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本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

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展示室の閉室のお知らせ

2018年12月10日(月)~2019年1月1日(火・祝)まで、本館2階 日本美術の流れは展示環境改善のため閉室いたします。


2階 日本美術の流れ

  
1室  2018年7月18日(水) ~ 2018年12月9日(日)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代は土器や土偶、弥生時代は土器や銅鐸、古墳時代は埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴をご紹介します。

親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン! なりきり日本美術館」関連作品
火焰型土器 伝新潟県長岡市馬高出土 縄文時代(中期)・前3000~前2000年

 

  
1室  2018年9月19日(水) ~ 2018年10月28日(日)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や 仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。奈良時代の官営工房で制作された釈迦如来坐像や、天平12年3月15日、藤原房前の女が父の追善のために発願書写した一切経などを展示します。

  
2室  2018年9月4日(火) ~ 2018年9月30日(日)

羅漢とは「修行を完成し、供養に値する者」を意味するサンスクリット語「アルハット」を漢字音で表わした「阿羅漢」の省略形です。十六羅漢は釈迦の入滅後、長寿を保ち、法の護持と人々の救済を釈迦から託された16人の羅漢のことです。
中国・唐代に玄奘(げんじょう、602~664)が漢訳した『大阿羅漢難提蜜多羅所説法住記(だいあらかんなんだいみったらしょせつほうじゅうき)』(『法住記』)に16人の住所や名前が説かれますが、姿形や場面設定に関する記述は無いため、様々な図様が作られました。
その多くが羅漢の長寿や神通力を強調するような異様な姿や劇的な描写が特徴なのに対し、現存最古の作例で、もとは滋賀・聖衆来迎寺(しょうじゅらいこうじ)に伝来した本図は、唐代に源流をもつとみられる古様で穏やかな図様を汲んでいます。
また、絹の裏から顔料を塗り、絹目を通して穏やかな色を見せる裏彩色(うらざいしき)の技法や、白みの強い柔らかく明るい色を用いて細かに描き込む画面作りは、彩色による美しさに重点をおいた11世紀の仏画の特徴をよく表しています。画面向かって右上の色紙形(しきしがた)と呼ばれる区画には、白色の地に蝶・鳥・草花の地文様を描き、平等院鳳凰堂の壁扉画(へきひが)の色紙形に近い書風で『法住記』にある羅漢の住所と名前が書かれています。
大陸の香りを残しつつ、11世紀の平安貴族の美意識が凝縮された十六羅漢像をご堪能ください。

  
3室  2018年9月19日(水) ~ 2018年10月28日(日)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。その内容は多岐にわたり、各時代ごとに特色ある作品が生み出されました。
絵画は鎌倉時代に新しく登場した図様に基づく作例などを展示します。書跡は、大休正念が仏舎利相承の由緒を述べた啓白文、藤原為兼が数えた仏舎利粒の記録などを展示します。彫刻は、鎌倉時代の運慶風を示す阿弥陀如来坐像を展示します。金工は引き続き経典や法衣を安置する「箱」を展示します。

  
3室  2018年9月19日(水) ~ 2018年10月28日(日)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。
今回は、後鳥羽上皇撰『時代不同歌合』を描いた「時代不同歌合絵」や、秋を詠った詩歌の古筆などをご紹介します。

  
3室  2018年9月19日(水) ~ 2018年10月28日(日)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響 を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。
ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。

  
4室  2018年9月11日(火) ~ 2018年12月9日(日)

日本の伝統文化代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。床に飾る掛け軸、花入、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、秋から冬にかけての炉の茶事を想定しながら取り合わせて紹介するとともに、東洋館で開催中の「博物館でアジアの旅 海の道 ジャランジャラン」(2018年9月4日(火)~9月30日(日))に合わせて、中国製や朝鮮製に加えて、ふだんの展示では茶の湯の視点で紹介される機会の少ない安南物や宋胡録、南蛮物、呉州手などのコレクションもとりあげます。

  
5室・6室  2018年7月18日(水) ~ 2018年9月30日(日)

鎌倉時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。
刀剣は、7月24日(火)から、「北条太刀」と号のある太刀と兵庫鎖太刀など、刀身に刀装が付属するものは同時に展示し、さらに糸巻太刀など様々な形式や時代の刀装を展示します。甲冑は、徳川四天王のひとり榊原康政が用いた「紺糸威南蛮胴具足」など、胴丸、腹巻、当世具足の各種の作品や兜を展示します。

  
7室  2018年9月19日(水) ~ 2018年10月28日(日)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。
今回は、町絵師である俵屋宗達の後継者で、後に加賀前田家に仕えた絵師俵屋宗雪(生没年不詳)の重要文化財「秋草図屏風」、京で活動する宮廷の絵所預であった土佐光起(1617~91)の重要美術品「粟穂鶉図屏風」、大名家出身で江戸で作画を続けた酒井抱一(1761~1828)の重要文化財「秋草図屏風」など、立場や活動場所を異にする三者三様の秋の表現をお楽しみいただきます。

  
8室  2018年7月24日(火) ~ 2018年10月14日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を陳列します。季節に合わせ、菊や薄、楓など秋に因んだ意匠の品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただきます。

  
8室  2018年9月19日(水) ~ 2018年10月28日(日)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は俵屋宗達筆の重要文化財「関屋図屏風」、森狙仙筆の重要美術品「秋山遊猿図」などを中心に秋の時候に合わせた展示を行います。書跡は、江戸時代中期までの僧侶と儒者の書を中心に展示します。

  
9室  2018年8月21日(火) ~ 2018年10月14日(日)

能楽(猿楽)は江戸時代に幕府の式楽となり大名家で折々の行事に演じられました。大名家における能楽を江戸時代を中心とする面・装束の展示を通して能舞台風に再現します。今回は秋の季節にちなみ「江口」をテーマに、能面・能装束を展示します。当館所蔵『能狂言絵巻』に描かれる「江口」を面・装束とともに展示し、江戸時代における演能がイメージできるように紹介します。

親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン! なりきり日本美術館」関連作品
重要文化財 能面 小面 「出目満昆」焼印 奈良・金春家伝来/重要文化財 能面 小面 奈良・金春家伝来/ 能面 小面

 

  
10室  2018年9月26日(水) ~ 2018年10月21日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみでしたが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。今回は、名所にちなんだ春信の美人図のほか、北斎、国芳、広重の風景図、亜欧堂田善の銅板風景画などを中心として、各地を旅するような浮世絵の世界を展示します。

  
10室  2018年8月21日(火) ~ 2018年10月14日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませてください。今回は重陽の節句にちなみ、菊模様を中心に、晩夏から初秋にかけて着用する単衣や小袖など、また季節に合わせた意匠の印籠・根付を紹介します。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2018年7月24日(火) ~ 2018年10月14日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。 

1階 ジャンル別展示

  
11室  2018年7月24日(火) ~ 2018年10月21日(日)

江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められています。その素材は木が圧倒的に多いことが日本の大きな特色です。飛鳥時代、奈良時代は都のあった奈良とその周辺地域以外の作例は限られるが、平安時代以降は仏教の普及とともに全国的に造像が展開します。鎌倉時代になると、仏師運慶らによる写実的な作風の像がつくられるようになり、南北朝以降にも継承されました。この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力をご覧いただきます。

  
12室  2018年7月3日(火) ~ 2018年9月30日(日)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでいただきます。平安時代後期から鎌倉時代にかけて盛行した沃懸地螺鈿の傑作である重要文化財「獅子螺鈿鞍」や、制作経緯や奉納年が明確な国宝「橘蒔絵手箱及び内容品」など、各時代の特色がよく現れた作品を中心にご覧いただきます。

  
13室  2018年7月10日(火) ~ 2018年9月30日(日)

平安時代から江戸時代までの日本金工史を概観します。古代・中世・近世と時代の流れに従いながら仏具、鏡、茶の湯釜、錺金具、置物などの分類ごとに展示します。金や銀、銅、鉄といった金属素材の美しさと自由な表現を堪能していただきます。宝珠を納める能作生塔の最優品や、平安時代に出現した鏡の鏡面に神仏の姿を線刻する「鏡像」の名品を中心に、金工にみられる立体・平面両方の優れた装飾表現を紹介します。

  
13室  2018年9月19日(水) ~ 2018年11月25日(日)

「小龍景光」の号のある長船景光の太刀、鎌倉時代の相州鍛冶である国光による短刀など、平安時代から江戸時代に至る各流派の刀工による作品を16口展示します。鐔、小道具は、9月26日(水)から、秋草や月に兎など、秋の展示期間に合わせた意匠の作品を多数展示します。

  
13室  2018年7月10日(火) ~ 2018年9月30日(日)

奈良時代から江戸時代までの日本陶磁史を概観します。古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して展示します。
14室へ向かって左手奥のケースでは長次郎と常慶を、また、中国の青花と日本の染付(初期伊万里)を並べて展示します。

  
14室  2018年7月10日(火) ~ 2018年9月30日(日)

江戸から明治にかけては、仏教美術を巡る環境も大きく変化しました。信仰の対象として造られていた仏像は、岡倉天心らによって紹介された近代的な美意識のもと美術鑑賞の対象ともなり、文化財としての意義も認められるようになりました。同時に、一時の仏教排斥運動によって仏像作家である仏師は彫刻家へと転身を余儀なくされ、これまで培われた高度な木彫技術を背景に、美術作品として彫刻制作を行なうようになります。
本特集では、館蔵品および寄託品の中から、江戸の仏像と明治以降の彫刻作品の比較展示を行なうことで、価値観の多様化にともなう仏像表現の新たな展開とその魅力についてご紹介します。 

  
15室  2018年9月4日(火) ~ 2018年10月28日(日)

東京国立博物館には、歴史を伝える作品や資料が多く伝来します。これらは江戸幕府から引き継がれたものを基礎に、明治5年(1872)の博物館創立当時から、博覧会の開催や文化財調査を通じて収集されてきたものです。
この展示では、主に、江戸時代に盛行した博物学研究のために描かれた博物図譜の数々や、江戸から明治時代に作られた古い地図、各地に残る金石文を採拓したものなど、多様な歴史資料を展示します。また、幕末から明治以降に撮影された厖大な古写真コレクションから、博覧会や風景、人物や文化財など、当時の様子を伝える写真を紹介します。

  
16室  2018年8月7日(火) ~ 2018年10月28日(日)

アイヌ文化は13世紀以降サハリン・千島・北海道・北東北のアイヌの人びとが狩猟や漁撈、植物採集に加え、アムール川下流域や沿海州そして本州の和人と交易をもちつつ育んできた独自の文化である。当館のアイヌ資料は、1875(明治8)年のウィーン万国博覧会の事務局から引き継いだ資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、さまざまな生活用具や衣服そして武具や祭祀具など膨大な数にのぼります。今回はアイヌの人びとが日々の暮らしの中で用いた狩猟や漁撈の道具、調理や機織の道具などを展示し、その生活を紹介します。

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2019年4月7日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2018年9月11日(火) ~ 2018年12月9日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。
日本画の前半は、中秋の名月(9月24日)にちなんだ作品を主に展示して、後半には主に人物画において明治期の伝統的な主題や描写方法から、大正、昭和期に見られる写実的で、洗練された人体表現へと展開する様相をご覧いただきます。洋画は油彩画が、本格的に描かれ始めた明治初めから昭和期まで、多種多様に描かれた人物画を展示します。工芸は、明治時代の作品を集中的に陳列し、世界の人々を驚かせた技術の粋をご覧いただきます。

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2019年4月7日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
20室  2018年8月7日(火) ~ 2019年3月31日(日)

「押出仏(おしだしぶつ)」とは、型にのせた銅板をたたいて形を映し出した、とても薄い仏さまの像です。一つの型から同じものをいくつも作ることができます。日本では7世紀後半から8世紀にかけて流行し、お堂の壁や厨子におさめられました。
この「押出仏」の技法を、当館所蔵の重要文化財「阿弥陀三尊および僧形像」を例にご紹介します。
実際の技法には不明な点もありますが、可能な限り当時の製作技法にもとづいて再現しました。6工程に分けて作った原寸大の工程見本で、「押出仏」の素材と、どのような作業を経て制作されたと考えられているか、興味をもっていただければ幸いです。