中国の書跡 篆書・隷書の展開
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石鼓文（部分） 中国 戦国時代・前5～前4世紀 高島菊次郎氏寄贈
東洋館 8室
2016年4月12日（火） ～ 2016年5月29日（日）春秋戦国時代に通行していた各種の文字は、秦の始皇帝によって統一されました。始皇帝が東巡して泰山に封禅した際の泰山刻石は、小篆と呼ばれる左右対称の構築的な書体となっています。一方、秦の統一以前から実用の通行書体として用いられていた隷書は、前漢の初期には装飾的な波磔が生まれ、前漢の晩期には八分と呼ばれる様式ができあがりました。公用書体が、篆書から隷書を経て、更に楷書が中心となった南北朝時代以後にも、篆書・隷書は少なからず字姿を変えて用いられ、清時代には改めて注目されるに至ります。歴代の篆書・隷書の作例から、両書体の展開を概観します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 焦山周鼎銘 | 1帖 | 中国 | 西周時代・前9～前8世紀 | 高島菊次郎氏寄贈 TB-1344 | |||
| おすすめ | 石鼓文 | 1巻 | 中国 | 戦国時代・前5～前4世紀 | 高島菊次郎氏寄贈 TB-1345 | ||
| 泰山刻石 | 1帖 | 李斯筆 中国 | 秦時代・前219年 | TB-764 | |||
| 楊淮表記 | 1帖 | 中国 | 後漢時代・熹平2年(173) | TB-243 | |||
| おすすめ | 婁寿碑 | 1帖 | 中国 | 後漢時代・熹平3年(174) | 高島菊次郎氏寄贈 TB-1347 | ||
| 天発神讖碑 | 1巻 | 中国 | 呉時代・天璽元年(276) | 高島菊次郎氏寄贈 TB-1375 | |||
| 怡亭銘 | 1面 | 序文＝李陽冰筆、本文＝李莒筆 中国 | 唐時代・永泰元年(765) | TB-850 | |||
| おすすめ | 篆書玄妙観重脩三門記巻題 | 1巻 | 趙孟頫筆 中国 | 元時代・14世紀 | TB-1461-1 | ||
| おすすめ | 隷書詩書巻跋 | 1巻 | 文徴明筆 中国 | 明時代・弘治13年(1500) | 高島菊次郎氏寄贈 TB-1395-1 | ||
| 篆書谿橋詩思図巻題 | 1巻 | 孫星衍筆 中国 | 清時代・乾隆57年(1792) | 高島菊次郎氏寄贈 TA-216-1 | |||
| 四体帖 | 1帖 | 鄧石如筆 中国 | 清時代・嘉慶2年(1797) | 高島菊次郎氏寄贈 TB-1298-1 | |||
| 四体帖 | 1帖 | 鄧石如筆 中国 | 清時代・嘉慶2年(1797) | 高島菊次郎氏寄贈 TB-1298-2 | |||
| おすすめ | 祀三公山碑 | 1幅 | 中国 | 後漢時代・元初4年(117) | TB-706 | ||
| 乙瑛碑 | 1幅 | 中国 | 後漢時代・永興元年(153) | 高島菊次郎氏寄贈 TB-1349 | |||
| 史晨碑 | 1幅 | 中国 | 後漢時代・建寧2年(169) | 今泉雄作氏寄贈 TB-663 | |||
| 孔羨碑 | 1幅 | 中国 | 魏時代・黄初元年(220) | TB-452 | |||
| 受禅表 | 1幅 | 中国 | 魏時代・黄初元年(220) | TB-334 | |||
| 三墳記 | 2幅 | 李陽冰筆 中国 | 唐時代・大暦2年(767) | TB-271 | |||
| 大智禅師碑 | 1幅 | 史惟則筆 中国 | 唐時代・開元24年(736) | TB-338 | |||
| 篆書目録偏旁字源碑 | 1幅 | 夢英筆 中国 | 北宋時代・咸平2年(999) | TB-384 | |||
| おすすめ | 隷書七言聯 | 2幅 | 伊秉綬筆 中国 | 清時代・18～19世紀 | 青山杉雨氏寄贈 TB-1621 | ||
| 隷書六言聯 | 2幅 | 楊峴筆 中国 | 清時代・光緒17年(1891) | 田中眞洲氏寄贈 TB-1699 | |||
| 篆書易経家人軸 | 1幅 | 洪亮吉筆 中国 | 清時代・18～19世紀 | 青山杉雨氏寄贈 TB-1619 | |||
| 篆書八言聯 | 2幅 | 呉大澂筆 中国 | 清時代・同治8年(1869) | 林宗毅氏寄贈 TB-1536 | |||
| 臨石鼓文軸 | 1幅 | 呉昌碩筆 中国 | 中華民国14年(1925) | 林宗毅氏寄贈 TB-1590-1 |