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東京国立博物館140周年特集陳列 資料館における情報の歴史

  • 『博物館獣譜(部分) 博物局編 江戸~明治時代・19世紀』の画像

    博物館獣譜(部分) 博物局編 江戸~明治時代・19世紀

    本館 16室
    2013年1月8日(火) ~ 2013年3月3日(日)

    資料館は、明治5年の東京国立博物館の開館時に、英国の大英図書館をモデルに設置された日本最初の官立図書館である「書籍館」に由来しています。昭和57年、博物館は資料部を設置し、同59年に美術資料センターの役割を担う資料館が誕生しました。美術に関する学術資料を収集・整理・保管し、研究者や一般に公開する目的で、写真カードの整備や、調査研究報告書の刊行を行いました。平成12年の資料部の廃止後は、情報課が図書と情報システム関連業務を引き継いでいます。

    この陳列では、情報センターとしての資料館の歴史をとりあげます。博物館の創設まもない頃の図書目録、解題をはじめ、書籍館の旧蔵書や、洋書、漢籍などの貴重書。旧資料部の活動を示す調査研究報告書に関係する列品などを展示します。

    情報システム関連では、資料館の発足当時とは大きく変化を遂げた情報処理技術のなかで、公開している各種データベース等に関わる基礎資料や、情報機器などをとおして、学術情報を発信する作業の過程などを紹介します。 

     

    担当研究員の一言

    今も昔も、情報の公開は、丹念なデータ整備が基本となっています。/高橋裕次、村田良二

 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
草木誌 レンベルトゥス・ドドネウス著 アントワープ 蕃書調所伝来 1644年、ベルギー
重要文化財 東海道分間延絵図 巻一 道中奉行所編 浅草文庫伝来 江戸時代・18~19世紀:文化3年(1806)完成
博物館獣譜 博物局編 江戸~明治時代・19世紀
江戸城本丸等障壁画下絵(西丸御対面所) 狩野晴川院養信筆 江戸時代・19世紀