~ 2016年10月16日(日)

明治5年(1872)、創立したばかりの文部省博物局(東京国立博物館の前身)が行なった社寺宝物調査(壬申検査)は、日本の文化財保護のはじまりと位置づけられるものです。当館ではこれまで、文化財保護の歴史を紹介する展示はありましたが、壬申検査そのものに焦点を当てたことはありません。
本特集では、壬申検査だけに絞って、調査記録や古写真を展示することで、東京国立博物館の創立当時の文化財保護活動をご紹介します。

  
16室  2016年7月12日(火) ~ 2016年9月25日(日)

琉球王国は15世紀以降南西諸島を治め、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと関係を結ぶなかで、独特な文化をつくりあげました。当館の琉球資料は、1884(明治17)年に当時のドイツ政府の依頼をきっかけに、農商務省が沖縄県から購入した資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、生活用具をはじめ、絵画や文書そして古写真も含まれる幅広いものです。
今回は、琉球王国のなかでも第二尚氏時代を中心とした琉球の工芸作品を中心に展示します。

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2017年4月9日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2016年8月2日(火) ~ 2016年9月11日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。
日本画、洋画ともに明治から昭和にかけての人物画の展開をご覧いただき、工芸は、各分野の作家の個性が高まった大正時代、昭和時代の作品を中心に展示します。

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2017年4月9日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
19室  2016年3月15日(火) ~ 2016年9月11日(日)

「截金(きりかね)」とは、細く切った金箔を膠で貼りつけて文様などを表わす技法で、日本で平安・鎌倉時代を中心に仏教絵画に多く用いられました。 金箔が光を反射し、強い輝きをはなつ効果があります。この「截金」の技法を当館所蔵の国宝「孔雀明王像」を例にご紹介します。