過去のイベント

東京国立博物館は、2024年も1月2日（火）より開館し、恒例の正月企画「博物館に初もうで」を開催します。本企画は2024年で21年目を迎え、毎年お正月にご来館いただいている方もいらっしゃるようです。

干支をテーマにした特集や、長谷川等伯筆 国宝「松林図屛風」（1月2日（火）～1月14日（日） 本館2室にて展示）をはじめ、本館・東洋館の各展示室で、新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。

また、新春気分を感じられるいけばなの展示や、1月2日（火）・3日（水）には和太鼓、獅子舞など、新春限定の企画も開催します。

新たな年のスタートは、ぜひ当館でお迎えください。

京都・浄瑠璃寺伝来　鎌倉時代・13世紀

十二神将は、薬師如来が従える12人の武装した守護神、いわばガードマン集団です。頭の上で龍がにらみをきかせています。

中国　元時代・14世紀

螺鈿によって、5本の爪をもつ龍が体を大胆にうねらせている姿が表されています。龍の鱗や、躍動する波がしらを見ると、貝を緻密に加工する高度な技術が用いられていることがわかります。

康熙帝筆　中国　清時代・康熙25年(1686)　高島菊次郎氏寄贈

清朝第4代皇帝の康熙帝の書。
「龍飛鳳舞」は、中国では雄大で立派な様子を形容する言葉として用いられます。

伝陳容筆　中国　南宋時代・13世紀

黒雲のなかに、5匹の龍がからみつきながら姿を現し、また雲気（うんき）のなかに隠れていく様子が描かれています。

江戸～明治時代・19世紀　古屋圭司氏・谷口八季氏・古屋英司氏寄贈

綸子地に、縫い締め絞りや鹿の子絞りで模様を白く染め抜いて紅地に染め、金糸や絹糸で松竹梅や鶴亀などの吉祥模様を表した振袖の打掛です。

京焼・御菩薩池　江戸時代・17～18世紀

精緻な轆轤（ろくろ）のわざによるすらりと伸びた頸部（けいぶ）が印象的です。京焼のなかでも、卵色の素地に緑と青、金彩の三色で彩った一群は「古清水（こきよみず）」と呼ばれます。

仁清、｢仁清｣印　江戸時代・17世紀

満開の花を付けた梅の木と月が、赤や緑、金や銀などで描かれています。全体に配置された金色の雲が、梅や銀色の月の姿を見え隠れさせています。

彭城百川筆　江戸時代・18世紀

下が透けるような荒い絹に、白梅が伸びあがり咲く様子が描かれています。作者の百川は名古屋に生まれ、舶載の中国画や画譜を学びながら絵を描き、俳諧もよくした日本文人画の先駆者の一人です。

2024年1月2日(火)

11時00分／13時15分　
和太鼓　湯島天神白梅太鼓　本館前

11時45分／14時00分　
獅子舞　葛西囃子中村社中　本館前

2024年1月3日(水)

11時00分／13時15分　
和太鼓　湯島天神白梅太鼓　本館前

11時45分／14時00分　
獅子舞　葛西囃子中村社中　本館前

12時30分／14時45分　
クラリネット・コンサート　ジュリアンズ　平成館ラウンジ

（注）各30分程度