このページの本文へ移動

青磁茶碗(せいじちゃわん) 銘馬蝗絆(めいばこうはん)

 『青磁茶碗(せいじちゃわん)』の画像 
1口
龍泉窯
高9.6 口径15.4 底径4.5
南宋時代
13世紀
重文
TG2354
三井高大氏寄贈
拡大して表示 別の画像を表示
総合文化展での展示予定は未定です
 
日本に伝わる青磁茶碗を代表する優品である。江戸時代の儒学者,伊藤東涯が記した『馬蝗絆茶甌記』によると,かつて室町時代の将軍足利義政がこの茶碗を所持していたおり,ひび割れが生じたため,代わるものを中国に求めたところ,明時代の中国にはもはやそのようなものはなく,鉄の鎹でひび割れを止めて送り返してきたという。この鎹を大きな蝗に見立てて,馬蝗絆と名づけられた。