仏教の美術―平安～室町
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仏涅槃図（部分） 鎌倉時代・14世紀
本館 3室
2014年7月23日（水） ～ 2014年8月31日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本的な仏教美術の美しさを極めた名品が数多く含まれます。鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない、題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。
絵画は特別展｢台北 國立故宮博物院－神品至宝－｣に関連させてモチーフや色使いの面で中国美術の影響が顕著な作品、書跡は紙以外の素材に書いた経文の作品、彫刻は祖師像の彫刻、工芸は密教法具などを展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 慈恵大師坐像 | 1躯 | 蓮妙作 | 鎌倉時代・弘安9年(1286) | 滋賀・金剛輪寺蔵 | |
| 釈迦三尊像 | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-202 | ||||
| 文殊菩薩及び眷属像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-231 | ||||
| 普賢菩薩像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-176 | ||||
| おすすめ | 仏涅槃図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-214 | |||
| おすすめ | 重文 | 不動明王八大童子像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 滋賀・園城寺蔵 | ||
| 愛染明王像 | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 A-10574 | ||||
| 羅漢像 | 2幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-10412 | ||||
| 羅漢像 | 2幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-1209 | ||||
| 国宝 | 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | ||
| 重文 | 地蔵菩薩霊験記絵巻 | 1巻 | 鎌倉時代・13世紀 | 群馬・妙義神社蔵 | |||
| 地蔵菩薩霊験記絵巻 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | A-27 | ||||
| おすすめ | 一字宝塔法華経巻第一（心西願経） | 1巻 | 安楽寿院伝来 | 平安時代・12世紀 | 田中親美氏寄贈 B-3326 | ||
| 泥塔経 | 17個 | 平安時代・12世紀 | 村岡爲三郎氏寄贈 B-2183 | ||||
| 貝殼経 | 17個 | 山口県防府市牟礼阿弥陀寺出土 | 室町時代・16世紀 | 徳川頼貞氏寄贈 B-2166 | |||
| 柿経 | 15枚 | 鎌倉時代・13世紀 | 清原英田氏寄贈 B-2460 | ||||
| 経石 | 47個 | 兵庫県宍粟市山崎町出土 | 室町時代・16世紀 | 保井安治郎氏寄贈 B-2147 | |||
| おすすめ | 重文 | 藤原師通願文 | 1巻 | 平安時代・寛治2年(1088) | 個人蔵 | ||
| 法華経巻第四 断簡 （戸隠切） | 1幅 | 藤原定信筆 | 平安時代・12世紀 | B-3212 | |||
| 重美 | 舎利勘計記 | 1幅 | 藤原為兼筆 | 鎌倉時代・永仁元年(1293) | B-3043 | ||
| 重文 | 金銅八仏種子五鈷鈴 | 1口 | 平安時代・12世紀 | E-19828 | |||
| 金銅大日如来不動明王五鈷鈴 | 1口 | 平安時代・12世紀 | E-13878 | ||||
| おすすめ | 重文 | 金銅三昧耶五鈷鈴 | 1口 | 平安時代・12世紀 | 東京・護国寺蔵 | ||
| 金銅五仏種子五鈷鈴 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19926 | ||||
| 重文 | 金銅五鈷鈴 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | 静岡・尊永寺蔵 | |||
| 金銅五鈷鈴 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15444 |