2005年10月18日(火) ~ 2005年11月27日(日)
「東京国立博物館コレクションの保存と修理」の特集陳列は今年で6回目を迎えます。今回は平成15・16年度修理品の中から20件程度を展示します。修理で得た新知見を含め、作品がもつ情報を1つでも多くご紹介できるように関連資料などをあわせて展示します。保存・修理の方法について説明するほか、なぜそのような修理方法を選択したのか、なぜそのような材料を選択したかなど、修理に至るまでの過程や修理記録の作成にもスポットをあてる予定です。作品を解体したときに現れる内部の様子、修理したときに取り除いた古い裏打ち紙など、通常の展示では決してみることのできない作品内部など、文化財のもう1つの顔をごらんいただけるでしょう。どうぞお楽しみに。
あわせて、座談会やギャラリートーク(列品解説)、さらに保存科学の現場を見学するツアーも実施します。