Language
この春トーハクでは、特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」をはじめ、本館、東洋館、平成館考古展示室の各展示室でも動物をモチーフにした作品を展示します。
かわいい動物、リアルな動物、なかには「これも動物?」と思うような作品があるかもしれません。
トーハクでの動物めぐりで新たな発見やお気に入りの動物に出会えますように。
博物館で動物めぐりマップ(PDF, 3.8MB)
(重文は重要文化財を、重美は重要美術品を表わします。)
特集 鳥獣戯画展スピンオフ 本館 特別1室・特別2室・14室 2021年3月23日(火) ~ 2021年6月20日(日)
鳥獣戯画は、抜群の人気をほこる絵巻でありながら、実のところ謎だらけです。主題は何か、誰が描いたのか、何のために描かれたのかという、基本的な問いについてはいまだ論争が続いています。そこで本特集では、この絵巻の中心的モチーフである動物に改めて注目します。はじめに、動物が古今東西どのように表現されてきたかをたどり、そのかたちに込められた意味を探ります。最も知名度の高い甲巻の動物が何をしているのか、どのような道具を持っているかを、器物や絵巻を通して図解し、鳥獣戯画が成立する背景にあった作品群とそこから派生した作例を紹介することで、鳥獣戯画の魅力により深く、多角的に迫ります。 (写真=藍釉兎 中国 唐時代・8世紀 横河民輔氏寄贈)
親と子のギャラリー 動物のうごき 平成館 企画展示室 2021年5月12日(水) ~ 2021年6月27日(日)
動物の「うごき」に注目した展示です。展示は、「だいはくりょくのうごき」と「ひとをまねたうごき」の2部構成。「だいはくりょくのうごき」では動物そのものの躍動感ある動きをとらえた作品と、風や空、雲、水しぶきなど、動物の動きをよりリアルに生み出す効果的な背景・演出を有する作品で、動物そのものの姿形と動きがよく観察されている点、どのように風景を取り込み表現されているかを紹介します。 「ひとをまねたうごき」では、擬人化した動物の動きを中心に、身近な動物に人間の動作をさせることで生み出される、コミカルな動きや世俗風刺的な描写を中心に作品を展示します。 (写真=緑釉犬 中国 後漢時代・2~3世紀 武吉道一氏寄贈)
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」 平成館 特別展室 2021年4月13日(火) ~ 2021年6月20日(日)
国宝「鳥獣戯画」は、誰もが一度は目にしたことのある、日本絵画史上もっとも有名な作品の一つです。本展では、擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を、会期を通じて一挙公開するとともに、かつて4巻から分かれた断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々が集結します。あわせて本展では、秘仏として普段は拝観のかなわない重要文化財「明恵上人坐像」をはじめとした至宝によって明恵上人の魅力に迫るとともに、高山寺選りすぐりの名宝をご紹介します。 (写真=国宝 鳥獣戯画 甲巻(部分) 平安時代・12世紀 京都・高山寺蔵)
博物館で動物めぐり
この春トーハクでは、特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」をはじめ、本館、東洋館、平成館考古展示室の各展示室でも動物をモチーフにした作品を展示します。
かわいい動物、リアルな動物、なかには「これも動物?」と思うような作品があるかもしれません。
トーハクでの動物めぐりで新たな発見やお気に入りの動物に出会えますように。
博物館で動物めぐりマップ(PDF, 3.8MB)
メインビジュアルに登場の動物たち
波千鳥蒔絵提重
本館8室
(2021年1月26日~4月25日)
蘆鷺蒔絵印籠
本館10室
(2021年4月27日~6月27日)
色絵象形香炉
本館13室
(2021年5月11日~8月15日)
色絵獅子鳳凰文有蓋大壺
本館13室
(通年展示)
猿猴芦雁図
本館8室
(2021年4月20日~5月30日)
鹿図屏風
本館8室
(2021年4月20日~5月30日)
蝦蟇鉄拐図屏風
本館7室
(2021年4月20日~5月30日)
埴輪 犬
平成館考古展示室
(通期展示)
重文 埴輪 猪
平成館考古展示室
(通年展示)
織部獅子鈕香炉
本館13室
(2021年5月11日~8月15日)
白磁宝珠に鼠形筆洗
本館8室
(2021年4月27日~7月18日)
犬蒔絵印籠
本館10室
(2021年4月27日~6月27日)
猿曳図
本館8室
(2021年4月20日~5月30日)
青花紅彩蝠雲文壺
東洋館5室
(2021年3月23日~6月13日)
馬や牛、羊、獅子たち
国宝 十六羅漢像(第十二尊者)
本館3室
(2021年3月16日~4月25日)
大原御幸図屏風
本館7室
(2021年3月9日~4月18日)
勿来関図
本館8室
(2021年3月9日~4月18日)
山吹に蛙
本館10室
(2021年4月13日~5月9日)
幼時を夢見る坂田金時
本館10室
(2021年4月13日~5月9日)
重文 厨子(愛染明王坐像付属)
本館11室
(2020年度~2021年5月11日)
重文 十二神将立像(巳神)
本館11室
(2020年度~2021年5月9日)
重美 獅子牡丹平文鞍
本館12室
(2021年3月9日~5月30日)
銅臥牛香炉
本館13室
(2021年3月23日~6月20日)
羊磚
東洋館5室
(2021年2月23日~6月27日)
青玉羊筆洗
東洋館9室
(2021年3月16日~6月6日)
獅子蓮池七宝鉢
東洋館9室
(2021年3月16日~6月6日)
鹿花卉七宝鉢
東洋館9室
(2021年3月16日~6月6日)
土偶 馬
東洋館10室
(通年展示)
五彩水牛文大皿
東洋館12室
(通年展示)
重文 馬医草紙断簡
本館3室
(2021年4月27日~5月23日)
葡萄栗鼠図
本館3室
(2021年4月27日~5月23日)
道号「鉄牛」
本館3室
(2021年4月27日~5月23日)
許由巣父図屏風
本館7室
(2021年4月20日~5月30日)
猪図
本館8室
(2021年4月20日~5月30日)
青磁染付竹に虎図大皿
本館8室
(2021年4月27日~7月18日)
染付子犬形香炉
本館8室
(2021年4月27日~7月18日)
染付洗象図大皿
本館8室
(2021年4月27日~7月18日)
鳥たち
雀の発心
本館3室
(2021年3月16日~4月25日)
網干鷺蒔絵棚
本館8室
(2021年1月26日~4月25日)
色絵桜花鷲文大皿
本館13室
(2021年2月16日~5月9日)
重美 色絵飛鳳文輪花大皿
本館13室
(2020年度~2021年5月9日)
水晶鴨書鎮
東洋館9室
(2021年3月16日~6月6日)
鴇像
東洋館3室
(2021年4月20日~7月18日)
山吹蝶鳥鏡
本館3室
(2021年4月27日~5月23日)
色絵鳳凰柘榴文水注
本館4室
(2021年4月27日~7月18日)
松に鷹図屏風
本館8室
(2021年4月20日~5月30日)
魚たち
蛸漁夫木彫根付
本館10室
(2021年3月2日~4月25日)
色絵琴高仙人図鉢
本館13室
(2021年2月16日~5月9日)
国宝 銀象嵌銘大刀
平成館考古展示室
(通年展示)
染付子犬形香炉
本館8室
(2021年4月27日~7月18日)
(重文は重要文化財を、重美は重要美術品を表わします。)
まだまだあります、動物の作品を紹介する展示
特集 鳥獣戯画展スピンオフ
本館 特別1室・特別2室・14室 2021年3月23日(火) ~ 2021年6月20日(日)
鳥獣戯画は、抜群の人気をほこる絵巻でありながら、実のところ謎だらけです。主題は何か、誰が描いたのか、何のために描かれたのかという、基本的な問いについてはいまだ論争が続いています。そこで本特集では、この絵巻の中心的モチーフである動物に改めて注目します。はじめに、動物が古今東西どのように表現されてきたかをたどり、そのかたちに込められた意味を探ります。最も知名度の高い甲巻の動物が何をしているのか、どのような道具を持っているかを、器物や絵巻を通して図解し、鳥獣戯画が成立する背景にあった作品群とそこから派生した作例を紹介することで、鳥獣戯画の魅力により深く、多角的に迫ります。
(写真=藍釉兎 中国 唐時代・8世紀 横河民輔氏寄贈)
親と子のギャラリー 動物のうごき
平成館 企画展示室 2021年5月12日(水) ~ 2021年6月27日(日)
動物の「うごき」に注目した展示です。展示は、「だいはくりょくのうごき」と「ひとをまねたうごき」の2部構成。「だいはくりょくのうごき」では動物そのものの躍動感ある動きをとらえた作品と、風や空、雲、水しぶきなど、動物の動きをよりリアルに生み出す効果的な背景・演出を有する作品で、動物そのものの姿形と動きがよく観察されている点、どのように風景を取り込み表現されているかを紹介します。 「ひとをまねたうごき」では、擬人化した動物の動きを中心に、身近な動物に人間の動作をさせることで生み出される、コミカルな動きや世俗風刺的な描写を中心に作品を展示します。
(写真=緑釉犬 中国 後漢時代・2~3世紀 武吉道一氏寄贈)
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」
平成館 特別展室 2021年4月13日(火) ~ 2021年6月20日(日)
国宝「鳥獣戯画」は、誰もが一度は目にしたことのある、日本絵画史上もっとも有名な作品の一つです。本展では、擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を、会期を通じて一挙公開するとともに、かつて4巻から分かれた断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々が集結します。あわせて本展では、秘仏として普段は拝観のかなわない重要文化財「明恵上人坐像」をはじめとした至宝によって明恵上人の魅力に迫るとともに、高山寺選りすぐりの名宝をご紹介します。
(写真=国宝 鳥獣戯画 甲巻(部分) 平安時代・12世紀 京都・高山寺蔵)
博物館で動物めぐり