綱絵巻(部分) 室町時代・16世紀
本館 3室
2015年1月14日(水) ~ 2015年2月22日(日)
平安から室町時代の美術には宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品は宮廷貴族の調度品として用いられ、鑑賞された工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位 置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回、絵画は、平安時代の武将、渡辺綱が羅生門の鬼を退治する話を描く「綱絵巻」を、書跡は、平安時代の書の世界を牽引した世尊寺家第三代から第六代当主の筆跡を紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 綱絵巻 | 1巻 | 室町時代・16世紀 | A-942 | |||
唐紙和漢朗詠集切 | 1幅 | 藤原伊房筆 | 平安時代・11世紀 | 広田松繁氏寄贈 B-2895 | |||
古今和歌集断簡(巻子本) | 1幅 | 藤原定実筆 | 平安時代・12世紀 | 個人蔵 | |||
下絵拾遺抄切 | 1幅 | 藤原定実筆 | 平安時代・12世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 B-2430 | |||
兼輔集断簡(砂子切) | 1幅 | 藤原定信筆 | 平安時代・12世紀 | B-12-8 | |||
石山切(貫之集下)「とほくゆく」 | 1幅 | 藤原定信筆 | 平安時代・12世紀 | 個人蔵 | |||
おすすめ | 和漢朗詠集断簡(戊辰切) | 1幅 | 藤原伊行筆 | 平安時代・12世紀 | 個人蔵 | ||
蓬莱鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19965 | ||||
蓬莱方鏡 | 1面 | 室町時代・15世紀 | E-18633 |