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本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

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展示室の閉室のお知らせ

2019年11月5日(火)~2020年3月9日(月)まで、本館1階 13室は展示環境改善ため閉室いたします。
2019年12月9日(月)~2020年1月1日(水・祝)まで、本館1階(11室~18室)は展示環境改善のため閉室いたします。


2階 日本美術の流れ

  
1室  2019年6月25日(火) ~ 2019年12月25日(水)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代は土器や土偶、弥生時代は土器や銅鐸、古墳時代は埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴をご紹介します。

  
1室  2019年11月19日(火) ~ 2019年12月25日(水)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や 仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。興福寺中金堂の基壇下に鎮壇のため埋納された興福寺鎮壇具のほか、寛文7年(1667)2月の東大寺二月堂の炎上で、巻物の天地が焼け焦げたことから「二月堂焼経」と称される奈良時代における紺紙銀字経の唯一の遺例、飛鳥時代の貴重な木造の菩薩立像等を展示します。

  
2室  2019年10月29日(火) ~ 2019年11月24日(日)

『群書治要』全50巻は中国・唐時代の631年、太宗皇帝が治世の参考になる資料を編集させたものです。中国では早くに失われてしまいましたが、平安時代中頃に書き写され公家の九条家に伝来しました。紫色や縹色、茶色に染められた紙には金の罫線が引かれています。その書は数人の筆者によって記され、柔らか味のある典雅な楷書に特徴があります。また、漢文を読むための書き入れがあり、国語研究の上からも貴重な史料となっています。この作品のように、中国の書物が日本的な色紙に書き写されたものは珍しく、その色彩の美しさと楷書の美しさが、格調の高い調和を見せています。

  
3室  2019年11月19日(火) ~ 2019年12月25日(水)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。その内容は多岐にわたり、各時代ごとに特色ある作品が生み出されました。ここでは、絵画は各種の曼荼羅や白描図像などを、書跡は各宗祖師の著作の断簡などを展示します。また、彫刻は伝源頼朝坐像を、金工は僧がたずさえるべき道具の一つである錫杖を展示します。

  
3室  2019年11月19日(火) ~ 2019年12月25日(水)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。今回は、昔話「鶴の恩返し」の類話を描く御伽草紙「鶴草紙」や石山切、大型で叙景的な文様が表されるようになった鎌倉時代の和鏡などを展示します。 

  
3室  2019年11月19日(火) ~ 2019年12月25日(水)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。

  
4室  2019年9月10日(火) ~ 2019年12月1日(日)

日本の伝統文化を代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。
床に飾る掛け軸、花入、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、月に因んだ作品を中心に、取り合わせて紹介します。

  
5室・6室  2019年11月19日(火) ~ 2020年2月9日(日)

平安時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。刀剣は、源三位頼政が鵺を退治して天皇より賜ったという「獅子王」といわれる太刀をはじめ、刀身と刀装が揃っているものを中心に、様々な形式や時代の刀装を展示します。甲冑は、陸奥三春藩主秋田家に伝わった重要文化財「樫鳥糸肩赤威胴丸」をはじめ、大鎧・胴丸・腹巻・当世具足や兜の代表的なものを展示します。

  
7室  2019年10月8日(火) ~ 2019年11月24日(日)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。今回は、俳趣あふれる名作 与謝蕪村の「山野行楽図屏風」を中心に、その門下であった呉春や江戸で山水画をよくした福田半香の作品を加え、日本文人画の世界をお楽しみください。

  
8室  2019年10月29日(火) ~ 2020年1月26日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を陳列します。季節に合わせ、おめでたい図柄や冬から新春に因んだ意匠の品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただきます。

  
8室  2019年10月8日(火) ~ 2019年11月24日(日)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画は7室と関連し、池大雅、与謝蕪村、田能村竹田といった文人画家たちによる作品を中心に紹介します。書跡は江戸時代の高僧の書跡を主に展示します。

  
9室  2019年10月22日(火) ~ 2019年12月25日(水)

岐阜県関市・春日神社では、室町時代より江戸時代後期まで断続的に能が奉納されていた記録があります。室町~安土桃山期の能装束がまとまって伝存する点は非常に珍しく、その内39件が一括して重要文化財に指定されています。今回は、出品寄託されている能装束を14年ぶりに一堂に展示します。特色ある中世の能装束の形態と意匠をご覧ください。

  
10室  2019年10月22日(火) ~ 2019年12月25日(水)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを紹介します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませてください。今回は秋の季節に合わせて、紅葉模様や、名所を図案化した風景模様の小袖、打掛を中心に展示します。また、さまざまな動物や人物などを象った印籠・根付も展示します。

  
10室  2019年11月19日(火) ~ 2019年12月22日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手による肉筆画のみでしたが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。今回は、年末の風物詩である、「仮名手本忠臣蔵」11段を描いた葛飾北斎の揃いを中心に、歌川国芳のユーモアある作品や、浅草の年の市や節季候(せきぞろ)など年末の風俗を描いた作品に肉筆浮世絵の美人を加えて展示します。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2019年10月29日(火) ~ 2020年1月26日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。 

  
特別2室  2019年11月19日(火) ~ 2019年12月25日(水)

日本と西洋との本格的な交流は16世紀半ばに始まりました。江戸時代も、いわゆる「鎖国」という幕府の統制下に置かれながら外国との通商関係が続けられ、日本にもたらされた西洋の情報や技術は、わが国で新たな文化をうみだす原動力となりました。
本特集では、はじめに、中世末期に⽇本に伝わったキリスト教にちなむ⽂物―油彩画、銅版画や⽻根モザイクなど―を紹介します。次に、スペインやポルトガルに続いて来⽇したオランダゆかりの品として、エラスムス像(栃木・龍江院)や⻄洋鍼路図を公開します。最後に、清(中国)の乾隆帝がフランスより技術を導入して作らせた銅版画や、オランダから将軍家に献上され、現在では完本として唯一現存するヨアン・ブラウ作「地球図」をご覧ください。

1階 ジャンル別展示

  
11室  2019年9月25日(水) ~ 2020年2月24日(月)

室生寺の平安時代前期の優品と当館の平安後期の所蔵品および寄託品を対比させることにより、平安時代の木彫像の違いを紹介します。また、室生寺の鎌倉時代につくられた十二神将像(巳神・酉神)と、この巳神と同じしぐさをする当館の鎌倉時代の優品、浄瑠璃寺伝来十二神将像を展示し、室生寺像の造形的特徴を浮き彫りします。

  
12室  2019年9月18日(水) ~ 2019年12月8日(日)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでいただきます。銘文により製作年や工人の構成などを知ることができる重要文化財「住之江蒔絵唐櫃」や、幕府の御用蒔絵師を勤めた古満派の代表作として知られる重要文化財「柴垣蔦蒔絵硯箱」など、時代や作者の特色がよく現れた作品を中心にご覧いただきます。

  
14室  2019年9月18日(水) ~ 2019年12月8日(日)

釉薬が掛けられない焼き締め陶は、平安時代末以来、壺、甕、擂鉢といった日用の器として、日本各地の窯で量産されました。室町時代後期にまず備前、信楽が国産の陶器としては初めて茶席に取り入れられ、続く安土桃山時代から江戸時代初期にかけて、茶陶としての創意が加えられたさまざまな作品が作られました。備前、信楽、伊賀、丹波で焼かれた焼き締めの茶陶を特集し、産地による個性の違いや、時代による作風の変遷をご覧いただきます。

  
15室  2019年10月22日(火) ~ 2019年12月8日(日)

大正から昭和にかけて田中親美(1875~1975)が制作した「平家納経」(原本=国宝、広島・嚴島神社蔵)の模本は、原本そっくりに作られた精巧な複製本です。当館には、益田鈍翁旧蔵の一組33巻(益田本)と松永耳庵旧蔵の1巻(松永本)が伝わっており、現在、大倉集古館蔵の一組33巻(大倉本)の寄託も受けています。先年、益田本と大倉本の比較調査を実施したところ、さまざまな相違点を確認でき、その原因を追究しているところです。
本特集では、益田本と大倉本を並べて展示し、比較研究の成果をひろく公開します。

  
16室  2019年9月10日(火) ~ 2019年12月8日(日)

南北に長く連なる日本列島は多様な自然環境のもと、さまざまな文化を育んできました。ここでは北の文化の代表として、アイヌの人びとの代表的な文様であるモレウとよばれる渦巻き文を中心に、祭具や衣服、木製品などに施された多彩な飾りをご紹介します。あわせて南の文化の代表として、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと交易や交流を行うなかで独特な文化をつくりあげた琉球王国の工芸品のうち、第二尚氏時代を中心とした金工品と染織をご紹介します。

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2020年4月5日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2019年9月3日(火) ~ 2019年12月8日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。 日本画は中秋の名月にちなみ、月を主題としたものなど、秋の情景をとらえた作品を、洋画は後半に浅井忠の瑞々しい水彩画(高野コレクション)をご覧いただき、通期で明治から昭和にかけての人物表現の変遷を展示します。工芸は明治から昭和時代の作品を展示します。

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2020年4月5日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
19室  2019年9月18日(水) ~ 2020年3月31日(火)

東洋絵画では、鉱物・植物・動物・昆虫など、自然界にあるさまざまな材料を加工して、絵具として使用してきました。中国の南宋時代・慶元3年(1197)に宮廷画家の李迪【りてき】によって描かれた国宝「紅白芙蓉図」も、その特色を巧みに活かした作品のひとつです。染料と顔料で描いた「紅白芙蓉図」の工程見本を通して、多彩な東洋絵画の絵具についてご紹介いたします。

1階 企画展示

  
特別4室・特別5室  2019年10月1日(火) ~ 2019年12月1日(日)

公益財団法人住友財団では、文化財の維持・修復の費用を助成しています。その事業が間もなく30年を迎えるのを記念して助成対象の文化財をご覧いただく展覧会を泉屋博古館(京都)、泉屋博古館分館(東京)、九州国立博物館、そして東京国立博物館の4会場で同時期に開催いたします。当館ではそのうち仏像などを展示します。
日本の各地には多くの仏像が残っており、山間地などにひっそりとまつられる仏像からはそれを大切にする地域の人たちの思いが伝わってきます。本展では、そのような仏像や、東日本大震災や能登半島地震で被災した仏像など大切に守り、伝えられてきた仏像をご覧いただきます。

  
特別4室・特別5室  2020年3月13日(金) ~ 2020年5月10日(日)

世界遺産・法隆寺。その西院伽藍の中心をなし、世界最古の木造建築である金堂には、およそ1300年前の飛鳥時代に描かれた壁画がありました。2020年は、法隆寺金堂の火災をきっかけに、1950年に文化財保護法が成立してから70年となる節目の年です。本展では、「法隆寺金堂壁画」の優れた模写や、焼損後に再現された現在の壁画、そして日本古代彫刻の最高傑作の一つである国宝・百済観音など金堂ゆかりの諸仏を展示します。法隆寺金堂の美の世界を体感していただくとともに、文化財を保護し継承することの大切さを伝えていきます。