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2022年1月26日(水)の本館

『本館』の画像

 

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

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ミュージアムショップ

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2階 日本美術の流れ

 『日本美術のあけぼの―縄文・弥生・古墳』の画像 
1室  2022年1月2日(日) ~ 2022年7月3日(日)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代は土器や土偶、弥生時代は土器や銅鐸、古墳時代は埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴を示します。

 『仏教の興隆―飛鳥・奈良』の画像 
1室  2021年12月21日(火) ~ 2022年1月30日(日)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。
興福寺中金堂の基壇下に鎮壇のため埋納された興福寺鎮壇具のほか、彫刻は飛鳥時代の貴重な木造の如来立像等を展示します。書跡は薬師寺経として知られ奈良時代後期を代表する写経「大般若経」と、大聖武として名高い「賢愚経断簡」を展示します。

 『国宝室 十六羅漢像(第三尊者)』の画像 
2室  2022年1月18日(火) ~ 2022年2月13日(日)

羅漢とは「修行を完成し、供養に値する者」を意味する古代インドの言葉「アルハット」を漢字の音を借りて表わした「阿羅漢」の省略形です。十六羅漢は中国・唐代に玄奘(げんじょう、602~664)が漢訳した『大阿羅漢難提蜜多羅所説法住記(だいあらかんなんだいみったらしょせつほうじゅうき)』(『法住記』)に登場する16人の羅漢のことです。『法住記』には、釈迦から、自分が亡くなった後、長寿を保ち、仏法を守り伝え人々を救済することを託されたと記されます。
また、住所や名前は記述がありますが、姿形や場面設定に関する記述は無いため、各時代で様々な図様が作られました。
それらの図様の多くは羅漢の長寿や神通力を強調するような異様な姿や劇的な描写です。しかし、日本で制作された十六羅漢画像の現存最古の作例で、もとは滋賀・聖衆来迎寺(しょうじゅらいこうじ)に伝来した本図は、唐代に源流をもつとみられる古様で穏やかな図様が特徴的です。
また、絹の裏から顔料を塗り、絹目を通して穏やかな色を見せる裏彩色(うらざいしき)の技法や、白みの強い柔らかく明るい色を用いて細かに描き込む画面作りは、彩色による美しさに重点をおいた11世紀の仏画の特徴をよく表しています。画面向かって右上の色紙形(しきしがた)と呼ばれる区画には、白色の地に蝶・鳥・草花の地文様を描き、平等院鳳凰堂の壁扉画(へきひが)の色紙形に近い書風で『法住記』にある羅漢の住所と名前が書かれています。
大陸の香りを残しつつ、11世紀の平安貴族の美意識が凝縮された十六羅漢像の名品です。

 『仏教の美術―平安~室町』の画像 
3室  2021年12月21日(火) ~ 2022年1月30日(日)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。その内容は多岐にわたり、各時代ごとに特色ある作品が生み出されました。
絵画は真言密教の世界観を図にした両界曼荼羅図や、浄土信仰に関わる阿弥陀如来像、弥勒菩薩の浄土を描いた壁画、富士山信仰に関わる富士参詣曼荼羅図などを展示します。書跡は、さまざまな装飾法華経、なかでも開経である「無量義経」などを展示します。彫刻は、2歳のときの姿を表わした聖徳太子立像を、金工は仏舎利や舎利と同体とされる宝珠を納め荘厳した舎利塔・舎利容器を展示します。

 『宮廷の美術―平安~室町』の画像 
3室  2021年12月21日(火) ~ 2022年1月30日(日)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。今回は国宝「元永本」を新春特別公開するとともに、「三跡」の一人・藤原行成の書、「酒呑童子図扇面」などをご紹介します。

 『禅と水墨画―鎌倉~室町』の画像 
3室  2021年12月21日(火) ~ 2022年1月30日(日)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。絵画では、鷹を描いた雪村の屏風や花鳥画作品を紹介し、書跡では、一休宗純の七言絶句などを展示します。

 『茶の美術』の画像 
4室  2022年1月2日(日) ~ 2022年3月21日(月)

日本の伝統文化を代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。新年の茶会「初釜」に際し、新しい年を寿ぐのにふさわしい茶湯道具の名品を取り合わせました。

 『武士の装い―平安~江戸』の画像 
5室・6室  2021年12月21日(火) ~ 2022年3月13日(日)

平安時代から江戸時代の武士が用いた、刀剣、刀装、甲冑、馬具、装束、肖像画や書状など紹介します。甲冑は、安土桃山時代から江戸時代前期の武将、松平家乗が用いた「白糸威胴丸具足」をはじめ、大鎧、胴丸、腹巻、当世具足など、各種の甲冑を展示します。刀剣は、獅子王と号のある太刀と、これに付属する黒漆太刀の刀装など、刀身と刀装を同時に展示するとともに、さまざまな時代に用いられた各種の刀装を展示します。

 『屏風と襖絵―安土桃山~江戸』の画像 
7室  2022年1月2日(日) ~ 2022年2月6日(日)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。今回は、縁起のよいものを題材とした吉祥画題を描いた作品を中心に、金が輝く華やかな屏風絵で新年を寿ぎます。

 『暮らしの調度―安土桃山・江戸』の画像 
8室  2022年1月2日(日) ~ 2022年3月21日(月)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を紹介します。新年を迎える季節に際し、松竹梅や鶴亀など慶事の意匠で満たされた作品を中心に取合せ、めでたい時節を迎えた往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただける展示です。

 『書画の展開―安土桃山~江戸』の画像 
8室  2022年1月2日(日) ~ 2022年2月6日(日)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画は新年を寿ぐ吉祥画題や富士山を描いた作品などを展示し、書跡も同じく正月にちなむ詩歌や書状を展示します。

 『能と歌舞伎 能のデザインに見る吉祥模様』の画像 
9室  2022年1月2日(日) ~ 2022年3月6日(日)

年明けの展示にちなみ、能装束や中啓・鬘帯・腰帯などのデザインに表わされる吉祥模様を選び、能と吉祥模様の関係を見ます。鶴・亀・鳳凰・龍・松・桐・牡丹・扇(地紙)などの吉祥模様を中心に紹介します。唐織や錦などの織物や素襖の型染など、さまざまな技法で表わされた吉祥模様を通して、おめでたく華やぎに満ちた日本の伝統的な模様の世界をご覧ください。

 『浮世絵と衣装―江戸(衣装)』の画像 
10室  2022年1月2日(日) ~ 2022年3月6日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませてみてください。お正月に合わせ、松竹梅、鳳凰、鶴亀、帆掛船、貝桶、橘といった吉祥模様の小袖、振袖、袱紗などを展示します。また、男性のおしゃれ小物である、印籠・根付も併せて展示します。

 『浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)』の画像 
10室  2022年1月2日(日) ~ 2022年1月30日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみでしたが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。初日の出や宝船、七福神など正月にちなんだ縁起の良い作品や、正月に交換された摺り物に加え、歌川広重の「名所江戸百景」シリーズから正月にふさわしい作品を展示します。また、肉筆画では、恵比須、大黒天、福禄寿の三福神が吉原に通う道中を描いた「隅田川図巻」を展示します。

2階 便殿

 『便殿(旧貴賓室)』の画像 
 2021年4月1日(木) ~ 2022年3月31日(木)

現在の本館が昭和13年に東京帝室博物館の本館として開館したときに貴賓室として造られ、天皇はじめ皇族方がお出でになられたときのご休憩所として使われました。
帝室博物館から国立博物館となった今日では、皇族方だけではなく、国賓や公賓など国の大事なお客様の休憩室として利用されることもあります。

※室内には入れません

2階 企画展示

 『根付 高円宮コレクション』の画像 
高円宮コレクション室  2022年1月2日(日) ~ 2022年3月21日(月)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。

 『博物館に初もうで 今年はトーハク150周年!めでタイガー!!』の画像 
特別1室・特別2室  2022年1月2日(日) ~ 2022年1月30日(日)

令和4年(2022)の干支である寅年にちなみ、「虎」をテーマとした特集展示です。
古代より虎は瑞獣(ずいじゅう)として、とりわけ西方をつかさどる守護神とみなされてきました。また、その獰猛(どうもう)さから畏怖(いふ)の対象として、仏教美術にも取り入れられる一方、勇猛(ゆうもう)さや豪傑(ごうけつ)の象徴としても数々の作品に表されてきました。この傾向は、東洋美術にもみられ、虎を含めた獰猛なネコ科に対するイメージが広く共有されていたことがうかがえます。さらに、近代以降は、博物学的視点から虎やネコ科を捉えなおした作品も残されています。
本展示では、「神獣・仏教にかかわる虎」「龍虎図」「日本の勇猛な虎」「アジアの多彩な虎」「博物学におけるネコ科の虎」のテーマに沿って、各々の虎の表現に着目しながら、それにまつわる文化を紹介します。

1階 ジャンル別展示

 『彫刻』の画像 
11室  2021年11月16日(火) ~ 2022年1月30日(日)

江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められます。その素材としては、木材が圧倒的に多く、これは日本彫刻の大きな特徴の一つです。飛鳥時代、奈良時代は都のあった奈良とその周辺地域に作例は限られますが、平安時代以降は仏教の普及とともに全国的に仏像がつくられるようになりました。ここでは、江戸時代以前の平安時代から鎌倉時代の木彫像を中心に、様々な種類の尊像を展示し、日本彫刻の魅力を紹介します。

 『漆工』の画像 
12室  2021年11月23日(火) ~ 2022年2月20日(日)

平安時代から江戸時代に至る各時代の漆工作品を紹介します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法「蒔絵」を中心に、その歴史をたどるとともに、漆芸の多彩な姿をお楽しみください。
硯台に蒔絵の蓋を被せた15世紀の硯箱「梅蒔絵硯箱」や、江戸時代前期の緻密で変化に富む技法を随所に凝らした「御所車蒔絵硯箱」など各時代を代表する名品のほか、貴重な平安時代の蒔絵「蓮弁散蒔絵鉦架」など雅楽の道具を展示します。

 『金工』の画像 
13室  2021年11月30日(火) ~ 2022年2月27日(日)

江戸時代以前に日本で製造された金貨、銀貨を紹介します。
日本の金貨・銀貨の歴史においては、飛鳥時代7世紀の無文銀銭(むもんぎんせん)、奈良時代8世紀の開基勝宝金銭(かいきしょうほうきんせん)が古代の例として知られます。これらは通用貨幣ではなく厭勝銭(えんしょうせん、銭の形をしたお守り)としての意味合いが強いものでした。その後の平安時代以降は自国での貨幣の製造自体が長く途絶してしまいます。戦国時代末期16世紀に蛭藻金(ひるもきん)や譲葉金(ゆずりはきん)のような大型金貨が登場し、豊臣秀吉の天正大判金(てんしょうおおばんきん)へと継承されました。江戸時代17世紀以降は、徳川幕府の厳重な管理のもと、金貨・銀貨の製造がおこなわれ、貨幣として広く流通します。この間の製造に、将軍家お抱えの金工師であった後藤家が関わったことが注目されます。

 『刀剣』の画像 
13室  2021年11月9日(火) ~ 2022年2月6日(日)

平安時代の山城鍛冶の三条宗近による名物「三日月宗近」、鎌倉時代の長船鍛冶、景光による「小龍景光」など、平安時代から江戸時代に至る、刀剣16口を展示します。刀装具は、新年を迎える展示期間に合わせて、正月や干支(寅)にちなんだモチーフの作品を多く展示します。

 『陶磁』の画像 
13室  2021年11月9日(火) ~ 2022年1月30日(日)

平安時代から江戸時代までの日本陶磁史を概観するように、古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して作品を紹介します。

 『日本人に愛された華南のやきもの』の画像 
14室  2021年12月21日(火) ~ 2022年2月20日(日)

「華南」とは、ここでは現在の中国福建および広東一帯を指します。この地域は、巨大貿易港を擁するという地の利を活かし、宋から明・清時代の長きにわたり陶磁器を生産し、海外へ輸出しました。その製品はおよそ龍泉窯や景徳鎮窯を模倣した量産品ですが、民窯ならではの力強い造形とおおらかな装飾が魅力です。日本では茶の湯や懐石、煎茶の道具として親しまれ、江戸後期には奥田頴川や青木木米といった京焼陶工たちの中国陶磁学習の題材にもなりました。このように、日本特有の中国陶磁観、美意識の形成に深く影響を及ぼしてきた華南のやきものは、近代以降、世界的に中国陶磁研究が本格化するなかで、日本でとくに積極的に収集、研究が進められました。本特集は日本における陶磁器研究史をたどりながら、華南のやきものの魅力と、日本人の美意識に与えた影響を紹介します。

 『歴史の記録』の画像 
15室  2022年1月25日(火) ~ 2022年3月21日(月)

東京国立博物館は、美術作品や考古資料だけでなく、歴史や民族に関する資料や作品も多く所蔵している。またかつては自然科学に関する標本も収集・保管していたように、古今東西の博物資料を収集することが博物館の使命でした。こうした積極的な資料収集の考え方のもと、「歴史を語る」資料として、絵図・地図、古文書・古書、拓本や模写、写真などが集められ一大コレクションを形成しています。
2021年度の15室はこれらの資料から、伊能忠敬測量による日本沿海輿地図(中図)、各種の博物図譜、五海道分間延絵図のうち基幹街道である五街道、古写真をそれぞれ展示し、19世紀日本の社会、文化、交通、景観などを紹介します。
今回の展示では、日本沿海輿地図から九州北部、博物図譜から魚譜図、五海道分間延絵図から東海道分間延絵図(平塚宿~)、古写真からは明治初年の壬申検査から名古屋・京都の写真を紹介します。

 『アイヌと琉球 アイヌの暮らし&琉球の工芸』の画像 
16室  2021年12月7日(火) ~ 2022年3月6日(日)

南北に長く連なる日本列島は多様な自然環境のもと、さまざまな文化を育んできました。ここでは北の文化の代表として、アイヌの人びとが日々の暮らしの中で用いた狩猟や漁撈、農業など生産に関わる道具を展示し、その生活を紹介します。あわせて南の文化の代表として、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと交易を行うなかで独特な文化をつくりあげた琉球王国の工芸品のうち、漆工と染織をご紹介します。

 『近代の美術』の画像 
18室  2022年1月25日(火) ~ 2022年4月17日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示する。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。
日本画の前半は梅の季節にちなんだ作品や時候の花鳥を描いた作品を展示し、後半は桜など春の風情を感じさせる作品を主に展示します。洋画は桜を題材にとった明治期の作品を中心にご覧いただきます。彫刻は、日本の伝統彫刻と西洋彫刻とを融合して独特の作風を打ち立てた、日本近代彫刻の大家の一人、佐藤朝山の作品を中心にご覧いただきます。工芸は、梅や桜、蝶といった春にちなんだ作品を中心に紹介します。