ジャワ更紗(バティック)と経緯絣(グリンシン)
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東洋館 第3室
2008年7月29日（火） ～ 2008年10月19日（日）インドネシアは大小無数の島々からなり、そこには多数の民族が住んでいます。各地にはそれぞれ独自の染織品が作られてきています。代表的なものとして染物ではジャワ更紗として知られている蝋防染のバティック、織物では絣織のイカット、紋織などがあげられます。今回の展示は、第３室で特集陳列される「ワヤン(影絵人形)」にあわせて、インドネシアのバティックとワヤンを現した経緯絣(グリンシン)を展示します。これらは腰巻(カイン・パンジャン)をはじめ、腰衣である筒型スカート(サルン)、また貴族の男性が腰にまとった大形の腰布(ドドト)、肩掛(スレンダン)があります。バティックの文様は、その土地や民族によってさまざまな様相を呈していますが、今回はウダン・リリスと呼ばれる斜線内に幾何学模様や唐草等を連続させた独特な模様構成のカイン・パンジャン、ジャワ文化の世界観を表したスメン模様のドドト、印金を施した華麗なサルンなどを展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 肩掛(スレンダン) 影絵人形(ワヤン)模様 経緯絣(グリンシン) | 1枚 | バリ島･トゥンガナン | 19～20世紀 | TI-240 | |||
| 肩掛(スレンダン) 影絵人形(ワヤン模様) 経緯絣(グリンシン) | 1巻 | バリ島･トゥンガナン | 19世紀 | TI-241 | |||
| 腰巻(カイン・パンジャン) 鳥獣海藻模様 ジャワ更紗(バティック) | 1枚 | ジャワ島北岸地域･プカロンガン | 19世紀 | TI-253 | |||
| 筒型スカート(サルン)用 幾何学模様 ジャワ更紗(バティック)･印金 | 1枚 | ジャワ島北岸地域 | 19世紀 | TI-262 | |||
| 腰巻(カイン･パンジャン) ウダン・リリス模様 ジャワ更紗(バティック) | 1枚 | ジャワ島北岸地域･プカロンガン | 19世紀 | TI-263 | |||
| おすすめ | 筒型スカート(サルン)用 花樹孔雀模様 ジャワ更紗(バティック) | 1枚 | ジャワ島北岸地域･プカロンガン | 19世紀 | TI-251 | ||
| 筒型スカート(サルン)用 花束鳥獣模様 ジャワ更紗(バティック) | 1枚 | ジャワ島 | 20世紀初頭 | TI-349-6 | |||
| おすすめ | 筒型スカート(サルン)用 花鳥縞模様 ジャワ更紗(バティック) | 1枚 | ジャワ島 | 20世紀初頭 | TI-349-10 | ||
| 腰布(ドドト) スメン模様 ジャワ更紗(バティック) | 1枚 | ジャワ島中部 | 20世紀初頭 | TI-349-9 | |||
| 腰布(ドドト) ラル山模様 ジャワ更紗(バティック) | 1枚 | ジャワ島中部 | 19世紀 | TI-280 | |||
| 腰布(ドドト) 七宝繋模様 ジャワ更紗(バティック) | 1枚 | ジャワ島中部 | 19世紀 | TI-289 |