書画の展開 ―安土桃山・江戸
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本館 8室
2008年6月3日（火） ～ 2008年7月13日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙を祖とする円山派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、寛永の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗（おうばく）の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。／担当研究員：松原茂（日本美術） 松嶋雅人(日本絵画) 島谷弘幸（日本美術） 丸山猶計(日本書跡) 高梨真行(日本史)
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 尾長鳥図 | 1幅 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・17世紀 | A-252 | |||
| 龍・鳳凰・麒麟図 | 3幅 | 狩野常信筆 | 江戸時代・17～18世紀 | A-254 | |||
| 草花群虫図 | 2幅 | 狩野伊川院〈栄信〉筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1334 | |||
| 浪に鵜図 | 1幅 | 熊斐筆 | 江戸時代・18世紀 | A-10077 | |||
| 虎嘯生風図 | 1幅 | 円山応挙筆 | 江戸時代・天明6年(1786) | 植松嘉代子氏寄贈 A-11821 | |||
| 寿老・牡丹に猫・芙蓉に猫図 | 3幅 | 土方稲嶺筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1202 | |||
| おすすめ | 犬追物図屏風 | 6曲1双 | 筆者不詳 | 江戸時代・18世紀 | A-9867 | ||
| 貝尽図 | 1幅 | 土佐光則筆 | 江戸時代・17世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 A-11810 | |||
| 飛禽走獣図巻 | 2巻 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・寛文6年(1666) | 松平直亮氏寄贈 A-1075-2 | |||
| 先哲遺墨 | 1帖 | 江戸時代・17～19世紀 | 東京・日本学士院蔵 | 3帖のうち | |||
| おすすめ | 楽志論屏風 | 6曲1双 | 市河米庵筆 | 江戸時代・天保10年(1839) | 市河三喜氏寄贈 B-2526 | ||
| 七言絶句 | 1幅 | 太宰春台筆 | 江戸時代・18世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2843 | |||
| 二家詩篇 | 2幅 | 頼山陽・篠崎小竹筆 | 江戸時代・19世紀 | B-1390 | |||
| 七言絶句 | 1幅 | 柴野栗山筆 | 江戸時代・天明8年(1788) | 個人蔵 | |||
| 栗山上苑西風詩 | 1幅 | 頼杏坪筆 | 江戸時代・文化5年(1808) | 弘埜ひで氏寄贈 B-2916 | |||
| 詠草 | 1巻 | 賀茂真淵筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1808 | |||
| 書状 | 1幅 | 本居宣長筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1804 | |||
| 自画賛 | 1幅 | 大高源五筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 個人蔵 |