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中国書画精華―仏教文化の粋―

中国書画精華―仏教文化の粋― / 東洋館 8室   2021年10月19日(火) ~ 2021年12月5日(日)

 『国宝 印可状(流れ圜悟) 圜悟克勤筆 中国 北宋時代・宣和6年(1124) 松平直亮氏寄贈』の画像 
国宝 印可状(流れ圜悟) 
圜悟克勤筆 中国 北宋時代・宣和6年(1124) 松平直亮氏寄贈

毎年秋の恒例となりました中国の書跡・絵画の名品展「中国書画精華」、今年は仏教文化の中で生み出された書画に注目します。

インド発祥の仏教が中国に伝来した時期は、一説に前漢時代の末、西暦の紀元前後の頃と言われます。仏教は、中国に固有する儒教や道教などの様々な思想と相互に影響しながら発展し、儒仏道の三教の一つとして中国社会に浸透していきました。国家の政策・制度に取り込まれ、各宗派の派生をともないながら、文化や芸術など諸方面に影響を与えていったのです。

仏教に関係する書画には、漢訳仏典を書写した写経、仏像の造作経緯を刻した造像記、菩薩や羅漢などの尊像を描いた仏画、禅宗の教義や精神を書画に表した墨跡・禅画などがあります。これらにみられる、信仰心に基づく緻密な表現や卓越した精神性は、観る者の眼を奪います。また、宋・元時代の墨跡・禅画は、古くから日本に伝来し、信仰にとどまらず、茶の湯の世界でも珍重され、大切に鑑賞されてきました。これらの中には現代の中国では稀少になった禅僧・書画家の作品も伝わっています。

仏教文化の中で紡ぎ出された、気高く優れた中国書画の世界をご堪能いただければ幸いです。 

 

担当研究員の一言

仏画などにみられる緻密な表現や墨跡などの法外な表現には、仏道への深い信仰心や修行を経た高い精神性が投影されているかのようです。観覧者の心に迫る中国書画の精華をご紹介します。/六人部克典


 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
白衣観音図軸 平石如砥賛 中国 元時代・14世紀[展示期間=2021年10月19日~2021年11月14日]
国宝 寒山拾得図軸 因陀羅筆 中国 元時代・14世紀[展示期間=2021年10月19日~2021年11月14日]
国宝 瀟湘臥遊図巻 李氏筆 中国 南宋時代・12世紀[展示期間=2021年10月19日~2021年11月14日]
国宝 出山釈迦図軸 梁楷筆 中国 南宋時代・13世紀[展示期間=2021年11月16日~2021年12月5日]
重要文化財 千手観音図軸 筆者不詳 中国 南宋時代・13世紀 岐阜・永保寺蔵[展示期間=2021年11月16日~2021年12月5日]
国宝 印可状(流れ圜悟) 圜悟克勤筆 中国 北宋時代・宣和6年(1124) 松平直亮氏寄贈
国宝 禅院額字「旃檀林」 1幅 張即之筆 中国 南宋時代・13世紀 京都・東福寺蔵
国宝 聖一国師あて尺牘(板渡しの墨跡) 無準師範筆 中国 南宋時代・淳祐2年(1242) 松平直亮氏寄贈[展示期間=2021年10月19日~2021年11月14日]
国宝 法語(破れ虚堂) 虚堂智愚筆 中国 南宋時代・13世紀 松平直亮氏寄贈[展示期間=2021年10月19日~2021年11月14日]
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